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デイドリームをつかまえて

裕樹の日記PART?

デ・ベドゥステ・ティ・ミ・オ・ミン・ヴェンネ

2005年08月01日 02時45分32秒 | LIFE EXPERIENCE
この訳のわからんタイトルは何かというとですね、歌のタイトルなんですよ。
なんでもデンマーク語らしいです(正確な表記はDet Bedste Til Mig Og Mine Venner)。
デンマークの伝説的バンド(らしい)GASOLINというグループの曲(らしい)。
僕がなぜこの曲を知っているのかというと、昔好きだったバンドPretty Maidsがカバーしていたからだ。

高校を卒業して5年以上にもなるけど、高校生のころに好きだったバンドやアルバムでいまだに聴いているのはブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走(原題:Born to run)」ぐらい。
そのころはビーチ・ボーイズは「ぜんぶ同じ曲じゃん」なんて無礼なこと思ってたからね。本当は今でも思ってるけど。

で、当時この「デ・ベドゥステ・ティ・ミ・オ・ミン・ヴェンネ」って曲が大好きでよく聴いていたのだけど、最近とても懐かしくなってレンタルで借りて聴いてみた。
うーん、やっぱりいい曲だね。
綺麗なピアノのイントロから始まるロックチューン。思わず一緒に歌いたくなる。

けれどもね、この歌、タイトルからも分かるとおりデンマーク語なわけなんですよ。
日本語でも英語でもない地点で僕にはもう未知ですな。
単語の検討もつかない。
初めて聴いたときラジオのDJがこの曲の日本語訳は「火中の栗を拾う」だと言っていたが、100%ガセだろう。
で、レンタルしたCDに付いてた歌詞カードを見たわけです。
以下、その歌詞ね(カッコ内は僕の合いの手です、ねんのため)。

「デ・ベドゥステ・ティ・ミ・オ・ミン・ヴェンネ」

ストリートに陽が沈む(ふむふむ)
トワイライト・サウンドを拾う声(なるほど)
俺たちは保守にたいして反旗を翻す(ああ、ロックだねぇ)
そして突然俺は美徳というものがわからなくなるんだ(むむむ?)

そしてフロリドーと
セラスチンと
ヤツらは俺に何が欲しいって聞いてくる
俺と仲間に最高のものをって答える

ビリーはスピードでキメてた
ピップピップの17日くらいだった
ディスコ・ミュージックと奇声を上げる奴等と
そして古い仲間は旅に出てしまってた

そしてフロリドー
ジャッカルが笑い出した
最初の窓が壊れた途端
そしてボーイズはタイトロープを渡り出した
クレープ・ド・チンと女の子の服で

そしてフロリドー
神経は精神安定剤のガラスみたい
バグスボード・レイクのアイスホッケー
冷え切った車の中が好きだ
だけどその時お前は死ぬことをホントに怖がっている
そしてフロリドー


ええええええええええええ????
わからん、わからんよ、日本語でもわからんよ!!!
「そしてフロリドー」ってなに?「ヒップヒップの17日」ってなに??

誰か、デンマーク語がわかるひと、教えてください。

相鉄本多劇場

2005年07月29日 02時36分23秒 | LIFE EXPERIENCE
今日は12月に出る舞台の下見ということで、横浜の相鉄本多劇場まで行ってきた。
本多劇場は他の芝居を観にいったこともあって、ある程度小屋の広さとかは知っていたのだけど、あらためて広い!STスポットの倍はある!
おまけに、控え室も存在する!しかもかなり立派!
トイレと、どう使うのかわからんがシャワー室まである!
キャパも広さも、今まで僕の経験ではかなり上位のほうだ。

何から何まで立派でびっくりだったのだけど、ひとつだけ。
これは無いだろう↓。


火事をナメてるのか!?

サンタズリトルヘルパー

2005年07月27日 03時14分13秒 | LIFE EXPERIENCE
最近「シンプソンズ」にはまっている。
平日の僕の一日のハイライトは、朝の9時と夜の8時で、もちろんFOXチャンネルで「シンプソンズ」の始まる時間だ。
好きな理由は挙げるときりが無いのだけど、簡潔に言えばビーバス&バッドヘッドよりも可愛くて、サウスパークよりも毒にひねりが利いてるところか。
ブラックジョークが満載な上に、映画や音楽ネタも豊富で、なんで今まではまらなかったのか不思議なくらいだ。
昔、大学の後輩がシンプソンズのDVDを買ったことに大喜びしてて、図書館で鑑賞会をやってたのだけど、そのときも僕はピンと来なかった。

シンプソンズのブラックジョークは、すごくかわいいのだ。
マージの手紙より。
「今年はいいことと悪いことがありました。まず、悪いことから。うちの飼い猫のスノーボールが死にました。でも、いいこともありました。スノーボールⅡを飼ったんです。」

ホーマーがバート(息子)へのプレゼントを買うシーンより。
 店主  「これをお持ちなさい、ただしこの人形は呪いをもたらします」
 ホーマー「そりゃ やだな」
 店主  「でもフローグルトのおまけつき」
 ホーマー「そりゃぁ いいなぁ!」
 店主  「フローグルトも呪われてます」
 ホーマー「そりゃ やだな」

とりわけ、今一番好きなのは、飼い犬のサンタズリトルヘルパーだ。
シンプソン家のバカ犬として初回から君臨していて、名前の由来なんかも明かされる(根本的には明かされない)のだけど、こいつがまたすごく可愛いんだ。
バカ犬なのに、夜家族が寝静まったあと、こっそり猫のスノーボールⅡと一緒にソファでテレビ(たしかラッシーだったと思う)を観てたり。
リモコンが使える犬なんてサイコーじゃん!
しかもうちの飼い犬、ララにそっくりでさ。ぜったいアイリッシュ・セッターだぜ。
もう、パソコンの壁紙までこいつですわ。

ほんと、可愛いっす。

ミュージカル・フリーク

2005年07月22日 12時33分21秒 | LIFE EXPERIENCE
最近弟が変だ。
昔からその兆候はあった。
買ってくるDVDも「カクテル」とか「ロケッティア」とかどうしょうもない映画が多いし、
手書きのめちゃくちゃ凝ったクリスマスカードをクラスの友達全員に配ったり(コピーしろよ)、
ふと気づけばスター・ウォーズ エピソード3の台詞をすべて覚えようと奮闘していたりする。
そんな弟は、去年一月にブロードウェイで「RENT」を見て以来、ものすごい勢いで「RENT」マニア道を驀進している。

そう、凝り性の弟は、今ミュージカルに夢中なのだ。

飲み会とかでも、彼は隣の女の子を口説くかわりに、「RENT」がいかに素晴らしいかをとくと語っている。
相手が偶然、小さいころ(たとえ物心つく前でも!)「RENT」を観たことがある、なんて言ってしまった日には大変だ。
10年連れ添った盟友に再会したみたいに顔を輝かせ、彼のトークのスピードと量は3倍に跳ね上がり、もはや僕には何を言っているのか分からない。
きっと結婚の申し込みでもしてるんだろう。

昨日僕が家に帰ると、彼は「プロデューサーズ」のCDと「RENT」の日本語版のCDを買ってきていた。
英語版のCDはすでに持っていたんだけど、実家に置いてあるということで僕は油断していた。
「とうとうフリークの地まで堕ちたか。」
僕は稽古で疲れた体をベッドに投げ出して思った。
弟は、パソコンでぱちぱちと何か打ち込んでいる。
BGMはもちろん「RENT」日本語版(以後、「レント」)。
ときどき日本語の歌に合わせて英語で歌っているのが聞こえる。
僕の目は血走りはじめていた。誰か奴を止めてくれ。

彼が「プロデューサーズ」をあいだに挟みながら4ターン「レント」を聴き終わったとき、窓の外は朝日が差し込んで明るくなっていて、僕はベッドで軽く追い詰められていた。
「頼むからそいつを止めろ!止めてくれ!」
僕が我慢の限界に達し、怒鳴り込んだとき、彼は5ターン目の「れんと(もう変換もしねーよ)」を聴き始めて、それでも僕の言った意味を理解できずにきょとんとしていた。
「なんだ、今からが本番なのに。」
わけのわからないことを言いながら、しぶしぶ弟はCDをThe Policeに変えた。

彼がミュージカルCDと一緒に「JACKASS ザ ムービー」のDVDを買ってきたことから、奴にまだ善の心が僅かでも残っていることを期待したい。

稽古場日記

2005年07月21日 17時18分10秒 | LIFE EXPERIENCE
きのうの稽古のとき、僕はみんなより一時間くらい早く着いたので、アップをたらたらとやっていた。
背中の左部分から肩にかけてものすごく痛い。
その日にかぎったことじゃなくて、先週の土曜日からなんだけど、筋を痛めたみたいに痛む。
ははーん、これはやけに最近重くなってきた鞄のせいだな。
僕は昔先輩からもらった鞄を稽古場にひっくり返して、中身を出した。
すると、出てくる出てくる、僕が日常的に使っている(?)ありとあらゆる品々が。
あまりにも色々出てくるもんだから全部メモってしまった。

<ゆうきの鞄の中メモ>
ガム(噛んでないの)、アメ、紙屑、ガム(噛んだの)、
小銭、チラシ、給与明細、
封筒の束、
ペットボトルのおまけ×2(ハン・ソロのボトルキャップ、ミッキーのストラップ)
高田屋と書いてあるマッチ、
ジェル、扇、レンタルCD、
ペーパータオル、タオル、
保冷材×2、
本×2(村上春樹とアーヴィン・ウォルシュ)、
マンガ×4(「鉄腕アトム」×2、「バナナフィッシュ」、「ジェリーイン ザ メリーゴーラウンド」)
メモ帳 ノート
靴の裏、
ピーターパンの剣

以上。
いったい何のために2ヶ月ほどかけてこれらを溜め込んだのか非常に不思議でならない。
本とかメモ帳とかはわかる。
おそらくおおかたのヒトの鞄の中にも入っているだろう。
扇やら保冷材も暑がりやの僕ならではのアイテムだ。

だけど、靴の裏って?
靴の裏っ皮がなんの経緯で僕の鞄のなかに入ることになったのか、僕が頭を抱えているところで別の役者が入ってきた。
僕が今までのことを説明すると、彼女は
「ていうかなんでそんなものをここでメモしてるのかが分からないわ。」
とたいして面白くなさそうに言った。
まぁ、言われてみればそのとおりで。

だから、せめてもの供養ということで、ブログに記録してあげることにしたんだけど。

久しぶり稽古

2005年07月18日 13時29分33秒 | LIFE EXPERIENCE
劇団印象の前回の公演「空白」が終わってからずっと続いていた「何もしない」という生活に、昨日久しぶりに行われた稽古で終止符を打たれた。
印象の稽古ではないのだけど、メンバーもほとんど同じで、上本竜平氏が主催するAAPAとしての稽古だ。AAPAの龍田さんと印象の金川さんが演出として進行したワークショップだった。
さっきも書いたけど、「空白」が終わってからというもの僕は稽古という稽古をぜんぜんしてなかった。電車の中でたまに顔筋をやったりするくらいだ。
だから、前半の金川さん主導で進む体を使った練習にしろ、後半の龍田さん主導で進むエチュード(即興芝居ね)練習にしろ、僕にはまた新鮮で楽しめたわけで。

龍田さんは、AAPAで昔一度だけ共演したことがあったんだけど、今回のワークショップであらためて「あ、おもしろい人なんだ」と確認した。
普段何を考えてるか微妙にわからないから、たまに変顔やりながら迫ってきたり、いきなり「キンチョー!!!」とか叫んだりすると無条件に笑える。
天然キャラが似合うんだろうね。

でも、稽古の最後で龍田さんに「今回は稽古日数も少ないので皆さん乗り遅れないようにしてください。」と脅され、あらためて、「あ、これは稽古なんだ」と思い知った。
これは芝居の稽古だ。
電車の中で顔筋をやったり、鏡の前でブルース・リーをやったりしてるだけじゃだめなんだ。
あたりまえだけど。

というわけで、がんばります。

唐十郎:「鉛の兵隊」

2005年05月09日 03時28分39秒 | LIFE EXPERIENCE
この前、稽古が終わったあとに、演出の鈴木くんに誘われて唐十郎の新作「鉛の兵隊」を観に行った。
本当はキアヌ・リーヴスの「コンスタンティン」を観に行こうと役者仲間で言ってたんだけど、鈴木くんが寂しそうだったし、なにより同じくらいの年齢の人たちも出てるということで勉強がてらみんなで観に行くことになったのだった。
場所は新宿の空き地、そこに立てられたテントに茣蓙を敷いた客席、チケット3600円。
僕らがチケット買っているときに丁度目の前に小泉今日子なんかがいたりして、僕はちょっとおのぼりさん的な気分を味わい、「やっぱり芝居のチケットって高いよねー。」なんて言いながら赤い仮設テントの中に入った。

約3時間経過(省略)。

え?え?えーーーーーーーーーーーーーーーー????
わからん!最初から最後まで役者が何を言っているのかさっぱりわからん!
聞き取れないわけではない。多少早口だが単語が聞き取れないほどではない。
会話に脈絡が無さ過ぎるのだ。
まずストーリーが見えん。
ほとんどのシーンを会話でつなげているのに、その台詞の意味がさっぱり分からないのだから、外国語の芝居を観ている気分になってくる。かろうじて分かるのは日本が舞台であるということ。

さらに、ときどき笑いどころもちゃんと用意されていて、役者は一生懸命笑わせようとしている。
けれども、もう僕には何がなんだか分からなくてちっとも笑えない。
でね、また悪いことに、周りの観客はちゃんと笑っているのだ。
これに僕は一番混乱した。
え?なんで?なんでみんな笑ってるの?
僕は約3時間のあいだ、ずっと不思議でならなかった。
外国で芝居観ている気分だったよ。
外国といえば、一人外国人の女性のお客さんがいて、「外国人なのに台詞聞き取れるのかなぁ」なんていらん心配してチラチラ見ていたのだが、彼女もしっかりと笑っていた。



俺がおかしいのか!?

なんでみんな言わないんだ!?「私にはわかりません」って。

僕には全然理解できない芝居をみんなが楽しんでいる、その空間がひたすら異様に思えた。

鈴木くんはあとで、「唐十郎はもう古いんだろうな。」って言っていたけれども、僕はあんな理解不能な芝居が流行っていた時代があって、それがそう遠い昔ではないということが、怖い。

久しぶり日記

2005年04月30日 01時38分17秒 | LIFE EXPERIENCE
今日かなり久しぶりに弟に会った。
彼はおもむろにパソコンに向かうとブログで日記を書き始めた。
「あれ!?智ちゃんブログやってんの??」
「うん、かなり前からだけどね。」
なんだぁ。(水)臭いなあ。それなら教えてくれればよかったのに。
と読んでみたら、けっこうマメに更新しているじゃないですか。
お恥ずかしいかぎりで。
俺もちゃんと書かなきゃね。

いやね、言い訳になっちゃんだけどね、山崎さんの事務所で働いているとホント何も書けなかったんですよ。
書いていいこと悪いこと多すぎてさ。
なにしろね、この前の日記でさえ(兄貴の)かなり厳しい検閲があって、「よろしい。」と世に送り出した日記だったからね。
で、僕は福岡に帰っているあいだ、ほとんどの時間を山崎さんの事務所で働いてたもんだからさ。
もう、何も書けなかったんすよ。

でね、福岡なんだけどさ、ホントに居心地が良くてねぇ。
時間がゆっくり流れているっていうかさ。
春っていう季節のせいもあるけど、麗らかに進んでくれたわけ。
食べ物もおいしいし。
基本的に田舎なんよ、あそこは。もちろんいい意味で。
明日からの本格社会復帰が思いやられます。

今日は一日部屋の掃除をしていた。
一ヶ月もこのうちを離れていたもんだから、ヤバイことになっているわけよ。
トウガラシは見事に枯れてるし、台所と居間にそれぞれ柿とバナナの変色死体が転がってて。
何度も挫折しかけましたよ。
でも、あれだね。掃除すると気分悪くなるよね。
え?普通逆だって?
いや、掃除中のことだよ。
埃吸ってるのかなぁ、頭が重くなってくるんだよね。
あと、掃除機から出るあの臭い空気って、あれ、絶対有毒だよね。
息が臭い友達みたいなもんさ。そんな気がする。

営業マン

2005年04月05日 22時54分50秒 | LIFE EXPERIENCE
実を言うと今僕は福岡に戻って、山崎拓先生というおじさんの事務所で働いている。
自転車に乗って挨拶したり、「エロ拓」と落書きされたポスターを剥がしたりしている。

山崎拓の事務所とは、みんな時々刻々と迫る衆議院補欠選挙に焦燥しきった顔で難しい話をしていると同時に、「先生、朝立ちされますか?」「うん、するする」なんて会話がなされても決して笑ってはいけない恐ろしいところである。

しかも、何より恐ろしいことに、この僕が南区の向野と野間という2町の営業を任されている。
後援者の家一戸一戸にまわり、「うちの山崎はどうですかね」と訪ねてまわる。
山崎氏は「こうした地道な努力が大切なイメージアップに繋がる」と豪語する。
つまり、この2つの町に関して、山崎氏のイメージは僕に左右されているといっても過言ではない。



本当に勝つ気があるのか拓先生!