goo blog サービス終了のお知らせ 

デイドリームをつかまえて

裕樹の日記PART?

マリー・アントワネット

2006年03月01日 12時09分00秒 | 映画の話
今度、「ロスト・イン・トランスレーション」の監督、ソフィア・コッポラが映画化するのは、あのマリー・アントワネットの物語らしい。
主演にキルスティン・ダンストとスカーレット・ヨハンソンを向かえ、ソフィア・コッポラの映画としては一番お金をかけた作品になりそう。
ふたりとも、ソフィア・コッポラの映画で成功した女優さんだから、相性も良さそうで、早くもアップルのホームページで予告編が公開された。
http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/marieantoinette/
時代物なのに音楽のセンスが妙に良かったり、キルスティン・ダンストの走り回る映像がちょっと物悲しげに見えたりするのは「ヴァージン・スーサイズ」っぽいですね。
でも、共演のはずのスカーレット・ヨハンソンはまったく映っていません。ネタばれにあたるのでしょうか。
ちなみに、「ハッカビーズ」で主役なのにジュード・ロウばかりが話題になってた可哀想な人として僕は覚えている人で、ソフィア・コッポラの従兄弟にあたるジェイソン・シュワルツマンもルイ16世の役で出ているそうです。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2005年12月20日 00時22分13秒 | 映画の話
ちょっと遅いのだけど、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を観にいった。
実はハリー・ポッターのシリーズってそんな好きではないんだよね。
巷で人気がありすぎるってのもあるけど、どこかその人気に甘えた映画作りであるように見えるんだよなぁ。
それでも毎回見てる(しかも2と3は映画館!)ってことは、僕も心の底ではこのなんちゃってファンタジー映画が嫌いでも無いということか。

それで、気になるパート4である。
原作では上下2巻構成になっていたシリーズ最長のこのストーリーをどう2時間強にまとめるのか、非常に気になるところだ。
噂で原作の上巻半分くらい使って長々と書かれているクィデッチのシーンが丸ごと省かれるという情報もあったが、実際は必要最小限の伏線として再現されていた。
個人的にはこのパート4が一番原作の世界観を忠実に再現しつつ、うまくまとまっているのではないか、と思う。
前3作では必ずあった「?」な部分(これは冗長なシーンをカットしているために起こる)が無いし、見せ場の連続で飽きることが無い。
CGも「賢者の石」の頃よりも数段進化していて、同時期に公開された「ロード・オブ・ザ・リング」に完全に負けていたという印象をやっと拭えたかな、といったところだ。
なにより、僕、家族とか兄弟モノに非常に弱いんだよね。
特に今回、ハリーのにわか兄ちゃん的な存在であるセドリック・ディゴリーってキャラが出てきて、コイツの存在がほんといい味出してて好感度が高い。
まぁ、詳しくは語れないけど、ハリー・ポッター観て涙が出るとは思いませんでしたよ。
奇しくも同時期に公開されているロード・オブ・ザ・リングの監督ピーター・ジャクソンの「キング・コング」の評判もかなり上々で、こっちも楽しみだ。

あ、今回レイフ・ファインズが意外な配役で出ていて、びっくりしました。
音楽担当がジョン・ウィリアムズに代わって、僕の大好きなジャーヴィス・コッカーだったのにもびっくり!ほんと、びっくり!!

チーム・アメリカ

2005年10月07日 23時57分37秒 | 映画の話
最近ですね。
なんか、ブログに嫌われてるみたいなんですよ。
どうも、どうしても、僕の書いたことを消したいみたいで。
エラー出したり、メンテナンスしてたり、姑息な手を使って。
さっきも「チーム・アメリカ」のレビュー書いてたんですよ。
それはもう一生懸命。
長々と書いて、リンクまで貼って、プレビューでちゃんと飛べるかどうか確認したんですよ。飛べましたよ、ちゃんとリンク先まで。
戻ったら全部消えてました。
ほんと、書き手のモチベーション下げるのうまいね、君は。デイドリーム君は。

で、書き直そうと思ったんですけど、ふと考えたんです。
僕が書いていた文章ってのは書き直すに値するほど面白かった文章なのか?と。
もっと言ってしまえば、「チーム・アメリカ」より面白い文章を僕は書けるのか?と。
むりむり。
むしろそっちの質問のほうが僕のモチベーションを下げましたよ。
だからレビューはこの方に。
ここね。
っていうか、僕の言いたいことココに全部書いてありますもん。

ときどき、僕自身が面白いと思うモノって本当に面白いのかって不安になります。
今回のチーム・アメリカにしても、僕ら以外の観客もいたことはいたんですけれども、明らかに映画オタクで、会社とかで「○○さんってキモいよね~。なに考えてるか分からないもん」とか言われてそうな人たちばかりで(はっ、僕がいつも岩崎嬢に言われてることじゃん!)、
彼らが10秒に一回とかのペースで上げる笑いとかも、あの、「僕は分かってるよ~」みたいな笑い声なんです。
まぁ、僕らもそうなんですけど。

僕の弟が言ってたんですけど、
「この映画って、アメリカ映画が好きな人、ロックミュージカル「レント」が好きな人、北朝鮮ネタが好きな人、下ネタが好きな人の、さらにその一部の人達のためだけに作られてる」らしいです。
まぁ、それ大部分の人は引くでしょうね、普通に。

でも、僕も「チーム・アメリカ」で笑えるような人たちのために芝居を作りたいなぁ、と最近思うのです。

ファンタスティック4

2005年09月29日 02時07分44秒 | 映画の話
今日は最後の休暇、昼間は時間があったので新百合ヶ丘で「ファンタスティック4」を観に行った。
「スター・ウォーズ エピソード3」を先行上映で観に行ったときに、なんとも面白くなさそうな予告をブチかましてくれたこの映画だが、何度も予告を観るうちに、感覚が麻痺したのか、なんとなく面白そうに見えてきた。
これも宣伝効果ってやつか。

結果的に言うと、別にそんな悪くないじゃん、て感じだ。
いや、誤解させて怒られるといけないから言うけど、別に良くもない。
せりふとかストーリー展開とかスター・ウォーズ並みにチープだし、後半のボス(?)との戦いだって今思い出してみると、思い出せるシーンがひとつとして無いってアクション映画としてどうよ!?

んまぁ、ジェシカ・アルバってばセクシーだし、彼女の弟役の青年はノー天気なキャラでいい味出してる。

でもね、僕としてはすごく気になった点がひとつ。
ていうか僕が最後の戦いを全然覚えていないのも、たぶん、そのせい。
彼だ。

右端の彼。
ほんと、気になるんですよ。
主要メンバーの一人だし、本作は彼の苦悩がメインストーリーと言っても過言ではない。
みんな怖がっているけど、ほんとは心の優しい力持ち。
誰か上着を着せてあげて。

でも、やっぱり気になるんです。
ミュータント化した途端に指が4本ってどゆこと!?
皮膚の岩石化とか、どうでもいいっす。
なぜ指の数が減るんだぁ!!
しかもなんで誰もそのことに触れないんだぁ!
やっぱりファンタスティック4だからかぁ!?
でも俺にはホーマー・シンプソンにしか見えん!!

ケツ鼻

2005年09月13日 02時58分07秒 | 映画の話
弟がミュージカルにハマッていることは昔ここで書いたんだけど、そんな彼は今度「レ・ミゼラブル」というミュージカルに主役で出ることが決まっておりまして、今日も家でドラマ版「レ・ミゼラブル」を観ていた。
出演者のほとんどがフランス人なのに、みんな英語をしゃべっている、全4話構成のなんとも奇妙なドラマです。
僕としては「レ・ミゼラブル」は「レント」とともにそろそろほんとうんざり来てるんだけど、ドラマ版は僕の愛しのヴィルジニー・ルドワイヤン(「ザ・ビーチ」「八人の女たち」)が出演しているので、特に文句も言えなかった。
で、あらためて観てみると、いろいろ気づかされますね。

ほんとに綺麗なヴィルジニー嬢に比べ、マリウスの顔はイヤらしいな、とか。
コゼットのハンカチを拾って匂いを嗅いだり、ハンカチを届けに行ってコゼットを物陰から覗いたり、ほとんどストーカーです。
前述したように、出演者はほとんどフランス人で、脇役の人なんてフランス訛りの英語しゃべってるくらいです。無理するな。
今回、一番気になったのはジャン・バルジャン役のジェラール・ドパルデューであります。
彼はフランスの大御所俳優で、「シラノ・ド・ベルジュラック」とか「1492コロンブス」とか昔の「モンテ・クリスト伯」とか大作モノに必ずといっていいほど顔を出しているミスター・文芸みたいな人です。
で、彼なんですけど、鼻が、鼻の頭が、すごい割れてるんです。
それが貫禄を捻出している部分もあるんだろうけど、改めて見るとケツみたいに割れてます。
びっくり。
いや、ここで僕が言ったところでなんの意味もないだろうし、そのことはトラボルタの顎みたいに有名な話なのかもしれないけど、なんか、すごい興味が出てきてしまって、彼の鼻の頭に。
ほんと立派なんですよ。
写真を探してみたんだけど、写真で見る彼はそんなに割れてないから、もしかしたら特殊メイクとかなのかもしれないっす。
もしかしたらトラボルタの顎みたいに有名なのかもしれない。
シラノ・ド・ベルジュラックやるぐらいですからね。
彼のケツ鼻にはロマンを感じます。

ロビン・ウィリアムスが友達らしいっす。
わかるなぁ。

ネタがないわけではないんだけどね…

2005年07月14日 02時53分36秒 | 映画の話
最近スターがばたばた倒れている。
整形した小鼻が我々を魅了してやまないチェ・ジウ嬢を初めとし、ライブ8のビデオ撮影でエチオピアに行ってインフルエンザに感染したブラッド・ピットも入院し、不思議な連鎖反応で元夫人のジェニファー・アニストンも倒れたらしい。
なんだかドミノみたいだね。

どうでもいいけど、チェ・ジウが倒れるのって昼ドラみたいでいいよね。
「ジウさま、ジウさま、そろそろ起きてください。」
「駄目なの、今日は。ベッドから出たくないわ。」
「そんなこと言って、またビョン様に恋してしまったのですか?」
「うるさいわね!あっち行っててよキム!!」
そんな微笑ましい光景が眼に浮かぶ。

ブラッド・ピットもあの映画でよく見るわざとらしい苦渋の顔つきでうなされてるのだろうか。
アンジェリーナ・ジョリーも一緒に行ったらしい(彼女はまた養子を引き取りに行ったそうだ)けど、あの人は簡単には倒れなそうだ。
ちなみに、「Mr.&Mrs Smith」の予告見たけどけっこう面白そうだった。

ジェニファーは…、まぁどうせ仕事なさそうだからいいんじゃない?

ちなみに、その頃の僕はといえば、誰にも起こされずに放置されてたら夜の7時まで寝ていることが分かったばかりだった。

宇宙戦争

2005年07月02日 04時30分37秒 | 映画の話
ここのところ、自分の思い通りにいかないことが多い。
やることなすことすべて裏目に出てしまい、自分の限界を感じてしまう。
僕は、昔自分が思っていたほど興味深い人間ではない、という現実を突きつけられる。
ナルシチズムとロマンチシズムが足りなくて禁断症状を起こしてる感じ。
併用過剰摂取の副作用に違いない。
もっと投与量を増やしてみると楽になるのかも。

そういうときは、ひとりで映画を見に行くにかぎる。
ちょうど僕は土曜日に行われるスター・ウォーズの先行上映のチケットを買いに渋谷まで出ていた。
そこでやってたのが「宇宙戦争」。
トム様とスティーブン様の「マイノリティ・リポート」以来の強力タッグで、自動的にクオリティの高さを約束されている。
トム様ことトム・クルーズはナルチシズムの教祖、きっと僕らに生きる力を与えてくれるに違いない。
スティーブン様ことスピルバーグはロマンチシズムの神、きっと僕らに夢を提供してくれるに違いない。

てことで行きましたよ、渋谷シネタワー。




ヘッポコでしたよ「宇宙戦争」。

なんだあれは!?
なんなんだそれは!?
序盤から突込みどころ満載で、スピルバーグは本当にやる気があって作ったのか疑問なくらいだ。
まだ観てない人のほうが多いから詳しくは書かないけど、普通にゴーサイン出す脚本じゃないだろ。
なにしろ主要キャラクターに魅力が無い。
父親も息子も最初から最後まで何がしたいのかよく分からん。
それに、僕が何度画面の中のヘボ宇宙人に叫んだことか。「早くあの天才子役を黙らせてくれ!」

トム・クルーズがビーチ・ボーイズ歌うシーンがあるからって俺が許すと思うなよ。


今更こんなこと書いても不毛だけど、僕はあの賛否両論だった「マイノリティ・リポート」は好きでしたよ。
ストーリーには同じく無理はあったけど、ディテールはかなり凝ってましたもん。観ててわくわくしましたもん。
何かのパンフレットに「今回(宇宙戦争)は驚くほどスムーズに製作が捗りました」みたいなことが書かれていたけれども、僕はスムーズじゃなくてもいいから「マイノリティ・リポート」くらいのモチベーションくらいは感じたかった。

だって、全編を通して一番びっくりしたのは「キング・コング」の予告で突如現れた激痩せピーター・ジャクソンですもん。
おまえは生まれつきデブひげだったんじゃなかったのか!
いや、あれはILMのCGに違いない!
ILMはあれで予算を使い果たしたんだ!そう信じたい。

とにかく、僕のささやかな気晴らしは無残にも打ち砕かれた。
こりゃ、スター・ウォーズに期待するしかねえわな。
頼むぜ、ジョージ!!

スターウォーズ

2005年05月26日 02時57分50秒 | 映画の話
もうここで僕が書くことでもないと思うんだけど、もうすぐ「スターウォーズ エピソード3」が公開される。アメリカではもう公開されていて、しかもものすごく評判がいい。弟も映画の予告を観て、「観なきゃよかったー!うぉー!!」と大喜びだった。

ゆ;「それでですね、Bさん、スターウォーズのテーマって知ってますよね?」
B ;「うんうん」
ゆ;「で、帝国のテーマも分かりますよね。」
B ;「…。」
ゆ;「ところがですよ、スターウォーズってのがこれまた『ジェダイのテーマ』っつうのがあるわけですよ。Bさん、どんな曲かわかります?」
B ;「あのね、じつはスターウォーズって観たことないのね。」


ああああああああ!?

ちょっと待ってくださいよ。スターウォーズっつうのはもう映画の粋を超えた作品ですよ。
なんで役者をやっている人間が教養として見ないんですか?
俺よりも500倍芝居上手いくせに(泣)!

B;「だって面白くなさそうなんだもん。」

そうだ。それだ。
世の中には、誰が広めたか分からないが間違った噂が普通に蔓延することがある。
「最所くんが台詞をトチるのは薬物でラリってるせいだ。」
「最所くんが舞台で足が震えてるのは禁断症状を起こしているせいだ。」
「スター・ウォーズは面白くない。」
おい誰だそんなこと言った奴は!出て来い!おじさんが説教したる!!

まじめな話、昨日もバイト先の女の子で「スター・ウォーズあたし見たことないの~」などとぬかす女の子がいたので、居酒屋の座敷で小一時間熱く説教をしてあげた。
あれほど世界中の観客を熱狂させ、各エピソード公開時には、もはや映画というよりもお祭りに近い雰囲気を作り出すほどの映画なのに、観たことのない人がいる。その一番の原因はこれだ。
「だって面白くないんでしょ?」

もしもこれを読んでる人が同じようなことを思っているなら、ちょっと聞いてくださいよ。
すべてはあの「エピソード1」のせいなんですよ。
スター・ウォーズが面白くないなんてぬかしている奴に聞いてごらんなさい。十中八九スター・ウォーズ「エピソード1」しか観てないヘナチョコどもですよ。
それか「エピソード2」しか観ないという暴挙に出たヘッポコどもですよ。
お前らここに座りやがれ!
いいかい、スターウォーズはね、クドカンのドラマじゃねーんだ。
途中から途中まで観て面白いかどうか分かるかっての。

いいか、男なら、男じゃなくても、スターウォーズは「エピソード4」から観るべし!
もう一度言う、観るべし!「エピソード4」から!!
正しい順番は4→5→6→1→2だ。

「でも、『エピソード1』の方が時代は昔なんでしょ?」
冗談言っちゃいけない。「メメント」を時間軸通りに並べ替えて観る馬鹿がどこにいますか?
クドカンのドラマだって回想シーンから順に観ていったら絶対つまんないって。
そういうのはネタでやるもんだろ。

ゆ;「というわけなんですよ、Bさん」
B ;「でもさ、あれだ、全部観るの時間かかるんだもん。」
ゆ;「あれ?Bさん『ロード・オブ・ザ・リング』は観ました?」
B ;「うん、あれは大好き。」
ロード・オブ・ザ・リングはひとつ3時間の大作だ。3時間×3=9時間。
それにくらべ、スター・ウォーズはだいたい2時間。旧三部作(4、5、6ね)を観るとして、2時間×3=6時間。どうですか?お得感が増しません?

「スター・ウォーズなんか観るよりも他の観た方がお金も時間もかからないもん。」

裁判長;「それでは弁護人、証人Bへの反対尋問を許可します。」
弁護人;「では、Bさん、突然ですが『キングダム・オブ・ヘブン』はもうご覧になりました?」
証人B ;「はい。観ました。」
弁護人;「面白かったですか?」
証人B ;「いいえ、はっきり言って非常につまらなかったです。私はオーランド・ブルームも歴史大作ものも好きなのに、それでも時間の無駄だと感じました。」
弁護人;「いま『時間の無駄』、とおっしゃいましたね。具体的にどれだけの上演時間だったか、覚えていますか?」
証人B ;「さあ、三時間くらいかしら?」
弁護人;「正確には145分です。しかし、それでもその時間を使えば、一話完結の『エピソード4』を観た上に『エピソード5』でダース・ベイダー卿がオゼル提督を殺しピエット艦長を昇進させるシーンまで観ることができたのです。『キングダム~』を観るためにかかった費用は1800円+交通費。それに比べてスター・ウォーズは近くのビデオ屋のレンタル代だけ。聡明な陪審員の皆さんならどちらが有効な時間とお金の使い方か、公平な判断を下していただけるかと思います。」

B ;「あれ~。私、観ない理由がない!ありがとう、ゆうきマン!」

ふう。また長くなっちまった。
とにかくさ、「スター・ウォーズ」観ようよ。
だって最後のお祭りなんだよ。もう続編できないんだよ。
せっかくだから映画館で騒ごうよ。
だからって「エピソード3」だけ観ようなんて思わないように。

セルラー

2005年03月05日 01時38分27秒 | 映画の話
この間、弟と「セルラー」という映画を観に行った。
キム・ベイシンガー演じる主人公は、ある日突然拉致される。
誰に、何のために拉致されたのかは分からない。
部屋には壊された電話。
キムたんは必死で壊れた電話回線をつなぎ合わせて、やっと誰かの電話にかけることに成功する。
しかし、その携帯電話に出た男性はビーチで女の子ウォッチングを楽しんでた普通のおにいちゃん。
当然キムたんが事情を一生懸命説明しても本気にしてくれない。
しかし、やっとつながった電話、向こうに切られたら終わりである。
どうする?キムキム!?

そんな話だ。

ちなみにキム・ベイシンガーに韓国人の血は流れていない。念のため。

始まって5分もしないうちに話は本流に突入する。
最後までそんな感じで余計な演出が一切無いストーリー展開が良い。
キムさんの明らかに整形を重ねた結果のゴム人形みたいな顔を愛嬌だ。
ここまで携帯電話をうまく使った脚本もそう無いんじゃないかな。
かなり期待してたのに、その期待以上の大満足を得た映画だった。

ちなみに、僕のもとにそんな電話がかかってきたらマズイ。
明らかに人選ミスだろう。
なぜかというと、僕の携帯は今かなりのポンコツなもんだから、すぐ電池が切れてしまうのだ。
数分話すとプツッ。メールをしててもプチっ。
「お願い!たすけて!!」
「あ、あのね、この電話ね、かなり古…」プツっ…。プープープー。
あーあ、終わっちゃった。

だから、もしも誘拐されて、僕に助けを呼んで欲しかったら電話しないでまずメールしてください。
できるだけ最善の対処をします。誰かに転送する、とか。