goo blog サービス終了のお知らせ 

デイドリームをつかまえて

裕樹の日記PART?

人生は上々だ(後編)

2006年10月13日 01時23分01秒 | LIFE EXPERIENCE
で、僕の仕事ってそんなんだけど、最近実はけっこう楽しくなってきたりしてる。

結婚に関しても、昔ほどひねくれた考えを持っていないし、そういった制度に反対もしない。
それどころか、こんな僕でも時々は「結婚したいなー」と思ったりする。年を取るって怖いね。

でも結婚式ってモノ自体は見れば見るほど胡散臭いものであるように見えてくる。
出席者ばかりかほとんど当日しか関わっていないスタッフまでウソっぽい笑顔で「おめでとうございまーす」なんて口々に言ってる様は、ほんと、異様な光景だ。

いや、他人の幸福や幸運を祝うのは悪いことではない。

僕だってハードロックカフェやフライデーズに行ったとき、誕生日の人がいれば、できるだけスタッフと一緒に拍手したりバースデーソングを歌ってあげる。

でも、結婚式って何か違う。
もっと歪んだ、ディズニーランドみたいな、なんだろ。

と思ってたら、式中に司会者がこんなことを言った。
「今日は○○さん(新郎)と△△さん(新婦)にとっての人生最高の日です、、、」
それを聞いて、僕は本当にびっくりしてしまった。

なんでそんなこと、この人にわかるんだ!?

僕が新郎だったらそう思う。
なんだってコイツなんかが俺の人生の最高の日を勝手に決めてるんだ?

ある人にとって人生最高の日は、大学に合格した日かもしれないし、もっと遠い昔のことかもしれないし、死ぬ間際かもしれない。あるいは、結婚はしたけど隣の若奥様に恋をして、勇気を出して庭の手入れをする彼女に挨拶ができた瞬間かもしれない。
そんな大切なこと、他人に決められてたまるもんですか。

だいたい、結婚式が人生最高の日なんて、すごく、つまんない人生だと思いませんか。
極端な話、その新郎新婦の人生は、結婚式という頂点が終わったら二次関数y=-x*xの放物線みたいに下降していくのだ。
もちろん司会者はそんなこと思って言ってないのかもしれないけど、僕はそこに結婚式の胡散臭さの本質があるような気がする。

他人が他人の人生を無理矢理盛り上げて、しかもそいつに400万円くらいかけてる。
うっひょーい。
ほんと、とんだ人生最高の日だよ。

ま、僕はそのおかげでケーキのつまみ食いができるのだけどね。

人生は上々だ(前編)

2006年10月12日 00時24分44秒 | LIFE EXPERIENCE
今日、いつもの結婚式場で働いているとき、式場キャプテン(偉い人)がぼそっと言った。
「俺さ、友人(新婦)の結婚式で泣く女友達の気持ち、わかんねーな。」

彼曰く、彼女たちは別に自分たちの親友の掴んだ幸せに感動しているのではない。
女として、友人の幸せに泣く友達思いで涙もろい自分、その姿に酔っているのだ、と。

それが本当かどうかは僕には分かりません。
僕は男だから、たぶん一生分からないだろうし、そんなことを掘り下げて探究したいとも思わない。

でも、どう見ても安っぽい芝居やドラマや映画を観て涙を流している女友達を見て、よくもまぁこんな簡単に感動できるものだ、と感心することは僕もあります。
感受性の豊かな彼女たちに、そこら辺にあるビルを指して、「あの建物はね、僕の生き別れのかわいい弟が不治の病で闘病して3年前に死んだ病院なんだ」とか適当なこと言ったら、なんだかよく分からないけど感動して泣くのかな、とか意地悪なことを考えたりもします。

なんだっけ。
そう、泣くことは悪いことじゃない。
女の子は優しいもんね。
友達思いだもんね。
延々と20分もスクリーンで流され続ける新郎新婦のビデオアルバム、BGMでコブクロの曲なんかが流れてたらもうシチュエーションは最高です。
今日の僕の担当のテーブルも例外ではなく、4人席の4人の新婦友人たちはあの最高に感動的で退屈なビデオアルバムを観て涙を流していました。
実に素晴らしい結婚式ですね。

ただね。

僕の仕事。

それは、白ワインボトルを抱え、その涙の防衛線を潜り抜け、
「先ほどお出ししたお魚料理によく合います白ワインはいかがですか?」
と胡散臭いスマイルを浮かべながら訊くことなのだ。

会場は真っ暗で、感動的なビデオアルバムが僕の後ろで流れてる。
みんなキョトンと僕を見る。
「え?なに?」
映画のクライマックの最中にポップコーンを売りに来たお兄さんを見る目だ。
すっごい空気読めないちゃんじゃん、俺。

それが仕事。
なんなんだろうね。

熱海

2006年09月20日 00時37分00秒 | LIFE EXPERIENCE
誰でも、教養のある頭の良い人間でありたいという欲望はあると思う。
僕だって例外ではない。

誰も信じてくれないけど、僕はたしか大学の2年生まで熱海のことを「ねっかい」と読んでいた。

正確に言えば(言い訳させてもらうならば)、「熱海」という地名があることも、「あたみ」という地名があることもそりゃ知っていた。
ただ、その二つが結びついていなかっただけだ。

みんなが、クラーク・ケント氏が実はスーパーマンであることに気づかないのと一緒だ。

「ああ、それね、『ねっかい』じゃなくて『あたみ』って読むんだよ」
そんなとっても大事なことを教えてくれたのは、当時の親友マヤゴンでも大学の教授でもなく、小田原にある料金所のおじさんだった。

僕はそのとき、自転車で藤沢から行けるとこまで行ってみようと海岸沿いをしゃこしゃこ走る限りなく青春チックな一人旅を敢行中だった。
それで、あろうことか料金所のおじさんに、「すみません、ねっかいってどっちに行けばいいんですかね。」と一点の曇りもない純粋な瞳で聞いたのだ。

ああ青春とは無知のこと、君はなんてかわいらしく恥ずかしいセピア色なのだろう。

「おめー、それ絶対ネタだろ。」
稽古のパートナーであるたかちゃんは言った。
「熱海殺人事件」という戯曲の稽古をしていたので、ふと僕の恥ずかしい過去(の一部)を思い出したのだ。
確かに、ネタだと言われたら、そんな気もする。
いや、むしろそうであって欲しい。

僕だってウソだと思いたい。
もっと言えば、溝を越えようとジャンプして、手をついたところにウンコが落ちていて、手にべっちゃりウンコがついたあの過去や、電車のドアにコートのフードが挟まって抜けなくなり、30分くらいドアの前で降りられずにに立ちつくしていたあの過去だって全部ウソにしてしまいたい。

でもいつか僕に、純粋な青年が聞いてくることがあるかもしれない。
「ねっかいってどこにあるの?」
「ねっかい殺人事件ってどんな話?」
そんなとき、僕は彼のことをバカにしたり、蔑んだりせずに、優しく教えてあげることができるのだと思う。

「坊主、いいか、それは『ねっかい』じゃなくて『あたみ』って読むんだぜ。覚えときな。」

ああ青春とは錯覚のこと、きっと彼の目に僕の背中はとてもとても大きくうつることだろう。



お米が送られてきた。

2006年08月15日 02時12分39秒 | LIFE EXPERIENCE
実家、福岡で暮らす両親から。

最近お金のない最所兄弟にとって、これはかなり大助かり。
タイミングも申し分ない。

大変ありがたい。

ただね、ただね。

不在伝票が届いたときから、なんとなく感づいてたんだけど、、、。



宛名のとこ、弟の名前間違っております…(-_-;)。

友樹→智樹。
えーーーーー。ありえねー。
フクオカンジョークなのかな、これは。
ま、俺の名前じゃないから良いのだけど。

夜更かし

2006年08月01日 02時18分36秒 | LIFE EXPERIENCE
体が痛い。
きっとソファで寝てたせいだ。

バイトがいつもより早く終わって、僕は久しぶりに晩御飯を家で食べた。
春のある日、僕は突然自分が今後しばらくは家で晩御飯を作る機会が無いであろうことに気づいて、ひどく絶望的な気分になったことを覚えているが、それも慣れてしまえばなんでもないことではあった。
だけど、家に帰って、昨日弟が作ったコロッケのタネを丸めて、コロモをつけて、ほどよく温度の上がった油の中に落とし、サクサクしたコロッケを箸でつつきながら揚げると、長いあいだ忘れていた幸福感を感じた。

あー、俺、やっぱり料理好きだわー。

その幸福感に浸っていたら、眠くなってそのままソファで寝てしまったのだ。
たぶんそれが10時くらい。
で、1時くらいに弟が帰ってきたのは覚えているのだけど、また目を瞑って次に起きたときには3時になっていた。

変なタイミングで起きてしまった。
その前に、変なタイミングで寝てしまったことを後悔した。
せっかく「LOST」の最新話を借りてきたのに、観ないで眠ってしまったのだ。

台所に行くと、敵国の爆撃の後みたいにひどい状態になったシンクを見て、気が重くなった。
弟を起こして、3,4発殴り、「お前が全部汚したんだ、お前が掃除しやがれこのバカやろう!」と怒鳴って、昔おばあちゃん家にあった汲み取り式便所の深穴に突き落としてやりたくなったが、そこは僕も大人。
洗濯機のスイッチを入れ、寝る前に観るはずだった「LOST」を観ながら台所の掃除を始めた。

「LOST」は本当に面白い。
「24」も面白いけど、もっと人間ドラマが丁寧に描いてあって、観ていて本当に悔しくなる。
こっちが観たい物語を見せてもらってる感じだ。
最近、映画「クラッシュ」を観たときも、その人間ドラマの深さに感動したけれども、あれはアメリカ人にしか作れない話だった。
でも「LOST」は違う。
なんで日本人ってこんな話を作れないんだろう。
テクニック的にもすごく参考になるなぁ。

そうこうしているうちに夜が明けてきた。
また眠くなってきたなぁ。
あー、キャリアウーマンの人、誰か結婚してくれないかなぁ。
俺、けっこういい主夫になると思うんだ。

ホリデイ

2006年07月15日 04時08分27秒 | LIFE EXPERIENCE
↑橋本のおもちゃ屋さんで見つけたバート・シンプソン。
似せようという気すら感じられなくて、イイね。

ちょっとした幸運が転がり込んできて、今日一日休みだった。

考えてみたら、ここ3ヶ月くらい休みっていう日が無かったもんだから、けっこう楽しみにしていた。

でも、あれだな。
俺、ほんとインドア派だな。
前日の就寝前に部屋の中でひっそりと行われた事前シュミレーションでは、ウォークマンでシュガー・レイなんか聴きながらビーチで寝そべって本を読むとか、そういうイメージだったんだけど、実際僕が日中してたことといったら、ソファに寝そべって映画「ディア・ウェンディ」を観ていただけだった。
すごくいい映画だったから良かったんだけどさ。
せめて「ザ・ビーチ」とか「ビッグ・ウェンズデイ」とか観れば良かった。

でも、夕方からはデートだった。
ま、デートっつっても以前バイト先で一緒だった女の子とディナーを一緒に食べるだけなんだけど。
なんていうか、僕の方はこの夏休みというべき休日をエンジョイしようと必死なわけさ。
昨日まで使ってきた頭とはまったく別の部分をフル回転させて、もう一度甦れわが青春的気合いでいっぱいなわけさ。
でも向こうは仕事帰りの夕食。
そこらへんに、僕という人間の悲しさが漂う。
ちなみに、最後に僕がデートしたのは3ヶ月前で、相手もこの女の子だ。
なんだか、俺って、一途。

その女の子は、僕のバイト先で仕事の一部を教えてもらった師匠みたいな人(年下だけどね)だ。
話し上手なもんだから、僕があんまり話す必要がなくて、こちらとしては非常に助かる。

別れ際、デート・マナーの話になって、彼女がマナーにちょっとうるさいことを知ってちょっとドッキリした。
できれば、そういう話題は最初に振って欲しい。

 「もう、最所くん、サイコー。結婚して欲しいわ。」
 信じられないことに、僕のエスコートが完璧だったのか、彼女は僕の腕に手をまわし、うっとりとした目で僕を見つめ、軽いプロポーズの言葉まで口にした。
 「(ビバリーヒルズ高校白書のディランの吹き替えの人の声で)おいおい、男って奴ぁそういう言葉を聞くと逃げ出したくなるもんだぜ。」
 「こーらっ、逃がさないゾ!」
 「(吹き替えの声)あはははは」
 「うふふふふ」
 夏の緑々しい枝木の群れが生暖かな風にざわめく駅までの帰り道に伸びる二人のぴったりくっついたシルエットを、街灯の光が見守るように優しく包み込んでいた。
 分かってると思うけど、嘘だ。
 ちょっと見栄張った。
 「あ、楽しかったよ。またねー。」
 ちょっとだけ混んで蒸し暑くなった夜の電車から、会社帰りのサラリーマンたちをかきわけるように彼女は電車を降りた。

僕の休日はこんな形で現実的に、そしてあっけなく終わった。
でもまぁ、あと一週間くらいはなんとか生きていけるだけの幸せくらいはもらった気がするから、良しとするか。

ついに…!

2006年07月06日 01時27分04秒 | LIFE EXPERIENCE
今日会った友達に聞いて初めて知ったんだけど、発射されたそうですね、テポどん。
しかも7発も。

今まで発射するかしないか、果たして本当にやる気があるのかどうかすら分からなかったのに、なんかこう一日に7発も撃たれたら、「おっ、そうかそうか!やっぱりやる気あったのか!」と感慨すら覚えます。

でも結果的には全部日本海に落ちたそうで。
向こうの方もさぞ落胆していることだと思います。
普通、3発くらい撃った地点で「こりゃ届きそうにないわぁ」って話にはならないのかな。
もしかしたら朝鮮語に「届きそうにないわぁ」って意味に値する言葉がなくて、みんな思ってたけど言えないうちに7発もジョンイル様が発射しちゃった、とか、そういうノリなのかな。
あんま朝鮮語にも朝鮮事情にも詳しくないんだけど。

でも7発も日本海に落ちたら、日本海やばいんじゃね?
僕の地元の福岡とか今年海水浴できないんじゃね?
漁獲高とか落ちちゃうよね。
戦争とかになったら、われわれ芝居とかまずできなくなるよね。
ん?三谷こうきとか野田秀樹とかも、戦争意欲を駆り立てる芝居とか書かなきゃいけなくなるのかな。
それはそれで面白いかも。
ちょっと今年の夏は不安ですね。
どうせ遊べないのだろうけど。

毛虫くん 最終話 たぶん

2006年07月05日 03時19分24秒 | LIFE EXPERIENCE
毛虫くん、毛虫くん
葉っぱもなければ水もない
ただのコンクリートの階段なのに
何がそんなに好きなのか

毛虫くん、毛虫くん
しばらく見ないと思ったら
マユを作ってサナギと化してた
ちょっと体も大きくなってて
ほんのちょっとだけ
君をほほえましく思ったよ

でも残念、ほんと残念
やっぱり君のこと好きじゃない
君がどこかに飛んで行くまで
二度と裏口通るもんか
それに君ごときの詩に韻なんか踏んでやるもんか