Tの時間

なんでもない日常のできごとや思いのなかで・・

旅日記 1993年 5/25

2021-03-08 14:51:33 | 旅日記

きょうは確定申告に行きました
ミロ  がやっと出回り始めました
早速一袋買いました

5 / 25

岩国を出て湯来温泉へ
生活道路を走っていたようで何度も道に迷う
地元農協の車が走って来たので道をたずねたら途中まで案内してくれると言う
スズキアルトの後ろをついて行ったのはいいのだけど
狭くてくねくねした道を構わず引き回され
両側に石垣やブロック塀のある車一台やっと通れるようなカーブの道で
対向車に出会った・・・
先導車は既に広い道に出てしまっている

よそ者だと思ってかどうかバックしろと合図してきた
当然軽トラの方がバックしてくれるものと思っていただけにショックで
こんな狭いカーブのところどうバックしろっていうの・・と思いながらも
そちらでバックしてくださいと言えない気の弱い自分が哀れで
少しずつバックしていたら石塀に後部左側のバンパーを傷つけてしまった
なんとかその場を抜け出したもののダブルショック
近道かどうか知らないけどこんな狭い道を引き回す先導車が恨めしく思われた

湯来温泉で一風呂浴びて散歩・・・
渓流のせせらぎの音が疲れを癒してくれる
実家に電話して居場所を告げるとビックリしていた

父の実家は既に無く
母の実家に行ったのはまだ就学前の小さかった時
どこにも寄らずに誰にも会わずに・・と思っていたけど
ここまで来てご先祖様のお墓参りもしないで素通りすることはやはり出来なくて
そのときの記憶と母が昔語りによく話してくれた地名を頼りに次の日バスに乗った・・・

困ったときに助けてくれる人は必ず現れるもので
ふと立ち寄ったスーパーで道をたずねたおじさん・・・ありがとうございました
母の弟にあたる叔父の家の近くまで連れて行ってくれました


表札を確かめてドアベルを鳴らすと若い女の人が出てきて訝しそうに
当然ながらお互い見覚えはない・・・
どうやら叔父の長男夫婦の家だったらしい
名乗りをあげてわけを話すとすぐ近くの叔父の家に案内してくれた
道すがら近所の人に出会い
「○○○さんの娘さんじゃろう そっくりだからすぐわかった」
いきなり言われたときには胸にこみあげて来るものが・・・
母の同級生だったその人に母の消息などを伝えると懐かしそうに聞いてくれて
父も母もいまだこの地で人の心の中に生きつづけているのだと感動した

血縁にあるもの同士というのは不思議な絆で結ばれているらしい
数年あるいは数十年の時間の隔たりなど一瞬にして無にしてくれる
叔父叔母や従兄弟たちとの話も弾む

明日は叔父の家に泊めてもらうことになった

2003年7月7日(月)


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