あらすじ:
時は2010年。主人公(哀川翔)は小学校教師。子供たちからは人気がなく、家族も
息子はいじめにあい、娘は援助交際、妻は不倫中と冴えない男だった。
そんな彼の唯一の楽しみは、昔7話で打ち切られたヒーローもの
「ゼブラーマン」のコスプレだった。
同時期、主人公の住む町は異様な現象、事件が相次ぎ、国の機関が極秘で
調査を進めていた。
ある日、コスプレの格好のまま外に出ていた主人公は女性の叫び声を聞きつけ
現場にかけつける。するとそこには、かにの被り物をした男が女性を襲っており
ゼブラーマンに気づくと、手にしたはさみで彼を殺そうとする。
かに男との格闘のさなかに、主人公は突如スーパーパワーを手にする。そして
かに男を一撃で倒してしまう。ここから、彼のヒーローとしての活躍が始まる。
感想:
以前、週刊誌のスピリッツで同名の漫画が連載されており、そちらは
時々読んでいました。その漫画では人間の怒りや嫉妬といったマイナスの感情が
描かれていたため、映画でもそのあたりが再現されているのかと思いきや、そう
ではありませんでした。
主人公の哀愁みたいなものはただよってる気がしましたが、それ以外はあまり
これといった見所もなく、ひとつ間違うとただのおバカな映画になっていた
ような気がします。(おバカでも面白ければもちろんいいんですが。)
主人公が突然スーパーパワーを手にしたことの説明もなかったし、映画の終盤で
コスチュームが一新され、弱りきっていた主人公が力を取り戻したシーンでも
結局どうしてそうなったかがわからず、「どういう事だよ」と突っ込みたくなりました。
漫画は小学館のスピリッツで連載してました。
連載の方はもう終了してしまっているので、単行本などで
見れると思います。