思いつくままに

自分が観た映画や、読んだ本の感想をちょこちょこ残していきます。

【MOVIE】ブラックサイト

2008-04-22 00:29:31 | MOVIE
■感想など:
人の好奇心は、止められない。

原題は「untraceable」。原題をそのまま訳しただけでもよさそうな気がするんだ
けど、あえて今の名前にしたのはどんな理由からなんだろ...。

ネット犯罪を捜査し、犯人を探し出して逮捕に結びつける仕事をしているFBI捜査
員のジェニファー(ダイアン・レイン)。ある日、KILLWITHMEというタイトルのWeb
ページにて、猫が虐待されるシーンがストリーミングで流されているのを見つける。

映画とはわかっているけど、こういうのは観てても気分が良くない。そして、実際の
世界でもこの程度ならあるかもしれないと思うと、嫌な気分になる。

そして、それからしばらくして、今度はそのサイトに拘束された人が映し出された。
そのサイトへのアクセス数に応じてその人の体内に出血を促進する薬が注入され
るという恐ろしい仕掛けが動き始め、ジェニファーら捜査員は騒然となる。

実際の世界で同じ事件が起きたら、やっぱり同じようにアクセス数が増加して
同じ結果になりそうな気がする。

ここから、FBIは様々な人員、リソースを投入して犯人の捜索にあたる。

素人的な意見かも知れないけど、ドメインを管理している組織に依頼して、Web
サイトのドメイン名を使用禁止にしちゃえばIPが変わってもそのサイト名が使えな
くなるからいいんじゃないのかな。

最後にFBIのロゴをビデオの前にかざした理由がいまいちよくわからなかった。
「FBIが勝った」ということを伝えようとした、ということかな。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月20日

■観賞場所:109シネマズ 川崎
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【MOVIE】フィクサー

2008-04-22 00:05:26 | MOVIE
■感想など:
アニキ、難しいっす...

マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は、法律事務所でもみ消し屋(フィク
サー)として裏の仕事を担当していた。彼の同僚で、世界的大手製薬会社の薬害
訴訟を担当していたアーサー(トム・ウィルキンソン)が、自分の知った秘密に苛ま
れ、真実を暴露しようとするが、クレイトンがそれを阻止しようとする。

冒頭でアーサーの語りが出てくるんだけど、これがさっぱり意味が分からず、必死
で字幕を追ったけど結局理解できなかった。ここで完全に出遅れたよ...。

その後、アーサーはクライアントである製薬会社の手により、自殺に見せかけて
殺されてしまう。クレイトンは彼の死を不審に思い、調査を始めるが、やがてアー
サーと同じ真実にたどり着き、そして彼自身も狙われる身となった。

この後、死んだと見せかけて黒幕の製薬会社弁護士カレン(ティルダ・スゥイントン
の前に突然現れ、見事な駆け引きで彼女の口から真実を語らせる。

ティルダ・スゥイントンは、表向きは冷静沈着で非常に優秀な姿を見せていたけど、
その裏では押しつぶされそうになるプレッシャーと必死でせめぎ合っている様子も
見せていた。このあたり、生身の人間らしさが出てて良かった。

それにしても、アニキが出演している「シリアナ」「グッドナイト&グッドラック」といっ
た社会派の作品は、みな難しい。そして、難しい作品は眠くなる...。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月14日

■観賞場所:TOHOシネマズ 川崎
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【MOVIE】ジェリーフィッシュ

2008-04-21 01:19:19 | MOVIE
■感想など:
結局、浮き輪を取らない理由は不明のまま...

イスラエルの映画。
結婚式場でウエイトレスをして働くバティア(サラ・アドラー)、披露宴の最中に骨折
してしまい、国内の海も見えないようなしょぼいホテルで新婚旅行を過ごすことに
なったケレンとマイケル、そしてフィリピンから単身出稼ぎにやってきた介護ヘル
パーのジョイと介護されるマルカ。彼らと彼らを取り巻く人々の出来事を描いた作品。

この映画の一番の印象派、何といってもバティアの前に現れた不思議な少女
(ニコール・レイドマン)。その少女は何故か浮き輪をつけており、そしてどんなとき
でも決してそれを外そうとしない。外そうとすると大きな叫び声を上げて止めようと
する。この子、ひと言もしゃべらないし浮き輪は取らないしと変わってるんだけど、
仕草とかやることがとってもキュートで、観てて癒される。

ジョイとマルカの話の最後もよかった。ジョイが遠く離れた祖国にいる息子のため
に買おうと思っていた船のおもちゃがある日突然なくなってしまっていて落ち込ん
でいたところ、実はそれはマルカが買っていて、ジョイにプレゼントしたというオチ。
この二人、最初は仲悪かったけど、ジョイの誠実さにマルカが気づき、そしてマルカ
はジョイが欲しがってたものにちゃんと気づいてた、というのが良かった。

タイトルにもあるジェリーフィッシュって、クラゲのことだったのね...。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月12日

■観賞場所:CINE AMUSE
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【MOVIE】うた魂♪

2008-04-15 23:31:03 | MOVIE
■感想など:
いまいち乗り切れなかった。

歌が大好きで自分最高!なちょっとナルシストの女子高生かすみ(夏帆)。以前から
気になっていた同学年の牧村(石黒英雄)に歌っているところの写真を撮りたいと言わ
れ、有頂天になる。ところが、出来上がった写真を見て、「産卵時の鮭のようだ」とから
かわれて落ち込み、合唱部をやめようと決意する。

この年頃の女の子が気になる人から実際にそんなこと言われたら相当なショックなん
だろうなあと思いつつも、産卵時の鮭はウケた。この映画で唯一笑ったポイントかも。

そしてラストステージのつもりで臨んだ夏祭りの合唱祭で権藤(ゴリ)率いるヤンキー
合唱団の感情を激しくぶつけてくる歌に心を奪われ、その後権藤にカツを入れられ、
自分の中の「歌いたい」という気持ちを思い出し、合唱コンクールの地区予選に向け、
一からやり直す決意をする。

いわゆる青春映画。スイングガールズやリンダ・リンダ・リンダなどでは観ていて結構
熱くなったんだけど、この映画はそれほどでもなかったかな。権藤もお笑いキャラなの
かどうか微妙な位置で、いまいち狙いが不明。

でも、そんな中でも合唱はよかった。ヤンキー合唱団による15の夜もよかったけど、
ラストの「あなたに」がよかった!観客が立ち上がって一緒に歌いだすのはあざと
すぎてちょっと引いたけど、それでも歌声はかなり感動した。モンパチ最高!

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月8日

■観賞場所:TOHOシネマズ 川崎
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【BOOK】追伸

2008-04-15 22:42:20 | BOOK
■著者:真保裕一

■発行:文藝春秋

■価格:1,429円+税

■感想など
その手紙、便箋何枚?

本文全編に渡って手紙のやりとりだけで構成されるという、異色の作品。
単身赴任でギリシャに赴いている山上悟と、その妻で彼との別れを考えている奈美子
の間での手紙のやりとりで始まる。

手紙とはいっても一つ一つが非常に長く、読んでいるうちにこれは手紙だという意識は
なくなってくる。手紙の内容も相手に対する自分の気持ちなどを語りかける普通の手紙
と違い、それに絡めた形で誰かに語りかけるような雰囲気でそれぞれの近況がそれこ
そ小説のように綴られている。確かにこうすれば小説としても違和感なく読めるけど、
逆にあまり手紙という印象が感じられなくなる。

中盤では、奈美子が過去に交わされた祖父と祖母(奈美子は祖母によく似ている)の
手紙を見つけ、話は彼らの手紙の内容に変わる。この祖母は若くして亡くなっているの
だが、衝撃的な過去を持っており、その手紙のやりとりの中にその真実がしたためられ
ており、奈美子はそれを読んで真実を知ることになった。

その隠された真実は奈美子が聞いていたものと異なり、祖母の潔白が示されており、
また祖父の祖母に対する深い愛情が見て取れるのだが、一番のクライマックスである
この部分でそれほど小説にのめりこめなかった。手紙のやりとりでの展開、ということも
あり、ちょっと間延びしてしまった感があったのかもしれない。

追伸
真保 裕一
文藝春秋

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【MOVIE】クローバーフィールド HAKAISHA

2008-04-08 00:54:33 | MOVIE
■感想など:
クラクラする...

ある夜、突然ニューヨークに謎の怪物が現れ、街を破壊し、人々を恐怖に陥れた。
そして、その当時の惨劇を収めたハンディカメラの映像が、セントラルパークの跡地
から発見された。

日本に転勤が決まったロブのために開かれたパーティーで、たまたまカメラ役を
おおせつかったロブの友人のハッドが、その後におきた事件を記録していた。この
ハッド、パーティーではロブがべスという女性と関係を持ったことをみんなにベラベラ
しゃべって回ったり、事件発生後逃げる傍らでも場違いな質問をしてKYぶりを発揮
していたが、どんな状況になっても決してカメラを手放さない根性は大したもの。

ハンディカメラの映像のため、かなり臨場感のある映像だった。そして、事件の根源
となる怪物の正体がなかなかはっきりと見えないことも、想像力をかきたてられる
展開となっており、映画に引き込まれていった。

だけど、ハンディカメラ映像の弊害ともいうべきか、手ブレはあるし、画面が頻繁に
切り替わり、ピントがずれたり合ったりとせわしなく変わるため、映画の途中あたり
から少し酔った...。チケット購入時にも係員に言われていたけど、これはなかなか
凄いかも。途中退出する人はいなかったみたいだけど、他にも結構きつかった人、
いるんじゃないかな。

最後、人間はその怪物とどのような決着をつけたのかが不明なんだけど、軍隊の
人が言っていたように、マンハッタン島全体を壊滅させるような攻撃で決着をつけ
たのかな。気になる...。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月6日

■観賞場所:川崎チネチッタ
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【MOVIE】燃えよ!ピンポン

2008-04-07 01:35:27 | MOVIE
■感想など:
だんだん、ジャック・ブラックに見えてくる...

かつて天才卓球少年だったが、手痛い敗戦の後にすっかり落ちぶれてしまい、
すっかり太って今や小さなレストランで卓球のショーをして細々と暮らしている
ランディ・デイトナ(ダン・フォグラー)。ところが、ある日突然FBIから捜査の協力
を依頼される。潜入捜査として裏社会の世界卓球大会に出場し、その大会をとり
仕切るフェン(クリストファー・ウォーケン)の悪事を暴くというもの。

ひと言で言ってしまうと、B級おバカ映画。突っ込みどころ満載だった。一人で
3つのボールを使って壁打ちをして見せたり、他人に当てて戻ってきたボールを
また同じ人に当てたり、「ありえねー」の連続。(笑)

クリストファー・ウォーケンは見るからに怪しいカッコをしていたけど、彼はこういう
キャラクターはハマリ役だね。そして、マギー・Qはなぜこの映画に出演する気に
なったのかよくわからん...。

卓球のラケットをギターに見立ててデフ・レパードになりきるダン・フォグラーは
「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックとかぶって見えた。

この映画で、もしかしたら卓球人気が...と思ったけど、それはないな。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年4月3日

■観賞場所:TOHOシネマズ 川崎
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【MOVIE】ノーカントリー

2008-04-03 00:26:44 | MOVIE
■感想など:
主役は誰?

アメリカの片田舎で狩りをして暮らすモス(ジョシュ・ブローリン)は、ある日荒野で
銃撃戦の跡を見つけ、近づいていく。そこにはいくつもの死体と大量の麻薬が残
されていた。モスはそこにいない生き残りの存在の可能性を気にしながらあたりを
見回すうち、少し離れたところに横たわっていた死体のそばに大金が残されている
のを見つけた。その後の影響を考慮しながらも、その金を着服する。

いるかどうか分からない人間の影に怯えながらも、「何かないかな?」的な感覚で
いろいろあさりだすモスはたくましい。(笑)

金を盗まれた組織は、殺し屋のシガー(ハビエル・バルデム)を雇い、金を盗んだ人
間を見つけ出すよう依頼する。モスは追手の存在に気づき、自分の身元が割れた
ことを知り、妻を実家においやり、逃亡生活を始める。

シガーは表情一つ変えず平気で人を殺す。その様はまさに殺人鬼。そして演じる
ハビエル・バルデムがまた見事に不気味な雰囲気をかもし出していた。これが賞
レースに絡む演技ということか。

モスは結果的に逃げ切れると思っていたが、最後はあっさりだったな。そういや、既
に発信機がなくなっていたはずなのに、どうやって見つけたんだろう?

モスが国境で若者からシャツを買い取るシーンとシガーが子供からやはりシャツを
買うシーンがよく似ていたので何かを暗示しているのかと思ったんだけど、結局よく
わからなかった。あれって無関係だったのかな。

ところでこの映画、ハビエル・バルデムがアカデミー賞助演男優賞を取ったわけだ
けど、一体主役は誰なのよ?アントン・シガーは主役といえば言えなくもないような、
そして一応主役と思われるトミー・リー・ジョーンズはほとんど何もできず、おまけに
出番だってあまり多くなかったような。謎だ...。

オフィシャルサイト

■観賞日:2008年3月29日

■観賞場所:TOHOシネマズ 川崎
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