思いつくままに

自分が観た映画や、読んだ本の感想をちょこちょこ残していきます。

【MOVIE】初雪の恋 ~ ヴァージン・スノー

2007-05-30 01:50:29 | MOVIE
■感想など
日本語うまいじゃん!

陶芸家の父の仕事の都合で1年間日本で過ごすことになった韓国人のミン
(イ・ジュンギ)。日本語は全くダメなのに、なんでそんなに陽気でいられるのか
不思議。映画館で観たのは初めてだけど、ホント、いい男だねぇ。

対するヒロインの七重は宮崎あおい。巫女の格好がなかなか似合ってました。

イ・ジュンギの日本語の発音が思いのほかそれっぽかったのにちょっとびっくり。
特に、ちんどんやのバイトをしていたときに言った「お願いします」なんて、もう
完全にネイティブなみの発音だった。

国籍も言葉も違う男女が恋に落ちていく、というストーリーですが、話の展開は
それほど新鮮味とかはなかったかなあ。それぞれの国の、恋人にとって縁起の
いい場所、悪い場所の話とかも、なんとなくどっかで聞いたことあるような、と
感じてしまうような話で、それほど盛り上がらなかったかな。

ミンが韓国に帰っている間に、家の都合で七重は京都を離れ、ミンが戻ってきた
時には、既に音信普通になってました。これって、「ただ、君を愛してる」の時と
同じ展開だ、と重いちょっと可笑しくなりました。

韓国で展示された七重の絵に、七重が後から自分でミンの絵を描き足したところ
が、少しグッと来ました。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年5月20日

■観賞場所:109シネマズ 川崎
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【MOVIE】あしたの私のつくり方

2007-05-23 01:05:47 | MOVIE
■感想など
本当の自分とは

兄と両親の4人家族で暮らす小学生の寿梨(成海璃子)。学校では、みんなからのけ
ものにされないよう、周りに気を使っている。そして家では、夜中にしばしばけんかを
する両親のかすがいになろうと気を使っています。
あの顔立ちで小学生というのは、いくらなんでも...な気が。

高校生になった寿梨は、小学生時代にみんなからのけものにされていた日南子(前田
敦子
)が地方に引っ越したことを知り、彼女のメールアドレスを聞き出し、間違いメール
を装って「ヒナとコトリの物語」を携帯メールで送り続けた。その物語は結末がハッピー
エンドであることが決まっている物語。そして、日南子は物語のヒナと同じ行動をとる
ことで、みるみる人気者になっていきます。

しかし、二人はいつしか、それはあくまで物語の中の話であり、自分たちは現実の人生
をしっかりと生きていかなければならないことに気づいていきました...。

映画の中で、「本当の自分」について語る部分があったけど、すごく同感だった。
いろんな場でいろんな役を演じている自分がいるけど、それは自分を偽っている嘘の
自分ではなく、演じている自分もまた自分ということ。会社で働く自分、友達とワイワイ
やっているときの自分。一人でいるときの自分。それら全てをひっくるめて、自分という
存在がある。最近、そういう考え方がわかるようになってきた気がします。

10代全般くらいの多感な女の子をターゲットにしているようで、そういう子達が観たら
よりコトリとかに感情移入できるような気がする。でも、「本当の自分」ということを考え
る意味では、誰が観てもそれなりに感じるものがあるんじゃないかなあ。
そういうことを考える、という意味ではこの映画結構お勧めかも。

成海璃子って、本当に「端正」という言葉がぴったりくるような美人だ。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年5月20日

■観賞場所:アミューズCQN
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【DVD】トレーニング・デイ

2007-05-22 01:13:16 | DVD
■製作年度:2001年

■感想など
人助けは大事だね。

ベテラン麻薬捜査官のアロンゾ(デンゼル・ワシントン)と新米刑事のジェイク(イーサン・ホーク)
は、コンビを組んで捜査を行います。ジェイクにとっては初仕事ということで、このときはまだまだ
未熟者で、いってみればトレーニング状態。かたやアロンゾはベテランだけあっていろいろ熟知
している。彼の捜査は型破りで、一歩間違えば、なんて危険と隣り合わせ。
しかも、ジェイクに麻薬吸わせてるし。

でも、実は型破りというより、単なるやりすぎだった。その結果、ロシア人に狙われることになり、
麻薬密売人を殺してその罪をジェイクになすりつけ、そいつが隠していた金を横取りしてしまう。
あのおっちゃんが密売人って最初気づかなかったよ...。

アロンゾがああなってしまったのは、「街を守ってるんだから、少しくらい好きにやてもいいだろう」
というおごりだったのか、それとも「街を守るためには、多少汚いこともやらないと駄目なんだ」と
いう思いだったのか、その辺がもうちょっと観れたらよかったかも。その辺がなかったので、最後
はアロンゾがただのチンケな悪党にしか観えなかった。

アロンゾの奥さん役で、エヴァ・メンデスが出てた。まさか、あんな姿で登場するとは思っていな
かったので、結構びっくり。

トレーニング デイ 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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【DVD】マルホランド・ドライブ

2007-05-18 00:51:41 | DVD
■製作年度:2001年

■感想など
デイヴィッド・リンチの不思議ワールドを体験

方々のブログなどで、「わけのわからない作品」として挙げられていたので、実際
どんだけわけわからないのか試してみよう、という軽い気持ちで観賞。

最初に出てきた、狂ったように猛スピードで走り、しかも車体の外に何人かが体を
出しているという不思議な車にはいきなり圧倒されましたが、それ以降はミステリー
タッチの展開で、話も繋がっており「こっからどうなるんだろう」と不思議に思いなが
ら青い箱のことを考えつつ観てました。

ところが、ベティ(ナオミ・ワッツ)がその青い箱を開けてから、何とも不思議なワール
ドに引き込まれた感じでした。なんというか、夢の中の世界のような感じ。さっきまで
ベティだった人が今度は別の、それまでは違う人だった人になってたり、かと思えば
別の人間が今度はベティだったり、とか、とか...。

こういうのは、好みが別れそうです。僕の場合、完全においてけぼりにされてしまった
ような感覚でした。(汗)

マルホランド・ドライブ

ポニーキャニオン

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【DVD】エレファント

2007-05-17 01:07:57 | DVD
■製作年度:2003年

■感想など
確かに似てる...。

「明日、君がいない」を観た後、雑誌の記事なんかを観ていたところ、この映画とよく
似ているという内容をみかけ、気になったので借りてきて見ました。

アメリカのコロンバイン高校での銃の乱射事件をモチーフに作られたもので、二人の
高校生が学園で銃乱射事件を起こす様子が淡々と綴られた作品です。

確かに構成とか似てます。ある人を追った映像を、今度はそこにいた別の人を追う、
という構成はここでも使われてたんですね。実は、昔からあるのかな。この、同じ場面
を別の方向から何度もみせる、というのは面白いですね。

学園生活が舞台になっているというところも同じです。でも、中身は結構違ってました。
「明日、君が・・・」では、ところどころで登場人物たちが自分の普段思っていることや
感じていることを話す場面(本編とは別に、インタビューに答えるような感じ)シーンが
あり、それぞれの心の内がはっきりとわかります。でも、この作品ではそういった要素
がほとんどなく、銃を乱射する二人の心境もはっきりとはわかりません。
それゆえ、より恐怖感が増していたような気がします。

なので、人によっても変わると思いますが、「明日、君が・・・」とこの作品では、観て感
じることは全然違うものだと思います。

エレファント デラックス版

ジェネオン エンタテインメント

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【BOOK】たぶん最後の御挨拶

2007-05-16 01:21:17 | BOOK
■著者:東野圭吾

■発行:文藝春秋

■価格:1,200円+税

■感想など
たまにはエッセイもいいね~。

普段エッセイなんてまず読まないのですが、好きな作家である東野圭吾の、最後に
なるかも知れないエッセイということで、たまにはいいかなと思って買ってみました。

好きな作家の本を多く読んでも、作家本人の人となりはわからないので、こういう本
を読むと普段知りえない作家の本音などが見えてとても面白いです。他の作家の
エッセイは読んだことないですが、東野圭吾のエッセイは読んでて楽しいです。

文章のそこかしこに散りばめられているユーモアも面白いのですが、なんといっても
彼の「普通っぽさ」がいかんなく発揮されているところが面白いんです。もう、その辺
にいるあんちゃんやおっちゃんと同じ思考・同じ発想なのがなんともウケます。

作家って、普段から小難しいこと考えてるのかな、なんて考えたりもしますが、この
本を読んでるとそうではないんだということがよくわかります。(笑)もちろん、シリアス
なことを考えたり真面目に真剣な話題について調べたりすることもあるとは思います
が、普段考えているようなことはその辺にいる人と同じだ、というのがよくわかります。

また、そういうところに親近感が沸き、より東野圭吾のファンになりました。


たぶん最後の御挨拶

文藝春秋

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【MOVIE】ロッキー・ザ・ファイナル

2007-05-16 01:18:15 | MOVIE
■感想など
ロッキーですら、最終ラウンドまでもったのに、その他の現役ボクサーは一体何を
やってるんだ...。

この映画を観るために、TSUTAYAで端からロッキーを借りてきて、ようやく少し前に
5作全部観終わり、ファイナルを観てきました。

ロッキー(シルベスター・スタローン)はエイドリアンを亡くし、息子も大きくなって自立し
ており、今はレストランを経営していました。ポーリー(バート・ヤング)、年取ったなあ。
昔、近所に住んでいて今はすっかり大人のマリー(ジェラルディン・ヒューズ)とその
息子を店に雇い入れたりして、割と幸せそうだったのですが、胸の内でくすぶり続ける
ボクシングへの情熱が忘れられず、現役ヘビー級チャンピオンとのエキシビション・
マッチを決めちゃいます。

父親の有名ぶりに引け目を感じているロバート(マイロ・ヴィンティミリア)はロッキーの
挑戦に反発しますが、ロッキーの熱い想いに打たれ、自らロッキーのトレーニングに
つきあうようになります。僕も、最初は「自分の歳を考えるべきだ」と思ってましたが、
ロバートと同じく、ロッキーの熱意に打たれてしまいました...。

リングに上がったロッキー。確かに体は多少鍛えられてはいるのだろうけど、やはり
年齢には勝てません。わかってはいたけど、やはりちょっとショックです。

でも、ボクシング映画の最高峰だけあって、試合のシーンはまたしても完全に引き込
まれてしまいました。初期の頃のような打たれても打たれても立ち向かっていくロッキー
の姿はテンションが上がります。試合の終盤では目頭まで熱くなりました。

話の流れから行くと、やはり「ロッキー5」でストーリーは完結した、というように感じ
られます。この「ファイナル」は、ファイナルというより、番外編とか、外伝という印象
でした。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年5月10日

■観賞場所:川崎チネチッタ
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【MOVIE】スパイダーマン 3

2007-05-14 23:26:04 | MOVIE
■感想など
なんか、ちょっと都合よくないかい?

映画スパイダーマンの第3作目。
前2作を事前に予習しておいたほうがいいかな、と思いつつ結局予習せずに観に行った
のですが、結果的に予習してなくても特に問題なく楽しめました。

あの黒いスライムのような物体、隕石の落下のような感じで地球にやってきましたが、
何故あれ一つしかなかったのか、何故ピーター(トビー・マグワイヤ)たちの元にだけ落ちた
のか、ということがやけに気になってしまいました。何か、都合よすぎるような展開...。

そのせいか、その後のハリーとの戦いでも、彼が記憶喪失になったのがすごく都合の
いい展開に思えてしまいました。

街のヒーローとしスパイダーマンがすっかり市民権を得たことで、ピーターはちょっと
有頂天になってしまい、自分の歌手としての実力に悩んでいるMJ(キルスティン・ダンスト)
の気持ちに気づいてやれず、MJとの仲に暗雲が立ち込めます。さらに、叔父を殺した
犯人が脱獄して逃げているのを知り、復讐心に燃えます。そんなところに、例の黒い物体
が彼を包み、ピーターの心を黒く染めようとするわけですが、もう最初からの流れで、
これすらも出来すぎな展開に観えてしまいました。(汗)ひねくれすぎかな...。

ピーターがダークサイドに落ちていく時の表情がよかったのですが、あのよく分からない
踊りとかパフォーマンスは一体なんだったんだろう。笑うところなのか?

ブライス・ダラス・ハワード。レディ・イン・ザ・ウォーターの時のイメージとまったく異なって
いたので、一瞬、グヴェンがそうかどうか分からなかったです...。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年5月7日

■観賞場所:川崎チネチッタ
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【MOVIE】明日、君がいない

2007-05-14 00:06:04 | MOVIE
■感想など
人の本当の悩みとその大きさなんて、誰にもわからない。

オーストラリアの高校を舞台とした一見平穏な学園生活の中で、午後2時37分、
一人の学生が自殺を図ります。その行動をとった学生はその時点では誰だか
分からず、時間はその日の朝に戻り、人に言えない悩みを持つ6人の男女が登場します。
その悩みは、身体的なもの、親、兄弟との関係、性的嗜好、恋愛など様々です。

その日の朝から午後2時37分までの間の出来事がメインで話が進みますが、その
合間にインタビューに答えるような形式での彼らが自分の悩みや心情を吐露する
映像が挿入されています。

学園内では、ある一人の登場人物の行動を追いつつ、あるところで別の登場人物が
すれ違ったり会話をしたりするシーンが現れ、後に今度はその別の登場人物の行動
を追って行き、前述のシーンが別の視点から再度現れる、という展開が何度も使われ
ていました。こういう見せ方って今まで観たことなかったので、新鮮で興味深かったです。

ラスト、自らの命を絶つシーンでは、本当に胸が苦しくなりました。
この映画のラストは、賛否両論となる要素が含まれている気がしますが、僕は
かなりよかったと思います。原因としてある一つのことがあげられているようです
が、本当にそれだけだったのかな?という疑問も同時に浮かびました。

この映画は、主人公たちと同じ年代の人たちが観たほうがよりいろいろな感想を
持つのではないかな、と感じています。僕の横で観ていた高校生くらいの女の子
は、最後少し泣いてました。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年5月6日

■観賞場所:アミューズCQN
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【MOVIE】BABEL

2007-05-11 01:56:10 | MOVIE
■感想など
言葉が理解できても、通じるとは限らない。

予告編などでも言われているように、この映画は一発の銃弾をきっかけに物語がスタート
するのですが、そのきっかけとなる「発砲」がまたかなりショッキングです。

銃弾にリンクして、モロッコ、メキシコ、日本で様々な出来事が起こります。

モロッコでは、その銃に撃たれて重傷となった妻スーザン(ケイト・ブランシェット)を助ける
ため、夫のリチャード(ブラッド・ピット)が乗っていたバスを近くの村に向かわせ、そこで
大使館と連絡をとります。ところが、リチャードがどんなに頼んでも救急車がいっこうに
来ません。

言葉は通じているはずなのに、どれだけ助けを切望しているか通じているはずなのに、
届かない。政治という名の壁が立ちはだかります。もどかしいです。

一方、ロスでリチャードの子供の子守をしていたアメリア(アドリアナ・バラッザ)は、親戚の
結婚式に行く予定が子守を休めなくなり、子供たちもメキシコに連れて行ってしまいます。
式の帰り、メキシコの国境で警察に足止めされ、アメリカに入れず、業を煮やした運転手の
サンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)はゲートを突っ切り、国境を強行突破しますが、
結果的にアメリアと子供たちは国境付近の荒野に放り出され、命の危険にさらされます。

アメリアは子供たちに対して優しく、面倒見もよくて子守としてはなんら問題ありません。
でも、国境ではそれが理解してもらえず、通行を許可してもらえませんでした。そこには、
メキシコ人に対する偏見という壁があったのでしょうか。いらだたしいです。

日本では、耳が不自由な高校生チエコ(菊池凛子)とその父親ヤスジロー(役所公司)が、
親子なのに互いの気持ちを分かり合えずにいます。映像が話題となっているクラブの
シーンでは、彼女の孤独感が強く伝わってきました。菊池凛子はアカデミー賞にノミ
ネートされるだけあって、耳の不自由な女子高生を見事に演じてました。(微妙に女子
高生には見えなかった気もちょっとしてますが...)

このまま暗い映画で終わってしまうのか、とも思いましたが、スーザンは一命をとりとめ、
メキシコでは子供たちが奇跡的に見つかり、日本の親子の関係も希望の持てる終わり
方だったのがよかったです。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年4月29日

■観賞場所:ユナイテッドシネマ 豊洲
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【DVD】ロッキー 5

2007-05-06 12:33:41 | DVD
■製作年度:1990年

■感想など
ボクシング映画にあらず。

ソビエト連邦の強敵まで倒してしまったロッキー。もうやることがないんじゃないの?
と思っていたら、ドラゴとの試合の後遺症が原因で、現役を引退することになりました。
その後はトレーナーとして、若手のトレーニングをしていたのですが、ある日彼の前に
トミー(トミー・モリソン )という男が現れます。彼の能力を見抜いたロッキーは、トミーを
チャンピオンにすべく、彼につきっきりでコーチするようになります。

あまりのご執心ぶりに、息子とのコミュニケーションもおろそかになり、息子のロッキー・
ジュニア(セージ・スタローン)は次第に父親に反感を抱くようになってしまいます。この
あたりは、観ているほうとしては「なんでもっと子供と話してあげないんだろう」とちょっと
じれったい気分になります。

さらに、ドミーは勝利街道まっしぐらなのですが、「ロッキーのコピー」みたいなことを
言われ、面白くありません。しまいには、金儲け主義のプロデューサーと組んで、ロッキー
に断りなくタイトルマッチを組んでしまいます。

ロッキーは裏切られたことを知り落胆しますが、同時に本当に大事なものは何か、という
ことに気づかされていきます。

一方、トミーは収まりがつかず、ロッキーに試合を申し込みますが、血の気が多かった
のか、結局試合になるのを待てずにストリートファイトを始めてしまいます。おお~、そう
くるかと意外な展開でした。最後はトミーが打ちのめされて終わります。

ボクシングが中心と思って観ていたので予想外の展開でしたが、家族愛を前面に出した
展開となっており、これはこれでまあよかったのかな、と感じました。観終わったときには
思わなかったけど、完結編(当時)としてはこういうのもありですね。へたにボクシングで
勝ち続けて終わる、というよりはいいかも。

ロッキー5

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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【DVD】ロッキー 4

2007-05-06 11:57:31 | DVD
■製作年度:1985年

■感想など
ロッキー、世界へ!

前作でかなりの強敵クラバーを倒し、この後ボクシング映画としてどのように展開して
いくのかと思っていたら、今度は何とソビエト連邦(当時)から刺客がやってきました。
その名もドラゴ(ドルフ・ラングレン)。でかいです。強そうです。

ドラゴはロッキーとの試合を希望しますが、その前に立ちはだかったのは元チャンピ
オン、アポロ(カール・ウェザース)。過去の栄光が忘れられず、実戦から遠ざかって
いるにも関わらず、ロッキーに懇願して試合の許可をもらいます。
ところが、なんとその試合でドラゴにめった打ちされ、アポロは命を落としてしまいます。

ロッキーに火をつけるための展開とはいえ、ちょっとびっくりしました。案の定、ロッキー
はドラゴにソビエトでの試合を申し込み、少人数で現地に乗り込みます。現地に着いて
からのトレーニングのシーンは面白かったです。ドラゴのスポーツ科学の技術の粋を
集めた科学的なトレーニングと、自然を生かしたロッキーのトレーニングが対比的に
登場し、どちらのトレーニング方法が勝るか、というような暗示的なものを含めつつ、
試合に向けてこちらのテンションも上がっていきました。

最後の試合のシーンはよかったです。打たれても打たれても立ち上がってくるその
姿は、初期の頃のロッキーのようでした。こういうロッキーが観たかった。

最後の、観客と一体になって盛り上がるシーンは、ちょっと微妙な感じ。アメリカ万歳
的なにおいがしたような気がするのは、気のせいかな。

ロッキー4

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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【MOVIE】BRICK

2007-05-06 11:42:08 | MOVIE
■感想など
君たち、高校生だよね・・・?

若い女性の死体とそのそばにかがみこんで佇む眼鏡の青年、という構図から始まり、
しょっぱなから緊迫感を漂わせながらこの映画は始まります。この後、場面は2日前に
さかのぼり、当時まだ生きていた彼女エミリー(エミリー・レイヴィン)から、青年ブレンダン
(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)あてに謎のメッセージが届きます。

予告編を観た時点で、難しそうなミステリーだという認識はあったので、ついていけなく
なることがないよう、最初からかなり集中して観てました。集中したおかげでなんとか
?マークが飛び交わずに観れましたが、実際なかなか難しかったです。登場人物たち
にとっては良く知っている言葉でも、観ている方にはよくわからない言葉が沢山出てきて
なかなか混乱させられます。分かってみれば大した意味ではなかったりもするのですが。
見事に製作者の術中にはまってしまった感じです。

こういうミステリーものを観る場合、各登場人物の人間関係とその状況をきちっと押さ
えておくことが重要だな~と痛感しました。特に、怪しいと思わせる登場人物が増えて
くるともう大変。

ずっと怪しいと思ってた人は実は事件にはほとんど関係なかったり、序盤で登場して
わりとチョイ役程度だと思ってたら、終盤ですごく重要な場面で登場してきたりと、こちら
の予想を覆してくれたりと、なかなか先の読めない部分もあったりで、ミステリーとして
は、結構楽しめたと思います。

でも、登場人物たちの行動なんかを観ていると、あんまり高校生っぽくは見えなかった
な~。大学生と言われても全く違和感なかった。(笑)

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年4月28日

■観賞場所:シネアミューズ
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【MOVIE】ラブソングができるまで

2007-05-01 00:18:28 | MOVIE
■感想など
さて、問題です。ヒュー・グラントは一体何回腰を振ったでしょう?

アレックス(ヒュー・グラント)は80年代の音楽界を席巻した元人気グループPoPの
ボーカリスト。しかし今ではすっかり落ちぶれてしまい、小さな仕事を細々とこなす
のみの生活。ところが、そんなアレックスに現在人気絶頂の歌姫、コーラ(ヘイリー・
ベネット
)から作曲を依頼されてしまいました。
タイトな締め切りという状況の中、専門の作詞家に依頼して歌詞を作ってもらうが、
なかなか思うように歌作りが進まない。そんな時、アレックスの部屋にある植物に
水をやりに来ていたソフィー(ドリュー・バリモア)がふとつぶやいたフレーズを聞き、
彼女の作詞の才能を感じ取り、ソフィーに作詞を依頼して一緒に曲作りを始める
のです。

洋楽に疎く、もともと単純な性格ゆえ、PoPもコーラという歌手も実在の人物だと
思っておりました...(^^;)でも、それを差し引いても80'sの雰囲気がすごくよく
出ていたような気がしました。当時の日本だと、ローラースケートはいた少年たちが
流行ってた頃ですかね。

ドリュー・バリモアもヒューグラントも恋愛映画には欠かせない存在だと思いますが、
共演はこれが初めてだとか。二人ともこの手の映画はよく出ているということもあって
か、全く違和感なく、コンビネーションも良かったです。ドリューはもともと好きな女優
なので、ある意味安心して楽しめました。

折角できた歌が、コーラによって元がどんな曲だったかわからなくなるくらい変わって
しまったときは、いい歌なのにもったいない、と思ってましたが最後にはちゃんと元に
戻っていたので、一安心でした。

オフィシャルサイト

■観賞日:2007年4月25日

■観賞場所:川崎チネチッタ
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