手配していた馬鹿でかいものが届いた。
ワンルームの我が部屋に引き込むのが大変なこの箱だが、見た目の割りにそれほど重くない。
箱の日の丸が国産であることを誇っている。
事前に届いていたこの金具をついに使うときが来たのだ!
そしてあのバカでかい箱に入っていたのがこちら!!
念願の!!!!
フル!!!
バケットシート!!!!!!
利便性全捨ての、ドライビングポジションだけに特化したシートである!!!!
さて今回購入したフルバケットシート、日本のBRIDEというメーカーのものである。
シートといえばRECAROというメーカーが有名で(ブレーキで言うBREMBOみたいな感じ)、わたくしも当初はレカロを購入しようと思っていたのだが、
以前タカタサーキットでらんだむくんやフジイくんのシートに着座させてもらったときに感動しまして、
「別に高価なレカロに拘らなくても、国産のBRIDEでいいじゃんコレ!!」
となった次第ですの。
ちなみにBRIDE、ブライドって読みたいところだが、ブリッドが正解らしい。
シェル(シートのフレーム)はFRP、カーボン、カーボンケブラーの3種類があり、順番に高くなっていく。
強度やなんやに多少の違いがある用だが、とりあえず「フルバケ」であればよかったので、今回は一番安いFRPモデルを選んだ。
FRPむき出しではなく、ちゃんと塗装してあって、シルバーのラメが入っている(笑
また、ブリッドのシート形状にも種類があり、今回選んだのはVIOSというモデル。
定番モデルのZETAというモデルよりも着座姿勢が低い事を売りにしており、LowMAX(めっちゃ低い)の刺繍が入っている。
試しに座ってみるとこんな感じである。
細身の俺氏でも割りとぴったりな感じで、足にそれほど遊びは無い。
日は落ちてしまっているが、早速作業開始だ!
まずは純正シートを取っ払う。
初めての作業だったが、シートレールのボルトとシートベルトコネクターを外すだけだったのでそれほど難しくは無かった。
(シートベルトコネクターがシート下部に何箇所か固定されているため、それを外す必要がある)
難しくは無いと書いたが、純正シートはめちゃくちゃ重たいので作業は中々重労働
シートベルトキャッチは流用するため、取り外す。
シートベルトキャッチ、コネクターを純正シートから取り外す。
運転席を取り外した車内。
折角なので掃除しておこう。
まずはブリッドのシートレールを固定する。
事前にフルバケシートにあわせてシート固定金具(縦に伸びる鉄板)の位置は出しておく。
FRPのシートはめちゃくちゃ軽いので片手で持てるwww
そのめちゃ軽シートを先ほどのレールに固定し、好みのポジションに設定したら完成☆
(純正シートのようにレバーを引いてシートの昇降はできなくなったが、取り付け穴位置で高さ、傾き調整ができる)
いい・・・とてもいい・・・!!(見た目が
気になっていたドアとの干渉も無く、肘掛とも干渉しないぴったりサイズになった!
無論、フルバケシートにしたことによってサイドサポートが邪魔で乗り降りが最高にしにくくなることは覚悟の上だったが、
慣れてしまえばどうってことない!
早速インプレッション!
良いとこ
・コーナーで車体に横Gがかかる際にも体が動かないため、運転に集中できる。
・クッション量が純正より圧倒的に少ないため、挙動をダイレクトにつかみやすい。
・見た目の満足度
・運転が楽しくなる。
悪いとこ
・シートキャッチ位置が純正より高いため、左にハンドルを切ると左肘がシートベルトにあたるww
・シート取り付けの位置だしが甘かったのか、Gがかかるとシートがピキピキ言う。
・クッション量が純正より圧倒的に少ないため、乗り心地は最悪になる。
・シートを低くしすぎるとどんどん前が見えなくなるwww
・車内が最高にFRP臭くなる。
・ちょっと走っただけで絶望的に腰が痛くなる。
・上半身が筋肉痛になる。
・夏場めっちゃ背中~尻が蒸れる。
・細身の状態で丁度良いため、冬などでジャンパーを着ていると着座できない。
・長財布をポケットにいれたままだと着座できない。
・体系を制限されるため、人によっては乗れなくなる。
etc...
正直悪いとこはめっちゃある。めっちゃあるけどそれを踏まえてもフルバケにしてよかったと思える楽しさがある!!!
ちなみに上記のデメリットの中で、ドライブ好きの俺氏としては腰の痛みだけは絶望的に我慢できなかった。
正直この腰痛に関しては買って損したかもしれない・・・と本気で思ったのも確かだった。
そこで、腰痛の原因が一体どこにあるのかを考えることにした。
シェル形状が悪いのか、はたまたクッションが減ったことで衝撃を腰が直に受けているからなのか、骨盤と背骨の位置関係なのか・・・
試行錯誤した結果、どうやら背中部分のクッション性が原因だということが分かった。
ブリッドのクッションは2cmほどのクッションが入っているだけで、それを除けば硬いFRPシェルがすぐ待ち構えている。
そこで、ホームセンターにある座布団用クッション材を加工し、シート裏側に仕込んだところ、腰の痛みが激減!!!
400kmを越えるドライブでもそれほど腰に痛みを感じなくなったのだ!!!
まだ完全に無くなったわけではないので、クッション材の変更や形状の変更などで疲れ知らずの最高のものに仕上げることができるかもしれない。
フルバケットシートはシートレールさえ車種専用のものに付け替えれば別車種にも使えるため、実質一生物のシートを買ったことになる!
これから数十年使うと考えると、実質タダ!タダである!!
余は大変満足しておるぞ(^ω^)
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