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豆日記

小豆原一朗の日記

ライブスケジュール&ねむたいのにねむれない

2019年05月16日 | 豆日記
ながーいGWが終わりました。
僕のGWといえば砂場のミヤザキナツキさんとプチツアー。今回は電車移動でのんびり(ほとんど寝る)。
新田パンのお店甲府naked、浜松窓枠、お世話になりました。新曲たちも良い感じ。
ツアーから帰ると広島の父がS字結腸癌で10時間(!)の大手術。無事成功し、ほっと胸をなでおろしてGW終了となりました。
と、思いきや今度は僕が風邪をひくという始末。実は未だ咳がとまりません。
5月病?なんですかそれ、という感じで日々は続いていきます。
6月にはアサトアキラと東北ツアー「月光とスマホの灯り~まめとアサトの6日間~」も決定!※ツアーファイナルは東京
お待ちしています。
以下、スケジュールどどん!

【5月】
●5/18(土)武蔵野音楽祭
吉祥寺サーキット 出演多数
詳細はこちら
※DAYSで17:10出演

●5/25(土)池袋Adm「梅雨町人〜40人の町人〜」
open12:00/start12:30
※18:50頃の出演予定(画像をクリックするとタイムテーブルが見れます)



●5/26(日)京都サーキット「いつまでも世界は…」
出演者多数 詳細はこちら
※somenoで13:00出演(画像をクリックするとタイムテーブルが見れます)



●5/27(月)大阪扇町para-dice
[よあけのばん/小豆原一朗/カンダケイコ/迷子/金子ゆか]
open18:30/start19:00
前売1200
※21:00出演

●5/28(火)名古屋吹上鑪ら場
[小豆原一朗/zzz/いづみさとー(恋は魔物)]
open18:30/start19:00
前売2000
※20:20出演

●5/29(水)下北沢440
17th Anniversary「ため息ひとつ」
[日向文/小豆原一朗/篠山浩生]
open19:00/start19:30
前売3000

【6月】
●6/14(金)代官山LOOP
『ハシグチカナデリヤの【遺言ロマンティック】リリースツアー〜けっきょく名曲大冒険〜。代官山編』
 [ハシグチカナデリヤ/サナダヒデト/ダイナマイト☆ナオキ/オトループ]
 open18:00/start 3000円+1D
 ※19:50出演

●6/15(土)勝田びーどりーむ
 [山田俊輔/アサトアキラ/浪野光平]
 open18:00/start19:00
 前売¥2500

●6/16(日)いわきburrows
 [アサトアキラ/まちゅこけ/rime]
 OPEN15:30 START16:00
 前売¥1800+D 当日¥2300+D

●6/18(火)仙台フライングサン
 [アサトアキラ/松木拓/菅原愛美/あしだともみ/ウメタタクマ]
 open18:30/start19:00
 前売¥1500
 ※20:30出演

●6/19(水)山形となりのカフェ
 [アサトアキラ/板橋晃紀/chiho love heart]
 open18:30/start19:00
 前売¥2,500(飲み放題つき)
 ※20:50出演

●6/20(木)新潟GOLDEN PIGS Yellow stage
 [アサトアキラ/and more]
 open18:30/start19:00
 前売¥1200

●6/28(金)新宿ロックンロール以外は全部嘘※3man
「Meny Beans Expression」
 [沢田ナオヤ/山田庵巳]
 open19:00/start19:30
 前売¥2,500

【7月】
●7/7(日)新宿TKO ギグソニック
 出演者多数
 op11:30/st12:00 前売¥2500


●7/14(日)西荻窪FRAIDA ※3man
 [アサトアキラ/ミヤザキナツキ]
 open18:30/start19:00 前売¥2500(+2D)


詳細は決まり次第ツイッター等であげます◎
ご予約はtoumeinotuki@yahoo.co.jpまでお願いします!


ライブ終わりに見た浜松祭りの神輿。甲子園の応援団みたいな演奏で面白かった。

今年に入ってからツアーが多くなりました。去年に比べてライブが倍以上です。
実はひとつ悩みがあるのです。
昔からライブが続くとうまく眠れないんです。
緊張なのか、気が高まっているのか、ストレスなのか、眠りにつくのが遅くなり、浅い眠りの中妙な夢にうなされてガバッと起きることがあります。起きたら汗だくです。
ほとんどはどんな夢だったか忘れてしまうのですが、脳裏にこびりついて離れないものがいくつかあります。
というわけで汗だくで起きた夢ベスト3を紹介したいと思います。

まずは3位、どん!
「走る女」

真夜中の新宿をひたすら走っている女性。その背中をカメラ(僕から見えるのはカメラの画だけ)が追います。
女性の恰好は青いシャツに白パンツ。長い髪をなびかせています。
街には誰もいなく、静かです。大体夢の中は静かです。
灯りのついたビル群にも人の気配がありません。
ただひたすら髪の長い女性は走っていきます。一体どこへ向かっているのか。
そのうち女性は走るだけでなく、なんと街灯を蹴ってビルの壁につかまり、よじ登り始めます。
ビルの頂上まで着くとまた別のビルへ飛び移ります。
人間離れした運動神経と素早い動きです。
周囲の環境を利用して「走る」「登る」「跳ぶ」という、まさに最近流行ってるのパルクールの動画を見てるようです。
後ろからついていくカメラもついていくのが必至です。たまに見失いながらもなんとかついていきます。
しかし超人的な女性にも疲れがみえ、徐々に速度が遅くなっていきます。
フェンスをよじ登ろうと金網に手をかけた瞬間、釘が手を貫きます。
血を流した女性はついに振り返り、カメラへ顔を向けて言います。

「もうやめて!」

振り向いた顔は、僕が以前お付き合いしていた女性でした。
彼女はどこかへ向かっていたのではなく、追いかける僕から逃げていたのです。
まるで鬼から逃げて命乞いするような形相。
その瞬間、ガバッと起きました。汗だくでした。
一応、ストーカー行為なんてしたことないです。


続いて2位、どん!
「ウエストサイドストーリーかと思いきや平山夢明の世界観」

ゴミ屋敷のような一軒家に迷い込んだ不良グループ。
底の抜けた床に破れたソファー。
まだ20歳にも満たない5人の若者たち。汗だくの彼らは何かから逃げてきたようです。
「ウエストサイドストーリー」のようなひと昔前のアメリカのリーゼントの不良でした。
右手から左手に、左手から右手にナイフを投げて忍び足で家を探る不良たち。
そこで若い夫婦と寝室で鉢合わせ。不良のひとりが口笛を吹きます。
夫の必至の抵抗も空しく、夫婦はロープでグルグル巻きにされて捕まってしまいます。
しかし、何故かこの夫婦はすでに顔中痣だらけでした。
するとどこからともなく銃声が。
蜘蛛の巣を散らしたように逃げる不良たち。
若い夫婦をみると、二人のこめかみには穴があいていました。
そこへパトカーの音。
不良グループが逃げようとした窓の先には警官の顔が。
全員あっけなくお縄。連行される不良たち。
警察が取り調べしていると寝室の隣の部屋から子供の泣き声が。
部屋をのぞくと2人の赤ん坊がベビーカーに乗っていました。
それを見た警察はぎょっとします。
なんと片方の赤ん坊の顔にぽっかり穴が空いているのです。
隣にいる赤ん坊は泣いています。
なんてやつらだ!!人間のやることじゃない!!
警察はパトカーの不良たちの方へ走ります。
部屋に残された泣いていた赤ん坊は涙をぬぐって、ベビーカーから窓になにか投げました。
ピストルでした。
赤ん坊はにやっと笑みを浮かべてベビーカーから飛び降り、底の抜けた床へともぐりこんで消えました。

そこでガバッと起きました。言わずもがな汗だくです。


そして1位。「丘」

これは短い夢です。
小高い丘の上。
丘の上には井戸があります。
井戸の中をのぞくと青空が反射しています。
すると、その青空が歪みはじめます。
丘が大きく揺れているのです。
揺れはいつまで経っても揺れは収まらず、夢を見てる僕は気持ち悪くなります。
もうダメだ、吐く。。。

そこでガバッと起きました。

ところが、覚めても揺れは続いています。
経験したことのない揺れに焦ります。
数分後、ものすごい地震と知ります。
都内の交通機関は止まってその夜のライブは中止になりました。
2011年3月11日の出来事でした。


人は一日に6万回思考するといいます。
そのうち約80%がネガティブなことのようです。
それは防衛本能からくるといいます。
不吉な夢は眠れず疲れてる自分に警告しているのかもしれません。
今まであげた夢は今もはっきりと映像を思い出せます。
こういった夢のおかげで「骨」や「うたうたいのうた」といった曲が出来ました。
一方すごい夢だったことはわかるけど内容を思い出せずに曲にならないものもあります。
今年はツアーも増えて、
うなされる予感がばりばりです。

昨日も咳が止まらず寝苦しく、夢をみました。
父が運転する車に乗っていました。
大雪の中を逃走中でした。父は必死の形相。

リハビリがんばれー、父!

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ライブスケジュール&お金のはなし

2019年04月17日 | 豆日記
冬のように寒かった先週はどこへやら。
春めいてきました。というかむしろ暑いです。
体温があがれば免疫力もあがるらしく、冷え性で病弱の僕は毎日体温を計っています。
ストレッチと温泉のおかげでしょうか。去年より0.8℃あがりました。
というわけで、より暑くなっていく4月と5月のライブスケジュール。
5月は砂場のナツキさんとツアーだったり、吉祥寺と京都のサーキット、名古屋、大阪、遠征や、バンド時代からずーっと出たかった下北沢440に出演だったりと、激アツなイベント目白押しですー

【4月】

●4/21(日)越谷ASYLUM2019
出演者多数 ※15:40出演
イベントHP
open11:10/start11:40
予約なし。イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ等で取扱い。

●4/26(金)阿佐ヶ谷MUSWELL ※投げ銭ライブ
ASAYAKE01 1st mini Album「SSW」release tour
[ASAYAKE01/小豆原一朗/佐古勇気]
open19:00/start19:30
入場無料(投げ銭)

●4/30(火)新宿ロックンロール以外は全部嘘
平成終了カウントダウンイベント
open18:30/start19:00
前売2,000円
※22:30出演



【5月】

●5/4(土)甲府naked ※出演は21:20
「小豆原一朗、ミヤザキナツキツアー」
[小豆原一朗/ミヤザキナツキ(砂場)/東風あんな/右京/ウエムラユウキ]
open18:00/start19:00
¥2000

●5/5(日)浜松 窓枠 ※出演は17:10
「立夏令和勝負の日」
[ミザヤキナツキ(砂場)/小豆原一朗/奥山尚佳(おっく)/大塚友紀(G2)/上嶋潤(THEビール飲もうズ)]
start15:00
前売2500円

●5/18(土)武蔵野音楽祭
吉祥寺サーキット 出演多数
詳細はこちら

●5/25(土)池袋Adm
「梅雨町人〜40人の町人〜」
open12:00/start12:30

●5/26(日)京都サーキット「いつまでも世界は…」
出演者多数 詳細はこちら
http://sekaiwa.info/

●5/27(月)大阪扇町para-dice
[よあけのばん/小豆原一朗/カンダケイコ/迷子/金子ゆか]
open18:30/start19:00
前売1200

●5/28(火)名古屋吹上鑪ら場
[小豆原一朗/zzz/いづみさとー(恋は魔物)]
open18:30/start19:00
前売2000

●5/29(水)下北沢440
17th Anniversary「ため息ひとつ」
[日向文/小豆原一朗/篠山浩生]
open19:00/start19:30
前売3000


詳細は決まり次第ツイッター等であげます◎
ご予約はtoumeinotuki@yahoo.co.jpまでお願いします!


先日、新紙幣の発表がありました。
でもデザインが…変なバランス…
あと5年先なので改良されることを祈ります。

平成31年刻印の硬貨がレアとなりコレクターの間で値段があがってるとか。
お金がその価値よりもあがるという面白い現象。

10年前、伊藤博文の千円札を「これは超お宝!絶対に使うものか」とお守りのように財布に入れてました。
当時バイト先のレジで見つけ、「これは入金できないんじゃないんでしょうか?」と社員の方を上手く説き伏せてMY野口英世と交換したという反則ギリギリな入手経路。

伊藤博文との出会いは小学校の宿題でした。
各々が興味のあることを調べてクラスで発表するというシンプルなもの。
一番興味ある事柄といえば口に水を含んで友達同士笑わせ合って水を噴き出したやつの股間に傘の持ち部分をひっかける帰宅時のオリジナルゲームのことくらいで、これじゃダメだ、と思い、なんとなく毎日背負ってるランドセルについて調べたら日本に初めてランドセルを持ちこんだその人が伊藤博文でした。
それから初代内閣総理大臣だったことや、数々の逸話、水を噴き出し合った一番の友達が伊藤くんだったりと、どんどん伊藤博文に魅せられていったのです。

薄茶の渋くて気品のある色使い、今の紙幣よりサイズが若干長め、透かしではなんと伊藤博文の横顔があらわれる。
この丁寧な造りに千円とは思えない高級感が溢れていました。
チャンネーが掃いて捨てるほど周囲にいたことから「箒」というあだ名があったくらい老人でも男前な写真。
新旧の千円札と比べてもこの伊藤博文Ver千円札はデザインが素晴らしいのです。

しかし、別れの日は突然やってきました。
正月帰省で広島駅から三次駅へ移動し、いざバスを降りる時にお金が足らなくなったのです。
都内バスなら乗車時に一律料金を支払うのですが、これは高速道路も経緯する長距離バスで降車時の支払いでした。
当時パスモを作ったばかりの僕はこの便利なカードは全国どこでも使えるものと勝手に思い込んでました。
運転手さんの「なんじゃそりゃ」の顔。
「早くしろ」のお客さんの目。
財布のなかには伊藤博文の千円札。
バスの運転手さんって優しいイメージがあったけど、その運転手さんは『仁義なき戦い~広島死闘編~』の千葉真一みたいに怖かったのです。
そんな人に「お金ありません」なんて言うのは無理でした。
心苦しくも財布から伊藤博文を取り出しました。
が、まさかの偽札を疑う目。
千葉真一はじろじろ色んな角度から旧札を眺め、入念に透かしを確認して、ようやく乗車を許してくれました。こうして身ぐるみはがされ家宝をとられた気分で三次の地に降り立ったのです。
その夜あの運転手さんは「あん時はええもんもろたで」と右手には木刀、左手にはチャンネーを抱いて豪快に笑ってるんでしょう。
そんなこんなで現在僕の手元にある旧札は夏目漱石くらいです。

日本が世界に誇る文豪、守り続けたいです。

あと、レアなお金といえばこれ。



1994年広島県広島市で行われた第12回アジア競技大会の500円記念硬貨。「走る」、「泳ぐ」、「跳ぶ」の全3種類コンプリート。
「これを持ってれば将来500円以上の価値になるかもれない」と両親からプレゼントされました。
勉強机の引き出しの奥、ご丁寧にジップロックに入れて保管していました。
それから机の奥で待つこと25年。
先日目にしてしまったyahoo知恵袋。

「大量に発行されているものですので、希少性はなく、未使用の綺麗な状態のものでも、額面の500円以上にはなりません。
 残念ながら今後何年とっておいても、500円以上の価値がつくことはありません。」

ずーっと500円×3=1500円のまま。
両親の予言はもろくも崩れました。

もしも僕がバスの運転手だとして
これを出されたら絶対偽コインだと思う。

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ライブスケジュール&昭和の思い出

2019年03月20日 | 豆日記
春がきました。
毎年悩まされている花粉症。
早めに薬をもらって準備万端。
3月4月と激アツなライブが控えています!
お待ちしています。


【3月】
●3/25(月)扇町para-dice
[重田拓成/イワクニマユ/小豆原一朗/内田修人]
open18:30/start19:00
前売¥1700
※21:00出演

●3/26(火)京都nano
[こっけ/サワラデザート/小豆原一朗/OAハマモトケンジ]
open18:30/start19:00
前売¥2000
※19:35出演

●3/27(水)名古屋吹上鑪ら場
[加納良英(and young…)/小豆原一朗/近田崇仁(はいからさん)/タナ・カミオとレインズ]
open18:30/start19:00
前売¥1800
※20:20出演

●3/30(土)西荻窪アートリオン※2マン
[佐古勇気/小豆原一朗]
open18:30/start19:30
前売¥2500
※19:30出演

【4月】
●4/5(金) 柏PALOOZA
ハシグチカナデリヤpre「単純に今対バンしたい人たち」
[ハシグチカナデリヤ/Goodies/小豆原一朗/マキアダチ/Yeti/DooDooDooMiuMiuMiu]
open17:00/start17:30
前売¥3,000(+1D)

●4/21(日)越谷ASYLUM2019
出演者多数
イベントHP
open11:10/start11:40
予約なし。イープラス、ローソンチケット、チケットぴあ等で取扱い。

●4/26(金)阿佐ヶ谷MUSWELL ※投げ銭ライブ
ASAYAKE01 1st mini Album「SSW」release tour
[ASAYAKE01/小豆原一朗/佐古勇気]
open19:00/start19:30
入場無料(投げ銭)

●4/30(火)新宿ロックンロール以外は全部嘘
平成終了カウントダウンイベント
open18:30/start19:00
前売2,000円
※22:30出演



詳細は決まり次第ツイッター等であげます◎
ご予約はtoumeinotuki@yahoo.co.jpまでお願いします!





札幌ツアーから無事帰宅し、予想通り5キロ太っていました。
最終日ライブハウスでいただいたジンギスカンがきいたようです。食べすぎたけど後悔はしていません。
3日間を共にした奥山漂流歌劇団に感謝!京くんと一緒に演奏した「音楽は止まった」は特別な時間でした。

札幌で驚いたのはまだ雪が残る道路を楽々と走っていく人々。さらには自転車に乗る強者も。
以前転んだことをきっかけに「バランス」という曲を作ったほど頻繁にこける僕ですが、
北海道の方のバランス感覚に恐れ入りました。
いけるかも?と、過信した僕は案の定こけました。

もうひとつ驚いたのはライブハウスの転換BGMで鳴っていた宇多田ヒカルの「Automatic」を若いバンドマンがこの曲を知らないと言いました。
よくよく考えたら発売されていた当時彼はこの世にいなかったのです。
ついに平成の歌姫のデビューシングルを知らないミュージシャンがあらわれた。
と、いよいよ平成が終わると思い知らされました。

平成もあと1か月とちょっと。
元号は日本独自の時間軸で海外の人からみたら非常に面白い文化だとききます。
「昭和歌謡」「昭和のスター」「平成生まれ」「平成の三羽烏」などなど…
この曲、昭和っぽいね。とか、平成生まれってそうだよね。とか、日本人同士でなんとなく通じるものがあります。
特に昭和という時間軸が哀愁帯びていて好きです。
生まれは昭和58年ということで実際昭和を体感できたのは6年だけで住んでいた家とか空の色とか思い出せるけど、体験した昭和ならではのものを思い返すとどれもあやふやで結構困ります。
そんなちょびっと昭和をかじった僕の中で一番脳みそに残っているものといえば、

志村けん

「加トちゃんケンちゃん」「だいじょぶだぁ」「バカ殿」
なかでも「だいじょぶだぁ」は断トツに好きでした。
当時みていたTVはほとんど記憶にないけどこれは記憶にのこっています。
志村けんがブラウン管に出てくる度狂ったようにはしゃいでギャグを真似ていました。
というか今でも「いいよなおじさん」「ひとみ婆さん」を観ると条件反射で爆笑してしまいます。
好きなお笑い芸人は沢山いるけど、ここまで笑えるのは幼い頃からすりこまれたおかげかもしれません。
ドラマにもトーク番組にもほとんど出ずコントをとことん追及する生き方もカッコいい。

あと、光GENJIをどこでも大声で歌っていたのも覚えています。
自宅はもちろん電車やバスでも「こわれそうなものばかりあつめてしまうよ~」と熱唱。
「ガラスの十代」を5歳の子供が歌っていました。
周囲はさぞや鬱陶しいかったでしょう。

あやふやな昭和の記憶で家族旅行があります。
新幹線で移動していて僕がいつものように「ガラスの十代」や「パラダイス銀河」を熱唱していました。
歌うのに飽きたら「何だ君は!」「何だ、チミはってか? え?」「そうです、私が変なおじさんです!」と5歳のぼくは一人二役で叫んでいました。
迷惑そうな乗客。笑っている外国人。口をふさぐ両親。離れたとこにいる叔父さん夫婦。それをニコニコみているおばあちゃん。

旅行先の場所は思い出せないけど、どこかの河原を観光客にまじりながら家族といました。
気温は寒くて雨も降っていて僕はレインコートを着ています。
当時レインコートが好きで雨をはじき返すマントで無敵になったような気持ちになっていました。
周りの大人はテンション低めでしたが、僕はぴょんぴょん飛び跳ねていました。
川の流れは激しくてポツンと頭をだしている大きな石が激流に打たれながらふんばっていました。
その大きな石にぴょうんと飛び乗り、近くの石にぴょうんと飛び乗ります。
どんどん遠ざかっていく両親と叔父さん夫婦とおばあちゃん。
そして周囲の人が思い描いた絵の通り
見事にすべって川に落ちました。

すぐに大人たちが救助してくれて大した怪我もありませんでした。
無敵のはずのレインコートもびしょ濡れ。寒くて寒くて凍えそう。
かけよるおばあちゃんが「大丈夫かい!?」ときいてきました。

こ、これは!
体が痛いとかずぶ濡れとかそんな心配よりも
こんなベストなタイミングはまたとないと思い、僕は全力で言い放ちました


だいじょぶだぁああああああああ!!!!



昭和のよき思い出でした。



当時の僕。太ってたなぁ。


このブログを書いてついつい「だいじょぶだぁ」を見返したんですが
田代まさしも相当面白いことに気づいてしまいました。
さらに名曲「ガラスの十代」も作詞作曲は飛鳥涼でした。
法を犯した以上ある程度の制裁は仕方ないことだと思うけど、いつか復活してほしいなぁ、と思います。

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ライブスケジュール&遠征での注意事項

2019年02月10日 | 豆日記
昨夜東京で初雪が降りましたね。
近所の銭湯へ行ってポカポカしてきました。
ポツポツと降る初雪にうきうきしつつも、
毎年ニュースでみる「最強寒波」という言葉。
じゃあ氷河期と比べてそう言えるのか。そもそもその時のデータあるのか。と思ってしまう。だって最強なんて言葉で毎年脅すから。
そんな揚げ足取りよりも来月の北海道どうなるんだろう、というのが切な心配。マイナス30℃って、、、飛行機が無事とびますように!
現在決まってるライブはこちら。

●2/17(日)池袋Adm 安谷武幾三通算1000回記念「またロックするよ」
[小豆原一朗/BINJU/ジョズエ/ザ・チャンバーズ/COOL JOKE/ブルボンズ]
open17:30/start18:00
前売¥2400
※オープンからスタートの間に来場された方にはタクミさんのカレーが無料(なくなり次第終了)!

●3/4(月)札幌tabibitoキッチン
小豆原一朗『ぼくがなくなっても』リリースツアー札幌編
[小豆原一朗/奥山漂流歌劇団/紺野バラード/うえだりょうたアコースティックセット]
open19:30/start20:00
投げ銭+1オーダー以上

●3/5(火)札幌KLUB COUNTER ACTION
"PALE BLUE EYES"小豆原一朗『ぼくがなくなっても』リリースツアー札幌編-
[小豆原一朗/奥山漂流歌劇団/ヌルマユ/スクリュー高井/QUAIL]
op19:00/st19:30
前売¥1500

●3/6(水)札幌LOG
[小豆原一朗/奥山漂流歌劇団/赤と青/東郷裕太/佐々木アユミ(葉緑体クラブ)]
open18:00/start20:00
前売¥2500(ドリンク込み)

●3/8(金)高円寺U-HA※2マン
[あーた/小豆原一朗]
open19:00/start19:30
前売¥2000

●3/25(月)扇町para-dice 『 Bossa/ Nova vol.28 』
[重田拓成/イワクニマユ/小豆原一朗/内田修人]
open18:30/start19:00
前売¥1700

●3/26(火)京都nano
"モグラとこっけのURARA OF HARU"
[こっけ/サワラデザート/小豆原一朗/opening The Song of Life:ハマモトケンジ]
open18:30/start19:00
前売¥2000

●3/27(水)名古屋吹上鑪ら場
[加納良英(and young…)/小豆原一朗/近田崇仁(はいからさん)/タナ・カミオとレインズ]
open18:30/start19:00
前売¥1800

●3/30(土)西荻窪アートリオン※2マン
[佐古勇気/小豆原一朗]
open18:30/start19:30
前売¥2500


ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp


えー、ちなみにこの「ぼくがなくなっても」リリースツアーに関してはファイナルはありません。
この音源をもって行ってない土地に行けば、それはリリースツアーになる(ファイナルのタイミングを逃したわけではありません)
ご覧のように3月ライブが沢山あります。
東京だけでも2マンが2本。
先月行った京都、大阪、名古屋にくわえて札幌も。こちらは奥山漂流歌劇団と3日間ご一緒です。

話は変わって

先月の遠征から東京に帰ってきて気づいたことが。
以前から遠征行く度にうすうす気づいていたことなんですけど、、、



太ってる!


もとが痩せてるんであまり気づかれてないですが(もしかしたら気をつかわれてるのかもしれない)。
数値としては5キロほど太っていました。
普段から結構食べる方なんですけど、遠征となると歯止めが利かなくなる。
ライブと移動で疲れた体を癒してくれるのは地方飯なんです。
遠征中での食欲が抑えられない。お酒も。

















実家の広島に寄ったのもダメ押しでした。この時期の牡蠣うますぎる。
関西方面行くとついつい寄ってしまうご飯おかわり無料の宮本むなし。
大阪でみつけてしまった安くてうまいハイレベルなシチュー定食屋さん。
基本的に食べ物の大きさがラージの名古屋。
そして、素材が良いからなんでもかんでもうまい札幌。
3月いろいろな誘惑があるので気をつけよう。でも楽しみ。

ちなみに昨日の銭湯で体重を計ったところ、体重はもう少しで戻りそうです。
はぁ。
このブログ見てたら腹減ってきた。

よかったらインスタフォローしてください。

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ライブスケジュール&年男

2019年01月12日 | 豆日記
寒いのは好きじゃない。
そこを我慢してぐっと内側にもぐる季節。

昨日は下北沢で2019年1発目のライブでした。
音源「ぼくがなくなっても」たくさんの方に買っていただき嬉しい限りです。
初披露の新曲「アルペジオ」も良い感じ。
そして来週からは関西、名古屋とリリースパーティー。
2月は東京のライブ2本だけです。両日とも激アツ。



【1月】

●1/17(木)京都二条nano※スリーマン
「小豆原一朗"ぼくがなくなっても"レコ発京都編」
[小豆原一朗/村島洋一/加納未樹]
open18:30 start19:00
¥2000+1drink
※21:10出演

●1/18(金)大阪扇町para-dice
[オガサワラヒロユキ/金城明善 (crawl)/小豆原一朗/伯川修平/谷口雅史]
open18:30/start19:00
¥1200

●1/19(土)名古屋吹上鑪ら場※スリーマン
「小豆原一朗『ぼくがなくなっても』レコ発名古屋編」
[小豆原一朗/鈴木実貴子ズ/coupy]
open18:30/start19:00
¥1800
※20:35出演

【2月】

●2/7(木)大久保ひかりのうま※スリーマン
[山田庵巳/小豆原一朗/沢田ナオヤ]
open19:00/start19:30
¥2000+1Drink

●2/17(日)池袋Adm「またロックするよ」
[ブルボンズ/ジョズエ/ザ・チャンバーズ/小豆原一朗/BINJU/COOL JOKE]
open17:30/start18:00
¥2400+1Drink

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



正月ムードももう終わり。
そもそも僕は喪中だったので世の中のおめでたい空気(素晴らしいことだと思いますが)を汚さないために、
今年の正月は極力外に出ず、YOUTUBEみたりNETFLIXみたり(あー便利な世の中)、主に曲を作っていました。

新年っぽい話といえば年男となりました。
猪っぽくないね、ってよく言われます。

【猪突猛進】
目標に対して、向こう見ずに突き進むこと

考えなしに闇雲にダッシュしてはダメだと思うんです。
努力という言葉は素晴らしいと思うけど、時に間違った努力をし続けることほど馬鹿らしいことはない。
160キロの剛速球もノーコンだったら全然役に立たない。

心の中にはピッチャーとキャッチャーがいる。
日々生活しているとどんな些細なことでも何か感じて思いがわいてくる。
その一方それを受け止めたり、受け止め損なったり、あえて流したりする自分がいる。
生み出すって実は簡単で、その沢山に生み出されたものからなにを拾ってどう考えるかが大事だ。
ピッチャーよりもキャッチャーの方が結構重要なんじゃないかと。
感情の裏には必ず根拠という背景があって、その背景にはいくつもの情報あって、それを集めるといくつもの面となり、裏表のない球になり、物語が転がりだす。
そんな感じで曲作りのアイデアも生まれてきたりする。

そこで今年の目標は

【捕球考察】

急に野球少年だった自分が出てきた(外野だったけど)。
このインチキ野球用語みたいな四文字熟語を意識してすすんでいきたいと思います。
猪全然関係ない。

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ライブスケジュール&1年経って

2018年12月16日 | 豆日記
冬になってきました。
短かったなあ
秋。

2018年もあと2週間。
そして、リリースツアーが控えております。
会場で絶賛発売中の新譜『ぼくがなくなっても』をどうぞよろしくお願いします。

【12月】
●12/19(水)心斎橋CONPASS
[SMOOTHIES/小豆原一朗/シュリスペイロフ/paranoid void]
open18:30/start19:00
前売¥2,500/当日¥3,000

●12/21(金)稲毛K‘s Dream
K'S DREAM PRESENTS "アコースティックナイト vol.146"〜超年末グッドメロディ祭り!!〜
[full full full/横田浩之(TOY)/日々かりめろ(茨城)/中村僚(The Remember Me)/手嶋広記(SMILE)/小豆原一朗]
open18:00/start18:30
前売¥2,000/当日¥2,500

●12/24(月)池袋Adm
終わってるおっさんのクリスマスイブ※オールナイトイベント
open19:30/start20:00
前売¥2000+1D 当日¥2500+1D

●12/31(月)新宿ロックンロール以外は全部嘘
「嘘COUNTDOWN JAPAN18/19」
[ザ・カトウタクミ(ブルボンズ)/Torch/ロンリークレイジーゆういち/小豆原一朗/コガラチヒロ/高木栄一郎/魚住英里奈/ツチハシノブユキ/佐藤達生/Dannie(Dannie B.Good)]
DJ/Ko-Hey(JUKE BOX JIVE)
2,000円(4日間通し券6,000円)※年越しそばスライダーあり
※小豆原一朗は22:30出演

【1月】

●1/11(金)下北沢MOSAiC
「ハシグチカナデリヤ&MOSAiC presents何かしらが爆発する2019」
ハシグチカナデリヤ/小豆原一朗(ex パンパンの塔)/四丁目のアンナ/アイラヴミー
open18:30 start 19:00
¥2500(ドリンク代別)

●1/17(木)京都二条nano
「小豆原一朗"ぼくがなくなっても"レコ発京都編」
[小豆原一朗/村島洋一/加納未樹]
open18:30 start19:00
¥2000+1drink

●1/18(金)大阪扇町para-dice
[小豆原一朗(東京)/伯川修平/谷口雅史 and more...]
¥1200

●1/19(土)名古屋吹上鑪ら場
「小豆原一朗『ぼくがなくなっても』レコ発名古屋編」
[小豆原一朗/鈴木実貴子ズ/coupy]
open18:30/start19:00
¥1800

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



一年前のブログを読んでみたら歯の治療で入院していました。
「しばらくしたら消える」と医者に言われた右下の歯茎はまだ麻痺したまま。
そう考えると去年が昨日のようにも感じます。
「小豆原一朗」と名乗りだした(本名なんですけど)のも1年前で。
この時はまだ『ぼくがなくなっても』に収録している曲もないし、そもそも活動がどうなるのか全くわからない状況でした。
ぽつぽつライブは決まっていて、ありがたいことに見に来てくれるお客さんがいて、またお誘いをいただき、その度に曲作って、毎日練習して。
考えたら今までやってきたことがまた動き出してました。
その中でも悩んだり、新しい発見、出会いにも恵まれました。
何より活動できたのは決して安くないお金と貴重な時間を数十分のライブに捧げてくれる皆さんのおかげです。
僕の歌を聴いてくれるあなたたちがいなかったら1曲もできないと思います。

今年は大事な身内を二人なくしました。
いつかやってくることとは思いつつも、
「死」について一層考えさせられました。
人間頑張って長生きしても100年くらい。
約2000年も続いている日本で100年なんてあっという間。
今から100年前は第一次世界大戦が終結し、世界の様相が大きく変わりました。
第二次世界大戦、広島の祖母は今の日本を想像できなかったでしょう。
某自動車会社で働いてた叔父ちゃん、ゴーンが捕まったよ(もしかして知ってたりして)。

ぼくなりにいろいろ考させられたけど
ぼくという形がこの世にあるというだけでも儲けもの、と考えるようになりました。
自分の私利私欲はどうでもいい。そんなものを大切にしても空しいだけ。
この形を使ってなにかのために少しでも役に立てたい。と思うようになりました。
そして、35年の人生で人様に喜んでもらえるのは今のところ歌うことくらいです。

曲作りで数十秒録音した自分の声を聴いて「わ、こんな形になった」と、今も驚きます。
何十年生きても1秒先もわからない。
人生にそもそも道なんてないんでしょう。
どうなるかなんてわからないから続けられるのかもしれない。
きえてなくなるまでは転がり続けたいです。

2018年もあと少し。
これからなにを作ろうか。

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新音源『ぼくがなくなっても』解説

2018年11月22日 | 豆日記
現在深夜3時近く。
いつのまにか誕生日迎えました。
そんなことより音源が完成しました。
ワンマンに間に合った。



小豆原一朗
『ぼくがなくなっても』

1.月光
2.からだは旅路
3.クロール
4.脳の細胞
5.シェリー
6.かげにたずねて
7.バイク
8.うたうたいのうた

8曲入りで500円です。
何ヶ月か前のブログで名盤目指すと豪語してましたが、名盤出来ました!
まぁ、自分で書いてもなんの説得力もないのですが。
すごく満足しています。

明日のワンマンから会場で販売します。
完成したばかりで若干興奮気味ですが、全曲解説をしようと思います。



「月光」
メロディーから作った曲でメロディとコード進行はかなり凝りました。3分もないコンパクトな時間でうまい具合に詰め込めたと気に入っています。
この曲は小豆原一朗初企画「青い空には誰もいない」に向けて作りました。
山田庵已さん、沢田ナオヤさんとのスリーマンでした。この大好きなお二人の大好きな曲が両方とも月の歌で。月の曲を作りたい!となりました。
ベースはナガムー。歌によりそうフレーズが素晴らしいです。


「からだは旅路」
今年に入ってから歌詞を書いて次の日にメロディーをのせるという作業を毎日やっていました。自分はコツコツ型なんだなぁとしみじみ思います。不器用です。
そうやって出来たワンフレーズの短いストックを膨らませて曲になったり、ならなかったり、、、。というわけでいつか曲になるかもしれないストックは今年山ほどあります。そういう作業の中でこの曲はうまく形になった例です。
ベースは「おのつん」こと小野町子(パンパンの塔「火曜日のサスペンス」のMVに出演してくれた女子です)。この曲は拍とコードがややこしいので把握するのに苦労していました。
アップテンポでバンドっぽい曲。新曲の中では今年一番ライブでやった曲だと思います。

「クロール」
暗い曲調にハネのリズムで「RIVER」なんかに近いかと思います。
王道なコード展開ですが、サビのメロディーは結構難しい。ボーカル録りに苦労しました。
ベースはナガムー。この曲ではリズムを変えて!とばかりのフレーズを結構ぶっこんできました。
エンジニアの加藤くんと頭を抱えながらリズムを組み立ててなんとか形にしました。常に男子は女子にふりまわされる。
夏の歌が多い僕ですが、夏の歌がまた増えました。冬になっても全然歌うけど。

「脳の細胞」
ノリのいい曲で、リズムがコロコロ変わる曲です。
嘘っぽい話だけど、ある日目覚めたらサビのメロディーがふってきました。この様に出来た曲は結構あります。多分脳の片隅で作曲するモードみたいなのがあるんでしょう。ポールマッカートニーの「イエスタデイ」が有名なエピソードですが、正直同じ過程で出来たとしてもそれが全て名曲とは限らない。「天から降ってきた!」と喜んで翌日改めて聴いたら大したことない、という曲は山ほどあります。
一応主役はOLの設定で書いていたのですが、エンジニアの加藤くんにはまったく伝わっていませんでした。まぁ、主役が男でも女でもどっちでも解釈して大丈夫です。
ベースはおのつん。レコーディング当日に結構ベースラインを変えてもらったけど、嫌な顔ひとつせずに長時間取り組んでくれました。年下だけど僕の100倍懐が広いです。

「シェリー」
ここからアコースティックアレンジな曲が続きます。
アコギとコンガのシンプル編成。
構成もシンプルな曲だけど、シンプルになるまで結構削ぎ落とす作業をしました。
「ひとりぼっちのジミー」「ローレンスさん」といった外国人の名前シリーズ。
仮歌(ちゃんとした歌詞がない状態)で作るときに異国の名前が出てきてしまうんです。口癖なんです。

「かげにたずねて」
我ながら美しいメロディーの曲だと思います。頑張った!ちなみに歌詞から作りました。
メロディーも歌詞も気に入ってたんですが、アレンジをどうしようか結構悩んでいました。
レコーディング直前で3拍子に変えたらすごくハマりました。リズムって本当大事だなぁ。何気に4拍子が出没してくるので録音は結構苦労しました。
鉄琴を入れたら冬の歌詞もあいまって一気にクリスマス感が。

「バイク」
これは2018年に初めて出来た曲。
去年はほとんど曲にはならない歌詞だけ書いていました。
改名して1月にライブがきまっていて、小豆原一朗の初ライブに合わせてなんか作りたい!と思って出来た曲です。そんな気合とは裏腹に暗〜い曲になっています。でも僕が心底好きなのは暗〜い曲でして。ぐっとくるような美メロより、さらっと日常に入り込んでくる歌がたまらなく好きです。
アルバムのタイトルもこの歌詞からもらいました。
録音は弾き語りの一発録り。奥で鳴っているのは家の前の大通りをスマホのアプリで録ったものです。

「うたうたいのうた」
この曲は一番最後に出来た曲。レコーディング期間中に作っていて、正直完成するか不安でした。
6月に内藤重人と行った「僕とN君の五日間」のツアー中にみた夢を曲にしたいと思ったけど、曲になるかわからないのでしばらくほっといてました。
10月名古屋での「浮かむ瀬」との対バン、chori君と3年ぶりの再会。彼のポエトリーに久しぶりに触れて、その翌日に出来ました。
対バン形式というのは創作意欲をとても刺激されます。普段家で聴いてる音楽も大事だけど、人間がその場で生み出す音をダイレクトにキャッチするというのはめちゃくちゃ情報量が詰まっています。ライブは音を聴くというよりも音に触れるに近い感覚。不思議なもので下手な演奏でも何か良いものを見つけると「僕ならこうするのに!」と思って上手い音源聴くよりも刺激されることが多々あります。対バンは自分の中でとっても大事です。すみません、だんだん話がそれてきました。
そんなこんなでこの曲は非常にドラマチックな経緯で出来たなー、と思っております。
京都nanoのモグラさんがこの曲を聴いて「まめ節やな!」と太鼓判を押してくれました。
録音は一発弾き語りした音源にピアノや空間系エフェクター、ノイズなど、色んな音を重ねました。
この曲が出来て8曲がまとまった感じがします。レコーディング期間中に無事作れてよかった。


というわけで、無事完成した「ぼくがなくなっても」。
今までのレコーディングに比べて相当自分の好みやわがままを突き通した音源となりました。三ヶ月近く付き合ってくれたエンジニア加藤くんには本当に感謝です。ブラック企業の社長みたいになってる!と自制したこと多々ありました。
そして会場にいるお客さんを想像しながら録音しました。いつも来てくれる方は勿論、こらから出会うであろうまだ見ぬ方も。
小豆原一朗にとって名刺がわりのこの音源を受け取ってくれたら幸いです。
まずは弾き語りワンマン、お楽しみに!

PS.500円玉を用意していただけると助かります。

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ライブスケジュール&現状報告

2018年11月19日 | 豆日記
11月22日の新宿ロックンロール以外は全部嘘ワンマンライブ「なまえをよんで」。
いよいよご予約残り少しになってきました。お待ちしています!
ちなみにロク嘘は今月4周年だそうです。オープン当初からかなりお世話になってきました。
そんなおめでたい時にイベントをやれて光栄です。

以下、ライブスケジュールです。


【11月】

●11/22(木)新宿ロックンロール以外は全部嘘
レコ発&誕生日&ソロ初ワンマンライブ「なまえをよんで」
open19:00/start19:30
前売¥2500


【12月】
●12/12(水)池袋Admクラウド仮面×福 presents「池袋ファイトクラブ」
クラウド仮面 / 徒花プロジェクト / 星空キルクス団/福 / 怪盗ザ・デッドボール / 小豆原一朗
open18:00/start18:30
前売¥2000+1D/当日¥2500+1D

●12/19(水)心斎橋CONPASS
SMOOTHIES
小豆原一朗
シュリスペイロフ
paranoid void
and more...
open18:30/start19:00
前売¥2,500/当日¥3,000

●12/21(金)稲毛K‘s Dream
K'S DREAM PRESENTS "アコースティックナイト vol.146"〜超年末グッドメロディ祭り!!〜
full full full
横田浩之(TOY)
日々かりめろ(茨城)
中村僚(The Remember Me)
手嶋広記(SMILE)
小豆原一朗
open18:00/start18:30
前売¥2,000/当日¥2,500

●12/31(月)新宿ロックンロール以外は全部嘘
年末カウントダウンイベント 詳細未定

【1月】

●1/11(金)下北沢MOSAiC
ハシグチカナデリヤ&MOSAiC presents何かしらが爆発する2019
ハシグチカナデリヤ/小豆原一朗(ex パンパンの塔)/四丁目のアンナ/アイラヴミー
open18:30 start 19:00
¥2500(ドリンク代別)

●1/17(木)京都二条nano 詳細未定

●1/18(金)大阪扇町para-dice 詳細未定

●1/19(土)名古屋吹上鑪ら場 詳細未定


ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp




先日の怪我は大分治ってきました。
ご心配おかけしました。

そして肝心の音源なのですが。
なんとか完成しました!と言いたかったのですが、まだまだ作業中です。
22日までには何がなんでも仕上げますよ。
とりあえずは現状報告を。



エンジニアは加藤真延くん。本職はコンサートの音響です。
多忙な仕事の隙間をぬって作業してくれています。
家も自転車で5分くらいの近さで2ヶ月近くしょっちゅう顔をつきあわせています。
今回リズムの打ち込みはほぼ彼との共同作業。いやー、リズム作るのがこんなに面白いとは。
人間技ではできないようなリズムを作っています。
とにかく僕のかなり細かい(面倒くさい)要求も時間を惜しまず真剣に向き合ってくれてます。
本当に彼でよかった。

ベースは小野町子(おのつん)、ナガム―が参加してくれています。
おのつんは今モデルの仕事の方が忙しいけど、得意の5弦ベースは全然錆びていませんでした。森内ベース直伝(一時期習っていました)のストイックな姿勢。
ナガムーはイエスマンのベースボーカル(現在活動休止中)。今まで何度も聴いてきたけど、やはりベースのフレーズセンスは抜群でした。ナガムーのベースに合わせてリズムを作り直したくらいです。
僕の周りの女性は意志の強い人が多いように感じます。というか、男性より女性の方が確実に意志は強いと思います。もう男子は支えるのみ。
とにかく、レコーディングを通して女子のパワーに圧倒されました。

僕はといえばギター、ハーモニカだけでなくピアノ、鉄琴、ドラム打ち込み、ジャケ絵などなど。いろいろチャレンジしております。
バンド編成にはこだわらず、とにかく自由な発想で作りました。
まさにソロ作品じゃないと作れない内容だと思います。
今年に入ってから作った8曲。渾身の出来です。
尚、販売はライブ会場だけとなります。
是非とも会場で会いましょう。
お楽しみに!

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ライブスケジュール&レコーディング

2018年10月20日 | 豆日記
ビートルズ漬けの日々を送っています。
ここ数年は定期的にビートルズの全アルバムを聴くという期間を作ってます。
何度聞いても飽きないし、聞けば聞くほど発見がある。勉強になります。
そして、「ビートルズを語る」というイベントにゲスト出演することになりました(日が近いですが)。
以下、スケジュールです。お待ちしております。


【10月】
●10/24(水)新宿ロックンロール以外は全部嘘
カトウタクミトークライブ第二弾「ビートルズを語り尽くす日!!」
open19:00/start19:30
1000円


●10/25(木)下北沢 風知空知「道すがら音頭」
山田庵巳/小豆原一朗/沢田ナオヤ
open19:00/start19:30
前売¥2500/当日¥3000
※19:30出演

【11月】
●11/4(日)名古屋サーキット「世界の砂場から'18」
イベント特設ホームページ
※この公演のメール予約はありません
※sunset BLUEで15:15出演

●11/5(月)京都nano
小豆原一朗/梶本ヒロシ/AKANOTANIN/いちやなぎ
open18:30/start19:00
前売¥1500
※21:00出演

●11/6(火)大阪扇町para-dice
らんちゅう/ザ☆ツイてるズ/小豆原一朗/SUN NOT TARGET/ナイアガラビルディング
open18:30/start19:00
前売¥1200

●11/14(水)新宿ロックンロール以外は全部嘘
コガラチヒロ企画「ノスタルジックパーティ」
山田兎/小豆原一朗/みぞたちか/魚住英里奈/コガラチヒロ
open18:30/start19:00
前売¥1600

●11/22(木)新宿ロックンロール以外は全部嘘
誕生日ワンマンライブ「なまえをよんで」
open19:00/start19:30
前売¥2500

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp



現在音源を製作しています。
この部屋にじーっと閉じ込もって己と向き合っています。
小豆原一朗名義として初めての音源。
曲がたまってきたので今年中には形にしたいと思案していたのですが、なんとか形になりそうです。
パンパンの塔ともまめ名義の音源とも全然違った環境で録音しているので、試行錯誤しながらとても新鮮な気持ちでやっています。
毎度のことながらレコーディングは鍛えられます。自分の力量や曲の考察などなど考えさせられることばかり。
自分の音を聴き、家でビートルズの素晴らしい音源を聴き「あー!」ともんどりうってます。
まだどんな形になるかはわかりませんが、名盤目指して頑張ります!
詳しいことはまた後日発表したいと思いますよ。

最高の相棒、ギブソンJ-45。今回も大活躍。

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ライブスケジュール&またあう日まで

2018年09月15日 | 豆日記


激烈だった9月ライブはもう終わり。10月と11月のライブです。
11月22日には初の弾き語りワンマンが決定しました!よっしゃー。
他にも素晴らしい日が目白押しです。

【10月】
●10/1(月)下北沢BIG MOUTH
須藤理希/タカスギケイ/ムラタモトヒロ/川口純平/小豆原一朗
open18:30/start19:00
前売¥2160

●10/5(金)名古屋鑪ら場
佐藤守晃とブルーハワイ/浮かむ瀬/フウジン(ワッペリン)/小豆原一朗
open18:30/start19:00
前売¥2000

●10/25(木)下北沢 風知空知「道すがら音頭」
山田庵巳/小豆原一朗/沢田ナオヤ
open19:00/start19:30
前売¥2500/当日¥3000


【11月】
●11/4(日)名古屋サーキット「世界の砂場から'18」
イベント特設ホームページ
※この公演のメール予約はありません

●11/5(月)京都nano
詳細未定

●11/6(火)大阪扇町para-dice
らんちゅう/小豆原一朗/ナイアガラビルディング and more...
前売¥1200

●11/14(水)新宿ロックンロール以外は全部嘘
コガラチヒロ企画「ノスタルジックパーティ」
山田兎/小豆原一朗/みぞたちか/魚住英里奈/コガラチヒロ
open18:30/start19:00
前売¥1600

●11/22(木)新宿ロックンロール以外は全部嘘
誕生日ワンマンライブ「なまえをよんで」
open19:00/start19:30
前売¥2500

ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp




「メガフォークフェス」が終わって新宿二丁目へ繰り出して神社の階段で朝を迎えました。
一癖も二癖もある敬愛するミュージシャンたち。
長いと思っていた夜はあっという間に過ぎました。
ありがたいことに沢山のお客様が来てくれて絶対余ると思っていたフードの鶏肉3Kgはいつの間にか消えてました。



あ、間違えた。



イベントでは大忙しのコック&ウェイター役をこなしてくれた韓国人のソラさん。
彼女との裏話をちょびっと。

そもそも来日してくれただけでも頭が上がらないのに、彼女の要望で材料費すべて自腹でのフード無料(しかも美味い)。
メガフォークフェスでは過去何回も彼女がフードを無料にしてくれたことがありました。一度決めたらいくら止めても聞かない性格は相変わらず。
本職の脚本家としての彼女の快挙(韓国のドラマコンテストで最優秀賞!)もその強い意志が成し遂げたものだと思います。
そんなコンテストの存在を全く知らず、このイベントと時期が重なるなんて出来すぎて嘘みたいでした。

出会いは東日本大震災直後の池袋Adm。
どこか不安な思いを抱えたお客さんが集まっていた日。
その日のイベント終演後に大量の食べ物を出演者とお客さんに渡してきたのがソラさん。
食べきれないあまりの量の多さに大笑いしました。
植物や動物とは違い、人間は不安を吹き飛ばすために笑うことができて、それを共有できる力のありがたさを感じた日です。

先日ライブハウス界隈の仲間と呑んだ時に「ソラさんは1年半くらいしか日本に住んでなかった」と言われて驚きました。
大袈裟じゃなく本当に毎日ライブハウスにいたのでその倍は日本にいたと思ってました。
日本を離れてからも彼女からメールをもらっていて、世界旅行の話、中国での生活、夢をあきらめかけ涙した紆余曲折の道のりが刻まれていて、ソラさんの人生そのものがドラマみたいだなと思いました。
ソラさんとは比べものにならないくらい意志の弱い不肖僕ですが、「メガフォークフェス」を開催したことだけは褒めてやりたいです。
韓国に帰ったら脚本家として忙しい日々が待っているので次会えるのはそう近くはないと思うけど、いつまでも待ってます。



そういえば。
イベント中にBINJUのお騒がせ酔っ払いcumiちゃんが入ってくるお客さんに「あー、仲間がきたー!」と言ってました。
演者とお客さんではなく、仲間。勝手ながら本当にそう思えるあたたかい場所を作れたんかじゃないかと思えます。
僕も他人様のイベントでは滅多に見せないような笑顔がだだ洩れなライブでした。
なんにせよ人生に何度もない御目出度い日でした。
こんな風に心の底からバカになれる日がたまにはあっていいよね。
いや、おまえ結構なバカだろう、というのはおいといて。



あれ、内田裕也出てたっけ?

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歌詞

2018年08月16日 | 豆日記
月光

光みたいにはじけてはりついた
希望に似た形の耳鳴りと
やぶれた雨戸からそとがはいりこんだら
きみがうかんだ

真っ青な月
毒入り針をとおす
色をうばう色の中
まだまだ殺しつくせない感情が
この小さなハートをひろげる

ひとりごとをすいこんで沈んでった
力をもたないぼくらの歌
ちらかしてった夜が風をよんで
のぼってく

かさぶたゆらして
なま乾きのダンスを
せっかくの晴天も殺めてしまう
きみからもらった致命傷

真っ青な月にくるまってゆれている
コップ越しの星空だ
まだまだ反射をつづけて彩っては
光をくすぐる
やわらかな眠りにならないメロディが
この小さなハートをひろげる

つめたいからだになみをおこす鉄砲
息をとめて息をとめて息をとめて
息をとめて息をとめて息をとめて
ぶりかえす



クロール

ピンク色の海の中祈りあたためて目をとじた

ちいさな子供が喜びをひきずって
ちいさくすり減らしては踏み鳴らしてる登下校
よばれている気がして水中をほじくる手が
のみこめないような手つかずの場所をまさぐった

クロールの中でなげすてた
街の匂い 君の記憶も
燃え上がる水の中でしか
蒸発できないもの

赤い目に光がこだましてる
高い空まで風は夏をおくるよ
ほろ酔いで蹴っ飛ばしてく虚空
ごくん ドクン この度数がぼやかす
あの娘のゴースト湖にうつりつるりん
あゆむはずむ真夏のダンス 弧を描く水の中
重たいつま先に濁った空がのっかっている

クロールの中で駆けぬけた
鈍い光 重たい声と
燃え上がる水の裂け目から
壊れた夜がひらく

だから瞼ですする景色の中何層にも薄くなる世界
初めからなんもなかったかのよう演じる 演じる 演じる

ピンク色の海の中祈りあたためて目をとじた
獣みたいな雨の下
誰だろう

今日も
クロールの中でなげすてた
街の匂い 君の記憶も
燃え上がる水の中でしか
蒸発できないもの
クロールの中で駆けぬけた
鈍い光 重たい声と
燃え上がる水の裂け目から
壊れた夜がひらく



かげにたずねて

寒さにつつまれて破裂しそうなぼくら
建物たちはわくわくしながら光ってる
月を吐きだした窓から
歩道橋が照らされて泣いてる

また影にたずねて
返事を待っている
光がはがされてく
あなたへのおもいを
つなぎとめている光が

噴水が空に重なっていく
つかまえられない言葉と
焚火のあとのドラム缶
空洞がこころを焦げつかせる
やけどのあともないのです
透明な風を舐めつづけてるよぼくら
今日のおかわりねだってる
街が空をかじってる

ゆれる風をかすめて
行き先を消す音楽をおよいでいる
わがままなぼくらを
折りたたむ日々で
言葉は音色のように

器の中の水が曇天をてらす

空が深くなっていく
あなたがふくらんでいくようで

月を吐きだした窓から
今日のおかわりねだってる

また影にたずねて
返事を待っている
光がはがされてく
わがままなぼくらを
折りたたむ日々で
言葉は音色のように
あなたへのおもいを
つなぎとめている光が
途絶えない

器の中の水が曇天をてらす




シェリー

シェリー君をよぶ
ずっと忘れないよ
つめたい窓に
シェリー頬をよせて
こっちを向いてくれ
溢れるほどに僕をまだあげれるよ
今日もひとりでやるよ

いくらかじっても味のしない毎日を
夕日にしみこませるしみこませる
おいしくなってねトゥデイ

正方形のチョコレイト
だらしない中指べとべと
煙突のその先でまだらな鼻歌1日中
いつまでも音楽のように流れたかった

シェリー君をよぶ
ピストルをとりだして
つめたい窓へ
シェリー頬そめる
あいつを撃ちぬいて
なくなる前に僕をまだあげるよ
今日はひとりでやれよ

いくらまじってもにげだせない毎日よ
夕日にしみこませるしみこませる
おいしくなってねトゥデイ
いくらかじっても味のしない毎日よ
夕日にしみこませるしみこませる
おいしくなってねトゥデイ
おいしくなってねトゥデイ



からだは旅路

流星を窓が遮って
数センチずれた座標の点
道の凹凸は踊り子
運送スタッフを誘う
やりたいようにさせない

脈の中煌々と星が流れている
からだは旅路のまま

涙のまわりをかたどった
月光と切れた蛍光灯
おしもどせない手紙の文字が光を食らう
黒い夜は干上がった
未だ飛び立つ空はつかめん
とりあえず前にならえ
枢となるぶれない軸を作ってく
不自由の中自由が言う
いたみと羽ばたきの中
今さら翼はないが
穴をあけよう
代行はたてない

脈の中ごうごうと風が暴れている
そしてぼうぼうと羽が舞っていく
からだは旅路のまま

あなたと会う度に一秒一秒私が生まれてってほしい

たまごのカラにまもられたまだみえないヒヨコちゃん
お仲間たちに囲まれ裸の中あたためた
まっ赤な血に駆け巡った混ざり気ない君の世界
臓器同士のメッセージは底辺からてっぺんに
はしりまわる

脈の中滔々とごうごうと川が流れている
そしてぼうぼうと花は咲いている
だから煌々と歌が生まれていく
からだは旅路のまま
果てるまで旅路のまま




脳の細胞


叶わない恋の話はとっとと葬って
有給休暇は砦に1人で
買ったばっかディスプレイの中ドラマは進行中
脚本家の台本1.5倍速
時計だけは予定のまま空費するルーティーン スケジューラー
うだうだの間にまんまとみんなはにんまり楽しんだり
今日の終わる数分後クローズする瞳
最後の瞬きアップ&ダウン

脳の細胞にぐっとこない
ぐっとこないまま忘れてしまうよ
脳の細胞しょっちゅうストライキ中
ぶらりん

またがったバイクに二人乗り
あなたと愛のランチ
じゃれあってあやうく揺れるボディ
宅配のバイクと正面衝突
バランスの中道路のコスモスに
歯を食いしばったらどう?
もう少しいいことありそうかい
いいことありそうにみえるかい
大嫌いな雨降らす意地の悪いサンデー
青い空が屋根濡らす虹をかるく挟んで
数週間経った ならない音沙汰
最後のメッセージはない

脳の細胞にぐっとこない
訪れないなら妄想でいいよ
脳の細胞ハッピーを注入中
ぶらりん 宙ぶらりん

たんなる瞬きでこぼれそう
4つ数えてイメージを

叶わない恋の話はとっとと葬って
消去しようか

脳の細胞にぐっとこない
ぐっとこないから忘れてしまうよ
脳を解放情状酌量はない
だから脳の細胞は無法地帯
奮闘次第では生まれ変われるよ
今日の再放送を検討中
ぶらりん 宙ぶらりん



バイク

雲のきれま指をひっかけて
心臓がぜんぶ赤になるとき
建物は影になる
影が歩く犬にあたる
しずかにすきまがさわがしくなった

バイク 夜が曲がり角をすぎて
サキソフォンにひっぱられて夜が 夜が
バイク 世界がばらけても
奥につっかえたものはとれないかい

かきむしられた何本もの線が空をくぎってく
どのくらい時間を汚しちゃったの
まぼろしみたいにあやうい胸の奥で
黒くくりぬいた空を見上げて煙突は白い背伸び
燃やされていく気持ちや声や血液は僕の中で匂わないんだ

バイク 夜が目玉を過ぎて
声を出せばくずれそうな弱い影と
バイク からっぽなのに
まだとれないかい

まっくらな部屋とじた瞳で
大通りの音を眺めていた
わらうエンジン音
遠くなるクラクション
われたアスファルトからこぼれている心臓
足をなでる透明が
荷崩れする音楽が
余白を埋める掌でねじられてく瓶の蓋が
みたことない血管や
風は運べないこの光が
眼球を調律する

バイク 夜が曲がり角をすぎて
サキソフォンにひっぱられて夜が 夜が
バイク 世界がばらけても
奥につっかえたものはとれない
バイク ひかりのスイッチをさがしている
あなたにあうみたいに
バイク ぼくがなくなっても
奥につっかえたものはとれないかい

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ライブスケジュール&東京の塔

2018年08月15日 | 豆日記
いよいよ迫ってきました。
年に一度の大イベント池袋Admの梅雨将軍。
ハシグチカナリヤさんとのソロ対決「まめカナデリヤ将軍」
パンパンの塔では沢山対バンしたけど、弾き語りでやりあうのは初。
ループを巧みに操るハシグチカナリヤ。ソロでは更にループを巧みに使います。すごいです。
最強な相手にやられないよう僕も全力でぶつかっていきたいと思います。
いろんなハコでやってきたけどAdmの音はやはり格別。特にアコギの音がでかくて気持ちいい。そして、Adm広いのでみなさん来てくださいー。お願いします。

そして、9月は京都、名古屋、四日市と遠征。僕とN君ツアー以来の遠征。今回は一人。
東京は約6年ぶりの「メガフォークフェス」。気合入れて最高の演者を集めました。
楽しい(しょうもない?)ネタもあるので、平日ですがよかったら初めから最後までお付き合いください。更にメガフォークフェスではお馴染みのフード担当ソラさんがこの日のために来日してくれます。ビールに最高に合う韓国料理をご堪能くださいませ。本場の味です(韓国行ったことないけど)。
まだ先の話ですが10月ライブも決まってきたので載せておきます。

●8月20日(月)池袋adm 梅雨将軍2マンseries
「まめカナデリヤ将軍」
小豆原一朗×ハシグチカナデリヤ
(Opening guest)チクシヒロキ
open19:00/start19:30
前売2,500円/当日¥3,000(+1D)
※入場順:e+、手売りチケット(物販で発売中)→メール予約
e+はこちら



●9/7(金)二条nano
村島洋一
小豆原一朗
小林当麻
恋する感覚
Susan Hendrix
open18:00/start18:30
2000(+1D)

●9月8日(土)新栄SiX-DOG
「僕らはいつでも最高密度の未完成だ、」
ゆーの
Burgundy
小豆原一朗
村島洋一DUO(共演 岡田康孝)
久世悠喜
幡野友暉
鈴木実貴子ズ
カモメカモネ
open15:30/start16:00
前売2500円/当日3000円(+1D)


●9月9日(日)四日市ドレミファといろは
『心の森に花の咲く』52話目
小豆原一朗
まろく
Takkiduda
さくまゆう
ニシヤマユウタ
open18:00/start19:00
2000円(+1D)

●9/13(木)新宿ロックンロール以外は全部嘘
小豆原一朗presents「メガフォークフェス」
cumimame
沼田健二郎
内藤重人(Three Questions)
アサトアキラ
にたないけん(ジョズエ)
カトウタクミ(ブルボンズ)
PAJAMARZ mini
小豆原一朗
open17:30/start18:00
¥2000+1drink


●10月25日(木)
下北沢 風知空知
「道すがら音頭」
出演
山田庵巳
小豆原一朗
沢田ナオヤ
open19:00/star19:30
前売:¥2500/当日:¥3000(+1d)


チケット予約はtoumeinotuki@yahoo.co.jp まで
お待ちしています。



先日大阪の友達と劇団新感線の「メタルマクベス disc1」を一緒に観てきた。
宮藤官九郎がシェイクスピアの劇を近未来とバンドマンと核戦争でアレンジしたもの(かなりざっくり)。
360度回転するホールというすさまじい仕掛けに圧倒されました。本当よくできてる。
大学のフランス語の授業で「マクベス」を習ってたので、ちりばめられたネタに何とかついていけた(バンドネタも)。
劇中と転換中常にメタルが爆音で鳴っていて、だんだん聞いてくうちにメタルが好きに。。。まーなんと単純な脳。

店員が全員外国人の定食屋さんでご飯。
こっちまで発音がおかしくなりそうだった。

帰り際友達が東京タワーに上ったことがないということで、いざ。
眩い灯りの隣に前後がわからなくなる暗がり。
あらためていい眺め。
たくさんの輝くビルはどれがどれかよくわからなくて正確な説明ができず、長年住んでおきながら東京のことわかってないなと反省。
友達は東京のお土産を沢山買って帰っていった。
景色をつまんで歌みたいに差し出してくれた。
すばらしい塔でした。


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8月のライブ&広島の家族

2018年07月16日 | 豆日記
フェスだらけの8月前半。
そして、8月20日は一年ぶりの共演、大好きなハシグチカナリヤとのツーマン。
8月は激アツのイベント目白押しです。
しかし、あらためてみるとロク嘘とアダムばかりだ。

●7/23(月)西早稲田BLAH BLAH BLAH
"mix music juice night"
大木温之(THEピーズ)
カトリーヌ
小豆原一朗
open18:30/start19:30
前売¥3,000
※こちらの予約はお店のHPからお願いします(残りわずかです)。

●8月5日(日)ロックンロール以外は全部嘘「嘘フェス2018 2日目」
open18:30/start19:00
2,300円+1Drink

●8月11日(土)ロックンロール以外は全部嘘「裏ブクロックフェス」


●8月12日(日)池袋Adm「ブクロックフェス 2日目」
open/12:00 start12:30
前売¥2500+1D/当日¥3000+1D
3日通し券6000+1D(e+のみでの取り扱い)




●8月20日(月)池袋adm 梅雨将軍2マンseries「まめカナデリヤ将軍」
open 19:00 start 19:30
adv.¥2,500 door.¥3,000(drink代別)
小豆原一朗×ハシグチカナデリヤ
(Opening guest)チクシヒロキ
※入場順:e+、手売りチケット(物販で発売中)→メール予約
e+はこちら

ご予約はこちらまで
toumeinotuki@yahoo.co.jp

豪雨災害のニュースを見て実家の広島に電話をかけた。
両親が住んでる三次の方は無事のようだけど、おばあちゃんと叔父さんが住んでる矢野の方は大変みたいだ。
マンションの二階に住んでるので水は届かなかったけど、一階は冠水していたそう。
とりあえず怪我などはないとは言っていたけど、おばあちゃんは足腰が弱くベッドに寝たきり状態で身動きもとれない。
どれだけ不安かと思う。

突然に大災害はやってくる。どこでおこってもおかしくない。
こういう時こそぼくらはいつも通りの生活を送るべきだと思う。
お金を使って、経済をまわすという当たり前のことが復興につながっていく。
妙な自粛なんて首をしめるだけ。使えるお金はジャンジャン使っていこう。
みんなが幸せになる奇跡なんて起こるかわからないけど、
ぼくらはまわりの人を数ミリでも元気にすることが確実にできるはず。

来月には広島に会いに行く。
電話だけでは届かない笑顔をみれたらと思う。



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7月のライブ&僕とN君の五日間

2018年06月15日 | 豆日記
7月は10日新宿と23日西早稲田の都内の2本。
あと、8月20日のハシグチカナデリヤとのツーマン梅雨将軍も発表されました。
こちらはeプラス、物販でチケット売っています。詳細はまた後日。
そして一週間後は内藤重人と東京で再会。


●6/24(日)下北沢BIGMOUTH
川口純平
雅栄
小豆原一朗
内藤重人
畑崎大樹
open18:30 / start19:00
2160円+drink

●7/10(火)新宿ロックンロール以外は全部嘘
小豆原企画「青い空にはだれもいない」
小豆原一朗
山田庵已
沢田ナオヤ
open19:00/start19:30
2000円+1Drink

●7/23(月)西早稲田BLAH BLAH BLAH
"mix music juice night"
大木温之(THEピーズ)
カトリーヌ
小豆原一朗
op18:30/st19:30
前売¥3000

※7/23の公演の予約はお店のHPからお願いします。予約開始日は6/20です。


お問い合わせ、ご予約はこちら
toumeinotuki@yahoo.co.jp




昨日帰ってきた「僕とN君の五日間」ツアー。
N君こと、Three Questionsの内藤重人。
4月久しぶりに会ってその場のノリで決めてしまったこのツアー。
どこか普段の自分から少しの間離れてみたかったのかもしれない。
そして、どうやら彼もそうだったようだ。

1日目。
僕らは名古屋の会場鑪ら場で現地集合した。
最終日の札幌で対バンする鈴木実貴子ズがやってるお店だ。
大きな体をふらふらさせて内藤重人が現れた。すでに疲れ切ってる表情。
相変わらずガムテープで穴をふさがれた彼の持ち物。
リハーサルの時間が結構あまったので2人で演奏してみた。
「UFOと僕」いろいろ整えて、いい感じ。
彼と一緒に演奏するのは何年振りだろう。うまくなってる。
その日のアンコールでやった。
曲に出てくる「こうじくん」を「しげとん」に変えて歌った。
夜は、のんだね。彼はすごくのむし、すごく食べる。
くだらない話、とりとめのない話、まじめな話、彼はどんな話でも受け止めてくれる。
たまに返事がなくなり心がどこかいってしまう。
僕を含め歌を作る人はそういう人が多い。
そんなんだから二人とも鑪ら場に忘れ物をかますんだ。すみませんでした。

2日目。
大阪の会場ARTYARD。撮影で使われることが多いようで真っ白の部屋。
この日、「僕とN君バッチ」が届く。僕が書いた絵を内藤重人がグッズ化した。
発注が直前もいいところで、2日目からの発売になってしまった。名古屋の皆さんごめんなさい。
そしてその量の多さにびびる。
「これ、なくなったらツアー成功って言っていいね」
「しげとん…売れる気がしないよ」
昨日から僕はしげとんと呼ぶようになっていた。
台風が近づいて天気が不安定だった。
2日目のアンコールは「夏・台風・光が丘公園」を2人で演奏した。
また深い時間まで打ち上げ。
昨日の名古屋でも一緒だった砂場のナツキさんの家に泊めてもらう。
時間も深かったけど僕らは長い話をした。
なんか、お互いいろいろと不安だったんだと思う。
ツアーをまわってると夜中ふと襲われる感情。
お互い10年近く歌ってる。
未来からの向かい風は強い。
会話中ずっとなっていたナツキさんのいびきがでかい。

3日目。
いったん神戸空港にいってから、札幌へ。
昨日の雨が嘘のように神戸は快晴だった。
しかし、千歳空港に着いたとたん寒い風がふきつける。
薄着の僕らは震えながら札幌を歩く。
なんだかんだで高校の修学旅行以来の北海道に胸がはずむ。
ベタに時計台でパシャ。寒いからか外を歩いてる人が少ない。
知り合いに教えてもらったおいしいラーメン屋は閉まってて、山岡家でラーメン。
綺麗に区切られた町並みは仙台に近い。チェーン店多い。
この日出演するクラブGehtto。その名の通り、な感じ。
ブルーハーブのステッカーが入口に貼ってある。
店内が暗い。暗すぎてお客さんはおろか手元が見えない。
しげとんのキーボードスタンドはドラム缶。
内藤重人、水汲詩人共同企画。
ラッパーから落語家さんとジャンルなしの夜。
みんなぱっと見怖いけど、すごく礼儀正しい。
真っ暗な中、二人で「音楽は止まった」を演奏した。
しげとんはコードの書いた譜面台もろくに見えない。互いの顔も見えない。
わずかな光が頼りだった。
「光は簡単にわれない」と何度も歌う。

打ち上げ会場へ向かう途中、路上で歌うボイガルのシンゴくんを見た。
さっき会場に来てくれたお客さんにも何人か会った。
こんなに大きな町なのに人と人が近い。

打ち上げは近所の居酒屋。
お通しがすでにうまい。普通の卵焼きがうまい。ほっけがでかい。うまい。
東京とは素材が違う。深くまで打ちあがる。

歌うたいの奥山京くんの家に泊まる。
深夜4時頃。寝てたのに起きて出迎えてくれた。
過去に一度対バンしただけの彼はとてもやさしかった。

4日目。
本日8度。雨。傘はなし。
このツアーではじめてたっぷり眠る。というか、寝すぎた。
京くんとスープカレーを食べに行く。侍というお店。
あんなじゃがいもやブロッコリー、ごぼうを食べたことない。うますぎる。
お店の時計はわざと18時でとめてるらしい。謎だ。あえて謎を残す店は好きだ。
今日はムジカホールカフェ。昨日と一変しておしゃれ。
絵本のような世界。
「ペラペラの男の子」が絶対合うと思った。
この日は内藤重人企画。
彼は自身のバンドもやっていながらソロもこんなに活動的だ。
僕はバンドでもあまり企画をやってこなかった。根っからの面倒くさがり。
ライブ中の彼を見て、ああ、企画マジックってあるよな、と久しぶりにうらやましく思った。
雨の中、企画のために足を運ぶお客さんたち。
もっともっと、僕も届けたいと思う。がんばりたいと思う。
「ペラペラの男の子」をスマホで撮影してくれてた京くんが泣いてた。

打ち上げは僕らと京くんの3人で居酒屋へ。
また出てくるもの全部うまい。
4日目にして一番酔っ払った。
普段あまりしない話をした。
昨夜見た夢の話をした。夢の話をするのはあまり好きじゃない。
しげとんが「すげえな」って言ってくれた。
歌にできたらいいと思う。
そこからお店を移って、記憶があやふやなくらいのんだ。

5日目。
たっぷり寝たはずなのに頭が痛い。のみすぎた。
薄着の僕らは京くんの服を貸してもらう。
6月なのにストーブがついてた。北海道のもっと北の方では雪も降ったらしい。
この日は京くんが働いてる札幌LOG。京くんが組んだ夜。
京くんのバンドとも鈴木実貴子ズとも対バン。
タイトルは「かえりみち」。京くん、にくいね。
ここにきてしげとんが「僕とN君」という新曲が完成したという。
僕に朗読してほしいという。
あわせられるのはリハーサルで1度だけ。
無茶苦茶だ。でも、面白い。
「歌もいれようか」と自分から提案した。
面白そうなことはやっていく。
歌詞を渡され、初めて聞くピアノのフレーズにメロディをつける。

リハーサルが終わって2人で北海道大学のキャンパスを歩く。
キャンパスっていうか、森だった。
数日沢山話したけど、ほとんど話さずに数時間歩いた。

お客さんの入りは満員だった。
京くんのライブ熱かった。外の寒さなんて忘れてしまう。
本編最後の曲で「骨」をやる。この曲は絶対やろうと思っていた。
僕の次がしげとん。
1曲目「僕とN君」。
物語のような手紙のような7分の旅。
あっという間だった。
そのあとドラム入れたり、最後は即興の歌だったり、しげとんの少年の叫びが響いた。
最後の鈴木実貴子ズでは胸がえぐられてしょうがなかった。

打ち上げは言わずもがな、最高の食べ物と酒に囲まれて大いにのむ。
上着を脱いで外をあるいても全然あたたかかった。
少し札幌の寒さが少し慣れてきたみたいだ。
缶バッチ、見事完売。
ツアー成功といっていいよね。


ちなみに、翌日は観光の日。
ほとんど寝ずに早朝から神威岬へ行く。この世のものとは思えない絶景だった。
千歳空港までの電車で夕闇の中に虹を見た。きれいだった。
そこから東京までは半分夢の中のよう。眠かったもん。
電車の中、一人でぐるぐる思いをめぐらせてた。
駅から降りてはっと気づく。
荷物を棚に忘れた。
そう、歌を作る人はそういう人が多い。
また新しい歌ができそうだ。
ありがとう、N君。







荷物をとりにいってとぼとぼ歩いてたら
しげとんから「蟹食べにきなよ」ってLINEがきてた。
あ、来週あうんだな。

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6月のライブ&同行者

2018年05月15日 | 豆日記
こんにちは。ライブ告知失礼します。
6月はライブがたくさんあります。
Three Questionsの内藤重人と5日間ぐるーっとまわって東京に帰ってきます。
お待ちしております。

[5月]
●5月24日(木)東京 新宿ロックンロール以外は全部嘘
小豆原一朗/多田羅幸宏(ブリキオーケストラ)/内藤重人/赤松ハルカ/K(sugar'N'spice)
open18:30/start19:00
2,000円

[6月]
●6月3日(日)東京 池袋Adm
ブルボンズpresents「Drunk Monkey Festa」
ブルボンズ/夜のストレンジャーズ/プピリットパロ/東京ゴッドファーザーズ/シャク&リハビリーズ/river(ロマンチック日本代表!!!)/モーレツアタック/ABNORMAL GALA/ザ・サイクロンズ/ジョズエ/小豆原一朗
open13:00/start14:00
前売2500円


~僕とN君の5日間~
●6月9日(土)名古屋 吹上鑪ら場
小豆原一朗/はるきちとマイケル(みそっかす)/内藤重人/ミヤザキナツキ
op18:30/st19:00
前売1800円

●6月10日(日)大阪 難波ARTYARD「NOSIDE」
小豆原一朗/内藤重人/稲垣稀/ミヤザキナツキ/白井太一朗
open18:00/start18:30
前売2000円/当日2500円


●6月11日(月)北海道 札幌Ghetto「TOKAGE」
赤と青/内藤重人/小豆原一朗/doggydogg/Spyce/仔洋亭たいよう
open19:00/start19:30
前売1500円

●6月12日(火)北海道 札幌musica hall cafe「音に撃たるるば vol.9」
内藤重人/小豆原一朗 and more
詳細未定

●6月13日(水)北海道 札幌LOG「かえるみち」
鈴木実貴子ズ/紺野バラード/内藤重人/小豆原一朗/奥山漂流歌劇団
open19:30/start20:00
前売2000円


●6月24日(木)東京 下北沢BIG MOUTH
小豆原一朗/川口純平/雅栄/内藤重人/畑崎大樹
op18:30/st19:00
前売2160円

ご予約は公演の日付、場所とお名前、枚数を明記してこちらまでメールください。
toumeinotuki@yahoo.co.jp


名古屋はちょいちょい行けてたのですが、
長らくご無沙汰の大阪と初の北海道に行きます。
小豆原一朗名義としてはどちらも初。新旧の曲沢山とりいれてやりますよー。
先月の名古屋では行きのバスを逃すという大失態をしてしまったけど(その直後のバスに乗って無事着きました)、今回はツアーのプロ。内藤重人が一緒。
彼は北海道には月一ペースで行ってるくらいの強者で、地方のライブ会場との繋がりも太く、旅の同行者としては最適かと思っている次第です。
これで僕は安心して移動できる。

しかし僕には一抹の不安があります。
それは、「食」。
過去何度か共に食事をしたときに感じた彼の食へのスタンスは
「満たされればいい」というもの。
しかも、安くて量が多いという男子中学生のような思想の持主。
以前、横浜で彼にすすめられ連れてかれた蕎麦屋では「冨士盛」という下品なくらいに山盛りのざるそばを食べたし。
都内でやった彼の自主企画の打ち上げもサイゼリヤに連れていかれ、製造ラインが気になる値段と量の釣り合わない大量のワインを朝まで飲み干しました。

遠征での食は非常に大切。
ライブは一生懸命やりますし、楽しいことは間違いないのですが、
ほぼ一週間男2人でのハードな旅では唯一の癒しといえると思います。
特に楽しみにしている北海道の食。初の北海道は右も左もわからない。

7年前くらい前、大阪のツアー先で懐かしの黒いビニールゴミ袋みたいなものに荷物を入れてた内藤重人。
つるの折れた眼鏡をガムテで補強して何か月か過ごしてた内藤重人。
出会ったころは今はなき新宿JAMに住んでて窓のない生活をしてた内藤重人。
その新宿JAM近辺でマクドナルドのポテトを白昼堂々と食べ歩きながら「俺、これ毎日食ってんだ。」と言っていた内藤重人。
彼と一週間共にすると想像しただけで僕は…
あー、せめておいしいものが食べたい!
そういえば、靴がなくて冬の北海道でサンダル移動してたって話も聞いたなぁ。
うーん、本当に最適な旅の同行者なのだろうか。

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