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トランプ関税交渉破綻!参院選前に「国難解決」のアテが外れ…与党の過半数割れにトドメ

淡い期待は見事に外れた。参院選まっただ中の日本政府に対し、トランプ米大統領が新たに税率25%の「相互関税」を課すと通告する書簡を突きつけた。石破首相は8日、「8月1日の新たな期限に向け国益を守りつつ、日米双方の利益となる合意を目指す」と強調したが、もはや打つ手なし。参院選への打撃は避けられない。
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参院選前に関税交渉を決着させ、外交実績をアピールする──。もともと石破首相はそんな青写真を描いていた。トランプ関税を「国難」と位置づけたのもそのため。国難回避を実現すれば選挙に勝てると踏んだのである。
トランプも最初の交渉相手に日本を選び、4月の第1回協議には自ら出席。政権には楽観ムードが漂い、一時は「GW後半に総理が電撃訪米し、関税交渉は決着」(官邸事情通)との情報も流れたほどだ。
参院自民の改選組も浮足立ったが、その後の協議は難航。待てど暮らせど「朗報」は届かず、ジリジリと選挙本番のリミットに近づいていった。とうとう石破首相は先月のG7サミットでトランプに直談判。結果は何の成果も出せず、不発に終わった。それでも石破首相は「選挙期間中でも必要があれば訪米する」と意欲を示し、党内も期待を寄せた。しかし希望を打ち砕くように、先月下旬になってトランプの「ジャパン・バッシング」はエスカレート。視界不良のまま参院選に突入し、ついには有無を言わさぬ一方的な書簡公表に至ったのだ。
■下手に動けば足元を見られるだけ

露呈したのは、石破首相の「甘すぎる読み」と「何をやってもうまくいかない」という拭い難いイメージである。ジャーナリストの山田惠資氏は「安易に妥協して『弱腰だ』と批判されるよりは、少しだけマシですが」と前置きし、こう言った。
「結局、関税交渉は振り出しに戻っただけ。予測不能なトランプ氏相手の交渉とはいえ、この間にも日本経済の基幹を成す自動車産業は高関税で大打撃を受けています。いくら石破首相が『国益を守る』と毅然としたポーズを取ってみても、選挙にプラスとはならない。むしろ交渉継続となったことで、下手に事態の打開に動けば、トランプ氏に足元を見られるだけ。ますます逆鱗に触れて大失敗に終わったら保守票は完全に逃げ出す。今となっては、有権者もトランプ氏から全面譲歩を引き出さなければ納得しないでしょう。石破首相は身動きが取れず、ズルズルと投開票日を迎えることになりそうです」
関税交渉の破綻によって、石破首相が勝敗ラインに掲げた「非改選を含めた自公与党の過半数維持」は「微妙な情勢」から今や「完全にムリ筋」だ。
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タフネゴシエーターと言われた茂木を使ったらどうだったんだろう、今回の赤沢では役者不足だったのかも、いちいち帰国するんじゃなくワシントンに腰を据えて交渉していたら少しは違ったかも、まあ後からだから言えるけど。
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ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

復帰後最多となる31球中、21球がストライク。3ボールから3球続けて低めのいいコースに投げて三振を奪うなど、肝心な場面でのコントロールはかなり良くなった。ここまで計4試合で与えた四球はわずか1個だ。ストレートの平均球速は157.5キロ、自己最多の15勝をマークした2022年の156.5キロを上回った。
制球も球威もかなり改善されているのが日本時間6日、投手復帰4度目の登板で強打のアストロズ打線を2回1安打無失点、3奪三振に抑えた大谷翔平(31=ドジャース)だ。
この日、遊ゴロに打ち取られた首位打者3回、MVP1回のアルトゥーベ(35)は「彼(大谷)は常に進化している。驚くべきこと」と舌を巻いた。打者の反応やスイングから有効な球種を判断する鋭い洞察力は相変わらずだ。
「もうちょっとカーブとスプリットを試せればよかったのかなと正直思ったけど、スライダーで三振を取れそうな雰囲気があったので試合を優先して投げた」とは試合後の本人。大谷が通った岩手・水沢南中学校野球部の元監督によれば、初めて目にする選手だろうとクセや特徴を把握。「このバッターは前の打席でサードゴロ。強引に引っ張るタイプだから、打球は三遊間方向……」「スイングのクセがこうだから打球はこっちに行くはずです」などと、つぶやいていたという。
二刀流の完全復活に向け、投手としてうまく滑り出したものの、課題は体力面だろう。
この日はマウンド上で汗だくに。肩で息をしていたほどだ。
「この日の予定は2イニング、もしくは40球。二回を3者三振に抑えて31球だから、場合によっては三回途中まで投げる可能性もあった。けれども、二回を投げ終わってベンチに戻った大谷は、ロバーツ監督に『Done?(これで終わりだよね?)』と念押ししたように見えた。まさに青息吐息だったのですよ」(特派員のひとり)
投手復帰からこの日まで18試合に出場して66打数14安打の打率.212。5本塁打、15打点をマークしているものの、本来の力は発揮できていない。
■プレーオフの前にぶっ倒れないか…

投手復帰の打撃への影響について本人は、「打席でのすごく悪いという感覚はないんですけど、自分が捉えたと思ってもセカンドゴロになったりとか、ちょっとしたズレはある。不調のときはそういう感じじゃないかと思う。少しの感覚の違いですぐに戻ってきたりするので、そこは練習で養っていくしかないのかなと思う」と言ったが、疲労が影響しているのは否定できない。
なにしろ投げる日も打席に立ち続け、ここまで休んだのは父親リストに入った2日間だけ。それでもロバーツ監督は投打の同時出場を続けて、いまのところ登板日前後の休みも考えてないと言っていた。大谷本人が休みなしでも問題ないと言っているからだろう。
ドジャースは計算の立つ先発が山本(26)、カーショー(37)、メイ(27)の3人だけ。にもかかわらず、2位のパドレスに8ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区首位を独走している(6日現在)。故障離脱中のグラスノー(31)は間もなく、スネル(32)は球宴明けにも復帰予定だから、いよいよチームは加速するだろう。シーズン終盤のヤマ場からプレーオフにかけて、どうしたって大谷は欠かせない。それだけに、いまこそ大谷を休ませるチャンスではないか。でなければ肝心のプレーオフを待たずに体が悲鳴を上げてしまいかねない。
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体調管理万全の大谷、疲れが出たら睡眠をうまくとってくるだろう。そう願いたい。