有卯です。
あっというまに5月。寒い5月。
占星術やってると月日の速さをとても感じる。毎日の天体の動きを見てると、
実際以上の速さで毎日が過ぎていくみたい。
今年も誕生日が来て再び去って行った。
誕生日ってね・・・・星占いは誕生した時の出生図を見ることからスタート
するけど、占いの結果で今の運勢がどうだとは関係なく、人は自分の全盛期
をいつまでも引きずるものと思ってる。
だから私は今なお13才なんです
13才が全盛期っていうのもどうかと思うけど、それに最近は中二病とかい
って揶揄される傾向もあるけど、とてもピュアではた迷惑な人間性のまんま。
それが生きていく強さや自信や誇りや、時にはホントのホコリになったりも
するんだろうけど。
知り合いのお年寄りは困った事があるとすぐ、夫はどこそこでナントカの地
位についていた、親戚はナントカだったとか言う。その名を出せばスムーズ
に便宜をはかってもらえると思っているのか。でもその人達はとっくに故人
だし、生きていても90才か100才か。野口英世や福沢諭吉の様にお札に
なるぐらいならともかく、今は誰もそんな人を知らない。
この人も全盛期をホコリのようにまとって生きてるんだなあと可哀相になる。
毎日は全部違う日だから、一日一日を大切に一生懸命生きるのが幸せを増や
していく道筋なんだろうなあ。
ところで、私の『中2病』~ 中学3年生の時のことだけど。
友人と大阪市内で映画を観た帰り、ちょうど夕方の通勤ラッシュに遭遇して
しまった。
私は満員電車のラッシュというものに初めてだったので、これはきっと何か
事件が起こったのに違いない、このままパニックになった群衆が殺到すると
みんな大けがをしてたいへんな事になる。
そう思った私は駅の階段の上で両手を広げて大声で
「みなさん!落ち着いて降りましょう。列を作ってあわてずに降りましょう!」
と叫び続けた。はい、パニックになってたのは私なんですけどね~。
一緒にいた友人は電車通学をしていたのでラッシュには慣れっこだった。
突然私が大人達に向かってとんでもない事を叫びだしたので「ちがうちがう!
これはラッシュやで!」と私を止めようとしたけど、私の耳に友人の声は聞こ
えるけど意味がわからない。
とうとう友人はあきらめて少し離れたところで他人のふりして立っていた。
でも制服は一緒なので私の連れなのは一目瞭然だったけど。
電車から降りたお勤め帰りの人達は私を冷たく一瞥して階段を足早に降りて
いく。今思うと友人にも、疲れて帰る電車のお客さんにも本当に迷惑をかけ
てしまった。
「ライ麦畑」を実写でやってしまったわけだけど・・・群衆に向かって声を
あげている中学女子を私はあれから一度も見たことがない。
子供はまだ失うものを持たないから自由に振る舞えると言われるかもしれな
いけど、守るべきものをいくつも持つ大人になっても、守りぬくために声を
あげる人がなんと少ないんだろう。やっと声をあげた人に声をあげられない
人が罵声だけ浴びせる。
そういう大人にだけはならなかったと言える私の全盛期の引っぱり方だ。
mayuqueさん、明日ぐらいに鑑定をアップします。
グスタフさん、生年月日のコメントはちゃんと拝見しました。少々お待ちを。
今日も訪れて下さってありがとうございます。