SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発記録】『ロボット(仮称)』開発計画・7

2007-11-19 03:43:30 | Laboratory
上腕と大腿部を制作しました。
パーツとしてはさほど大きなものではなく、また特にデザインに力を入れるべき部品ではないので中央が膨らんだ円筒形…歴史用語で言うなら「エンタシス形状(…でしたっけ?)」のごく単純なデザインにしたのは良いのですが、作ってみると意外に大変な工作になってしまいました。
当初はありもののジャンクパーツを芯に、適当にモールドや突起を削り落として調達してしまおうなどとこすっからい手段を考えていたのですが、ちょうど良いサイズと曲面を持った部品がどうしても見つからず、かといってさすがにアクリルパイプ等を切って持ってきただけの単純な円筒で済ますのは嫌だという、中途半端なプライドのため結局ポリパテで0から作ることに。
今回初めて挑戦したロールゲージによる造形と、リューターを改造したお手軽旋盤もどきを併用し、悪戦苦闘しつつ作ったのがTOP画像のパーツです。
物事は何よりも経験値が大切なようで、これも今後何度か挑戦してゆくうちに要領良く出来るようにはなってゆくのでしょうが、今回は何ぶん初挑戦ってことで…正直もう当分はやりたくない作業ですわ(笑)。
これもまたもうちょっとだけデコレーションは施すのですが、形が出来たところでちょっとボディーに取り付けてバランスを確認…↓

双方こんなに短くて良いのか?と疑問を持たれる方もおられるかと思うのですが、前回の仮想イメージを参考とすると、この上腕部と大腿部はある程度のボリュームこそ必要ですが長さはそれほど必要ではなく、関節パーツの長さとあわせるとそこそこのスパンが稼げてしまうようです。
むしろ大事なのは下腕部と脛部であって今回製作したパーツは文字通り「つなぎ」の役目が果たされればそれで充分であるようです。





…にもかかわらず作業にえらい手間を取らされたもんだから、きっとこんなにストレスがたまっているのでしょうね。
作業後の満足度や報酬はやはりその仕事量に比例してくれるのが一番です…と、言うか、それが自然の摂理ってぇもんだろ(…いわゆる、等価交換か)?

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