【ロケーション＋】ハロウィンの一幕

「今日はハロウィンという冥界から魔物が大挙して攻めてくる日なのだそうだな？」
「何でも『ジャック・オ・ランタン』という魔物が家々を襲撃し、殺戮を繰り広げてはキャンディーなどを置いて逃げてゆくそうではないか」
「我々としてはそうした暴挙を食い止めるべく交渉のためそのジャック・オ・ランタンなる者を呼んできたぞ」
「さぁ、人間社会の平和を守るため腹を割って話し合おうではないか」
「ないかー！」




…キリスト教の祭りとして取りこまれる前は、ハロウィンは元々ケルトの収穫祭であったのだそうだ。
それは恐らく一種の精霊信仰、ミゼットとは決して無関係というわけではないはず…


　　　　　　　　　　　　　　…なのだけれど…、


腹割る前に首刈られてまうわっ！
それは例のカボチャお化けじゃないし、人の生き死にしか興味ない人だから話し通じんぞ、たぶん…。