ストロベリー・パニック 第24話「運命の輪」

第24話「運命の輪」


（概要）
エトワール選出馬を決めた渚砂と玉青は、六条の指導の元、特訓に励んでいた。
エトワール選には、さまざまな種目が待ちかまえているからである。
しかし、六条の指導むなしく、特訓の成果はあがらない。
六条は、静馬に渚砂と玉青のコーチを頼むが、
静馬は、渚砂に手を貸すことに、思い悩む。
その頃、スピカでは、光莉と天音のエトワール選出馬に、暗雲が立ちこめていた。

エトワール選のため、六条さんの指導のもと、厳しい特訓をする渚砂ちゃんと玉青ちゃん。
『気持ちが通ってないから呼吸が合わないと…』
なかなか成果があがらない。

六条さんは、生徒会の仕事もあり静馬さまにも、特訓を手伝ってほしいとお願いする。
特に、渚砂ちゃんを仕上げるのは至難の技。
でも、乗る気になれない静馬さま…

特訓の帰りに、渚砂ちゃんたちは、蕾ちゃんたちと出会い、天音さんと光莉ちゃんのエトワール選の出馬宣言が延期になったことを知る。

しかも、延期になった理由は明かされてないということ。
蕾ちゃん、光莉ちゃんの晴れ姿を見れなくて機嫌が悪い。


その頃、光莉ちゃんは落馬し気を失ったままの天音さんのところにいた。
なかなか目を覚まさない天音さん。
今度は、光莉ちゃんが倒れるんではないかと心配する夜々ちゃん。
仕方なく一旦光莉ちゃんは、帰ろうとするが
そのとき流した涙が、天音さんの頬を伝い、
天音さんが、目を覚ます。

天音さんが、目を覚ましひと安心する一同。
そこで
「明日、改めて出馬宣言するということでいいかしら。」
と冬森会長が確認すると
「出馬宣言…何のですか？」

「エトワール選に出馬、私が…。冗談はやめてください。」
「興味が無いって言ったはずです。」
「一緒に出るパートナーもいませんしね。」


そういい残し立ち去ってしまう天音さん。
その天音さんの言葉を聞き、ショックを受ける光莉ちゃん。

翌日、光莉ちゃんは天音さまのあとを歩く。
天音さんは、光莉ちゃんに気づき、
「君は、昨日の…」
「何か用かい。何も無ければ独りにしてくれないか」

完全に、光莉ちゃんのことを忘れてしまっている天音さん。
光莉ちゃんには、辛すぎる状況です。

天音さんと光莉さんが、そんな状況になってしまい、
エトワール選の出馬宣言がしばらく見送られることに。
スピカでは、天音さんと光莉ちゃんの関係についてあらゆる噂が飛び交い始める。
そんな状況に、夜々ちゃんがキレる。


天音さんは、ふらっと…
「どうして、足がここに向くんだろう…」

天音さんは、光莉ちゃんとの思い出の場所に足が向いてしまうが
なぜ、ここに足が向くのか解らないまま…

お落ち込んでいる光莉ちゃんが、どうやったら元気になるのか考える蕾ちゃんたち。
渚砂ちゃんは、食べ物で元気になったけど…
光莉ちゃんの場合は…
案が浮ばない…

その後ろで歩く千華留さんも何か手を考えている様子。
ここは、またまた千華留さんがいい動きをしてくれそうな予感。

今度は、光莉ちゃんが聖歌隊の練習に参加しなくなってしまう。
そんな光莉ちゃんが心配でならない夜々ちゃん。

光莉ちゃんは、いつものところで思い悩んでいると
そこに、千華留さんがやってくる。

「きっと大丈夫よ。天音さんの心には、雪が積もっているだけじゃないかな。」
「きっと、あなたという太陽ですぐに溶かせるわ。」

「わたし、どうしたらいいのか…」
「あなたは、そのままでいいの。天音さんを信じていれば。」
「信じて、信じて、どこまでも信じる。そうしたら、天音さんの心を、あなたは暖かく照らすことが出来るんじゃないかしら。」

千華留さんが、光莉ちゃんを慰めているところに
天音さんがやってくる。
「あっ失礼。」
と言い残しすぐ立ち去る。

「誤解されちゃったかしら。」
「大丈夫です。信じてますから。」
今回も、いい動きをしてくれる千華留さん。
裏方に徹しているなぁ～。
ちょっとは、表舞台に出てほしいな。

そのあと、光莉ちゃんは天音さんのところへ
「天音先輩、ご一緒してよろしいですか。」
「君は…」
「いいよ。」


特訓前
渚砂ちゃんは、何故エトワールは二人なのか悩む。
「きっと、人は独りでは生きられない。」
そういうことじゃないかと玉青ちゃん。
「エトワールも完璧ではないので、足りないところはお互いに補えるようにと」
それは、玉青ちゃんが、渚砂ちゃんが編入してきてくれたらこそ感じることができたこと。
「私も、渚砂ちゃんに、いっぱい助けられてきたんですよ」
「だから、実感しています。」
「人は、独りでは生きていけないから、力を合わせて生きていく。」

その二人の会話を、裏で聞いていた静馬様は覚悟を決める。

「あなたは、エトワール選に出るって決めたのよね。」
「はい。」
「だったら、覚悟を決めなさい。」
「エトワールになりなさい渚砂。いいえ、あなたはエトワールにならなければならないのよ。」
「あなたが、選んだのだから!!」

うなずく、渚砂ちゃん。
静馬さまの言葉に、渚砂ちゃんの心も決まったようです。

静馬さまの指導のもと特訓を受ける。

『あなたたちをエトワールにするのが、エトワールとしての最後の勤め』

そんな静馬さまの様子をみて安心する六条さん。


運命の悪戯といいますか、光莉ちゃんは試練が襲ってしまう今回。
せっかく、幸せになりかけていたのにね。
光莉ちゃんが、ちょっと可哀想。
でも、光莉ちゃんを支えてくれる人が、こんなにたくさんいるのである意味幸せですね。
あとは、天音さんの記憶が戻るかどうかですが、展開上、天音さんと光莉ちゃんがエトワール選にでないと話しにならないので、そこは平気なんでしょうね。
静馬さまも、渚砂ちゃんも気持ちに区切りがついたようなので
渚砂＆玉青ちゃんで確定かな。

次回
第25話「円舞曲」





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