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SWAN日記 ~杜の小径~

◆ベルばらSS短編《ミルク》 〜ジェローデルお誕生日によせて〜

◆ベルばらSS短編《ミルク》
〜ジェローデルお誕生日によせて〜

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8月のアンドレお誕生日にUPしたSS《ソルト》のジェローデル編、みたいなお話です(笑)
何だかオチもなく…ほのぼの?です。
ジェロっち、お誕生日おめでと〜!
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10月中旬のある日。
陛下からの近衛への依頼で父上とジェローデルが出掛けた帰りに雨に降られてジャルジェ家に立ち寄っていた。

「…将軍。ご迷惑ではございませんか?」
「なに、気にするな。君とオスカルの婚約も白紙となったが、わたしの部下であることに変わらん。この雨が落ち着くまで屋敷に寄ると良い」
「は…。有難うございます」
玄関ホール隣の控えの部屋で侍女がジェローデルの濡れた髪や軍服の手入れを始めた。

「…オスカル。旦那様もお帰りのようだぞ」
車寄せに今しがた帰ったらしいジャルジェ家の馬車。
オスカルは馬車の窓から外を伺う。
馬達を厩舎に移動させるところのようだ。
「ん?あぁ…父上も早めにご帰宅出来たようだな」
オスカルが雨に濡れぬよう帽子を被せ、外套を羽織らせたアンドレは「先にお屋敷に行ってて。雨に濡れてしまった馬達の手入れを手伝ってから行くよ」
馬車の従者であるジャンを手伝うというアンドレにオスカルも「うん」と頷いた。
仕事が増えたなどとは思わないアンドレの優しさと気遣いはジャルジェ家の支えでもあり、幼い頃から私の支えでもあると自覚しているオスカルは口元に笑みを浮かべ、屋敷の玄関に急いだ。

玄関ホールで出迎える侍女達の後ろにジェローデルがいるのを確認したオスカルは驚いたものの、口元で微笑みながら声をかけた。
「あぁ…ジェローデル。久しぶりだな」
ジェローデルはオスカルの前に出て頭を下げる。
「お久しぶりでございます。将軍に伴い出掛けた帰りに雨に降られまして…お言葉に甘えてジャルジェ家に立ち寄らせていただきました。近衛の所用が済んだら直帰する予定でしたので早めに動いていたのですが降り出した雨が思いの外酷くて、貴女も大変だったのではないですか?」
「…うん。夕刻は小雨だったから早めに帰宅しようと兵舎を出たのだが屋敷の近くまで来たら雨足が急に酷くなってしまった。厩舎に行ったアンドレも直ぐに来ると思うけれどな」
頷くジェローデルの隣でオスカルの帽子と外套を侍女が預かり、一歩前に出たジェローデルは侍女からリネンを受け取ってオスカルに手渡した。
「少し髪が濡れております」
「…ありがとう」
オスカルの濡れた髪をリネンで包みたい気持ちはあるが、これは侍女かアンドレ・グランディエの仕事であるだろうからこれ以上の手出しはわきまえるジェローデルだった。

玄関ホールに走ってきたアンドレにオスカルは言った。
「アンドレ、ジェローデルが来ているぞ」
来客がいるらしいと走ってきたアンドレはジェローデルをみて頭を下げた。
「アンドレ・グランディエ、久しぶりだね」
「ジェローデル少佐…お久しぶりです」
適当に髪を拭くオスカルのリネンを持ち、アンドレはオスカルの湿っている髪先をリネンで包み込んだ。
「あぁ、悪いな」
微笑むオスカルにアンドレは黙って頷く。
ちょうど着替えを済ませたレニエが玄関ホールに顔を出した。
「おお。オスカル達も帰ったのか。ジェローデル少佐、雨足が弱まるまでゆっくりしてゆくと良い。急ぎの用が無いなら晩餐も一緒にいかがかね」
「………」
ジェローデルはオスカルを見つめた。
求婚し、毎夜の様にジャルジェ家の晩餐に招かれていた時、なかなかオスカルは衛兵隊から屋敷に帰らず、早めに帰宅しても部屋にこもり気味で晩餐を供にしたのは最初の一度だけ。その時も将軍の指示での同席で彼女は嫌悪感を露わにしていたのだ。
自分が今夜の晩餐を供にすることで、早めに帰宅出来たらしい彼女を精神的に疲れさせるのも意に反することだった。
「…父上もそう言っているのだ。雨も止みそうにないからな。近衛の様子も聞かせてくれ」
口元に笑みを浮かべるオスカルにジェローデルも頷き、頭を下げた。
「お言葉に甘えて、ご一緒させていただきたく思います」
自分との婚約話も無くなったことで、彼女の中では落ち着きを取り戻しているようだ。
以前のような張り詰めた空気も無い。
今のオスカル嬢は満たされているのだろう。
自分が知っていたオスカルと雰囲気も変わり、纏う空気も柔らかい。
アンドレ・グランディエとも良い関係を築けているのだろうと判る。

晩餐の席では衛兵隊の様子や近衛隊の様子などを話して所々で笑いが溢れる。
給仕につくアンドレにオスカルは衛兵隊での出来事や話を振り、最初は丁寧に受け答えしていたアンドレも詳細にあれこれとエピソードを話すオスカルに対して終いには片言で言い返す感じとなり、その返答にオスカルが眉間に皺を寄せたり膨れたりする様が可笑しくてジャルジェ夫妻やジェローデルも笑うしかなかった。
オスカルとアンドレが幼馴染みの関係ゆえ、屋敷内では二人の軽口な会話も当たり前なのであろうとジェローデルは思う。
自分がいる場でもオスカルがリラックスして会話をしてくれているのは嬉しい。

晩餐も終わる頃、オスカルが言った。
「ジェローデル、一杯呑んで行くか?」
「…ご一緒しても宜しいのですか?」
「ああ。せっかくジェローデルが来たのだ。確かもうすぐ誕生日だったな?父上お気に入りの銘柄ワインを一本頂戴してもお許しくださるだろう」
オスカルはレニエを見やる。
「ふん。好きにせい」
「おぉ有難うございます父上」
「確信犯めが!」
「アンドレ!父上のワインを一本頼むぞ」
レニエの言葉にニヤリと笑いながらオスカルは嬉々としてアンドレにワインを頼み、客室にジェローデルを促した。
「ジェローデル少佐、ゆっくり寛いで行くと良い」
レニエの言葉と微笑むジョルジェットにも促され「有難うございます」とジェローデルは席を立った。

客室に移動すると、アンドレが直ぐにワインとグラスを持って来た。
「ふふ。父上お気に入りのワイン、美味いぞ」
「確信犯だろう」
アンドレは小言も忘れず呟いた。
「ジェローデルも来ているのだ。父上も怒ってはいないさ」
アンドレはオスカルとジェローデルにワインを注ぐ。
「ふふ、美味いな」
一口飲んだオスカルは嬉しそうに笑うと、ジェローデルもグラスに口をつけた。
「確かに…美味です。年代物の銘柄ではないでしょうか」
ジェローデルの言葉にアンドレはワインのラベルを見せた。
「あぁ…さすが将軍のコレクターですね」
「来客には父上も甘いからな」
嬉々としてオスカルは2杯目を飲む。
芳醇な口当たりにジェローデルも直ぐにグラスを空け、アンドレは2杯目を注いだ。
「ジェローデル。もうすぐ誕生日だし、夕刻は寒かったからホットミルクでも作ってあげよう」
「貴女がですか?」
「そうだ」
「…有難うございます」
ジェローデルは笑みを浮かべ頭を下げた。
「アンドレの誕生日にもホットミルクを作ったんだ」
確かアンドレ・グランディエの誕生日は夏では?という疑問を込めてジェローデルはアンドレを見る。
「8月下旬に衛兵隊で流行っていた夏風邪が感染ってしまいまして…」
アンドレの言葉にジェローデルも小さく頷いた。
寒気がしていたのであれば夏にホットミルクも頷ける。
追加のワインとチーズを用意して客室に来た侍女ローズにオスカルは嬉しそうに声をかけた。
「ローズ!良いところに来てくれた。ちょっと厨房に付き合ってくれないか」
「オスカルさま!ばあやさんに叱られます」
またオスカルさまの気まぐれが始まったかと困惑の表情をしつつも、この次期当主の希望は叶えてあげたくなってしまうのだ。
ジャルジェ家の当主夫妻と次期当主の慕われるお人柄もあり、ジャルジェ家の使用人は余程の理由が無い限り辞める者はいない。
「誕生日が近いジェローデルにホットミルクをいれるだけだよ。ローズも手伝ってくれないか。わたし一人で厨房に入ったところを見られたりしたら、ばあやが走り込んできそうだからな」
口に人差し指をあてて「し〜っ」と可愛いらしいポーズをとるオスカルにローズも笑って頷いた。
「かしこまりました。夕食もお済みになりましたので今の厨房でしたら大丈夫そうですわ」
「ローズ、ありがとう。アンドレにも用意するから楽にして待っててくれ」
「あ?あぁ有難う」
アンドレは小さく返事をした。
暫く部屋に沈黙が続き。
「アンドレ・グランディエ。君も座りませんか」
「いえ、大丈夫でございます」
アンドレ・グランディエのホットミルクも用意すると言っていたため、椅子に促したがオスカルが戻るまでは従僕の姿勢を崩すつもりはないらしい。
「晩餐の席でも話は聞いたが、衛兵隊でのオスカル嬢は変わりないのかな?」
「はい。兵士達はオスカルの指示で無ければ聞きません」
「…あの衛兵隊の中で、さすがオスカル嬢ですね。君も一緒であるからゆえでしょうが」
「いえ、わたくしの力など…オスカルであるがゆえだと思います」
ジェローデルは黙って頷き、ワインを飲んだ。
近衛では自分が副官でアンドレ・グランディエが従僕として側にいた。上官には父君であるジャルジェ将軍もいたのだ。
フランス衛兵隊ではダグー大佐を副官に、護衛兼従僕としてアンドレ・グランディエが側にいるのだ。彼が隣にいることがオスカル嬢の支えであるのは明らかなのだから。
ジェローデルのグラスにワインを注ぎながら、アンドレは口を開いた。
「ジェローデル少佐、覚悟してください。表か裏か…二択ですが、わたし達に選択は出来ません」
「どういう意味かな?」
「オスカルが戻ればお解りになります」
意味ありげなアンドレの言葉にジェローデルは首を傾げた。

しばらくして。
嬉々として戻ってきたオスカルが「アンドレ〜」と声を上げたので、アンドレは急いでドアを開ける。
トレイを持って両手が塞がってっているであろうオスカルが廊下から声をかけたのだ。
開けるのが遅ければコイツはドアを蹴る。
いくら何でもジャルジェ家の次期当主で御令嬢がする行為では無い。…が、ジェローデルなら理解しているかもしれないと頭の片隅で考えて口元で笑う。
「ありがとう」
ドアを開けるとトレイを持ったオスカルが入ってきた。
「ジェローデル。ローズに手伝ってもらってホットミルクを作ってきた。ちょっと早いが誕生日プレゼントだと思って飲んでくれ。アンドレも座ってくれ」
頷いたアンドレは椅子を用意し、テーブルから少し離れた所に腰掛けた。
「温め過ぎると熱くなり過ぎるからって、適温の温かさで火から離したのはローズだけどな」
〜と、肩を竦めて言うオスカルの前でジェローデルは満面の笑みを浮かべている。
「貴女がわたくしの為に作ってくれたのですね。有難うございます」
ジェローデルはホットミルクのカップを手を持ち、ゆっくりと口をつける。
オスカルが自分の誕生日にと用意してくれたささやかなプレゼント。
嬉しくないはずがない。
コクリと一口飲んだジェローデルは冷静を装いつつも目をパチクリさせた。
温かさは丁度良い。…が、これはミルクと何が入っているんだ?
コレは…。
オスカル嬢ならやりかねない。
8月下旬にアンドレ・グランディエもこのホットミルクを飲んだのだろう。
確かに自分達に選択肢は無いのだな。
近衛の頃もオスカルは凛としたイメージから考えられぬような天然的なウッカリをする事があった。
本人には言えぬが、可愛らしいことこの上なく。
日常的にアンドレ・グランディエはこのようなオスカル嬢をみているのだから羨ましい限りだ。
「…大変美味しゅうございます。貴女様のお手製をいただける日がくるとは…この上なく幸せでございます」
微笑むジェローデルにオスカルも嬉しそうに頷いた。
ホットミルクを飲んだ瞬間の様子で全てを悟ったアンドレもミルクを一口飲んだ。
ああぁ、やっぱり。
ローズ!ミルクを温める際は火を使うからオスカルの代わりに手際よく準備してくれたのだろうが、甘味料を入れる時は側に居なかったのか!
ホットミルクなら蜂蜜か砂糖を入れるのが普通だが、蜂蜜よりも砂糖を入れるほうが楽だ。
これをオスカルに任せてはダメだ。
やっぱり砂糖と塩を間違えるじゃないか!
保管してある器も似ているけれど、厨房に出入り慣れている使用人ならば器が似ていても砂糖と塩の分別は出来るがオスカルにそれを求めるのは酷だ。
こういう時のオスカルは天然炸裂なのだから。
おそらく前回と同じ配合で砂糖とひとつまみの塩を入れただけなのだろう。
〜砂糖と塩の配合を反対に。

「アンドレ、どうだ?」
「うん。温かさは適温、まぁまぁの美味しさかな」
「……気になる言い方だな」
オスカルは自分用に入れたカップのホットミルクを一口飲んだ。
「…………?」
首を傾げながらオスカルは呟いた。
「…なぜ甘くないんだ?」
何故だろう?と悩んでいるオスカルにアンドレは優しく名を呼ぶ。
「オスカル。厨房の棚…砂糖と塩が入った器って似ているんだ」
「……砂糖をスプーン一杯入れたつもりで塩を入れてしまったということか…?」
ガックリと肩を落とすオスカルにジェローデルは微笑み、アンドレは苦笑している。
「アンドレの誕生日に作ったホットミルクは上手く出来たのに……って、ん?アンドレ!あのホットミルクも甘くなかったのか!?」
苦笑いするアンドレを見て、前回も砂糖と塩を間違えていたことを知り、オスカルは大袈裟に見えるほど落胆して頭をかかえている。
「ローズに『また砂糖をスプーン一杯と、ひとつまみの塩を入れたい』と伝えたら『オスカルさま、こちらが砂糖、塩はこちらです』と器を出されたのだが、カップにミルクを注ぐのに真剣でよく見ていなくて…前と同じ色の器から砂糖を入れたんだ」
最初から間違えて器を認識してしまったのだから自分のミスなのである。
「…ローズも言うに言えなかったのかな」
アンドレは苦笑いをするしかない。
おそらくローズは正しい器を伝えたのだろうがオスカルが勘違いしたまま甘味料を加えてしまったのだろう。
あぁ〜…とテーブルに突っ伏すオスカルにジェローデルは口元に笑みを浮かべた。
近衛連隊長であった頃のオスカル嬢も極稀に可愛らしいウッカリをすることがあったが、昔も今も変わらす……懐かしい感覚である。
オスカル自ら入れてくれたホットミルクなのだから、一口飲むごとに心は暖かく和む。
「オスカル嬢…そのように落ち込まないでください。わたくしの誕生日祝いに自らホットミルクを作ってくださったお気持ちも大変嬉しく思います。昔は…いや、今でも国によっては塩は貴重なものでしょう」
「ジェローデルも藺草のずきんの物語を知っているのか?」
「ええ。幼い頃、田舎にいる時期に侍女が良く読み聞かせてくれましたので…懐かしいですね」
「そうか…うん。現近衛連隊長であるジェローデルも塩の大切さを判っているのであればフランスの未来の灯火も消えないだろうな」
「…オスカル嬢?」
意味が判らず首を傾げているジェローデルにオスカルは笑いながらアンドレを見る。
小さく頷いたアンドレは以前オスカルにも話した陛下との思い出話を語った。
「なるほど……そのようなことが。国王陛下らしいですね」
微笑むジェローデルにオスカルも頷いている。

「ジェローデル、スマン。アンドレも。ほんのひとつまみの塩と砂糖をスプーン一杯をミルクに入れたつもりが配分が逆だったようだ。無理に飲まなくても…」
「オスカル嬢お手製のホットミルクです。残さずいただきますよ」
ジェローデルに続き、アンドレもホットミルクのカップは空になった。
「お前達、変だ」
オスカルは呆れ顔で呟いた。
オスカルの呟きにジェローデルとアンドレは口元で笑っている。

立ち上がったアンドレは2本目のワインのコルクを抜き、オスカルとジェローデルのグラスに注いだ。
「アンドレ!お前も飲め!」
オスカルは予備のグラスを用意させ、アンドレからワインを奪って座らせるとグラスに注いでゆく。
「申し訳ありません。ジェローデル少佐」
「気になさらず。オスカル嬢の意向です。せっかくですから君の誕生日の一件も聞きたいですね。わたくしの誕生月の記念も兼ねて是非」
「はぁ?何故そうなるのだジェローデル!」
声を上げるオスカルの前で笑顔を保ちつつ前屈みになるジェローデルにアンドレも肩をすくめた。

〜ジェローデルも嬉しそうであるが、オスカルが自然体でいられる空間の中ではアンドレも同調して馴染むようにしたいと思う。
今月はジェローデル少佐の誕生月であるし、オスカルは祝いの席を設けたかったのだろう。
旦那様のワインを2本頂戴したのはオスカルの確信犯ではあるけれど。
ワインとチーズを楽しむ二人をみて、アンドレもグラスに口をつけた。
〜確かに旦那様のお気に入りの銘柄はとても美味い。
口中に広がる芳醇さに頷きながら内心アンドレは呟いた。

「オスカル嬢…将軍の秘蔵の銘柄も2本目です。大丈夫なのですか?」
ジェローデルの言葉にオスカルは笑う。
「気にするな。父上に言われてローズが2本目を持ってきたのだ。もうすぐジェローデルの誕生日であるし、祝いのつもりであろうよ」
オスカルがレニエの前でジェローデルの誕生日が近いと言ったのも確信犯ゆえの狙い通りだったのか、オスカルは笑いながらワインを飲んでいる。
そんなオスカルをみて、ジェローデルとアンドレは肩を竦めながら笑っていた。

雨が止むまでの間、客室ではワインと会話を楽しむ三人の姿があった。

オスカルのカップに残ったホットミルクは誕生日が近いジェローデルが飲むと言って譲らず、冷めてしまったミルクもジェローデルにとっては美味で心が温まるモノだった。

◆おわり◆


お読みいただき、有難うございました^_^

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