今日はScottの80回目のお誕生日です。
うわぁ彼が80歳になったらどんな人になっているだろう?皆さん想像できます?病気でなければたぶんジーンズを履いているだろうし、キャップも被っているでしょう。皺もあるだろうけどあの眼差しだけは変わらないと思います。
黙々と曲作りに没頭しているかしら?たまには気軽に旅にでも出て静かに海を見つめているかもしれない。
あの優しい笑顔をもう一度見たかったな。
さあ今日も暖かい飲み物で手を温めながらおしゃべりしましょう。
80年も(正確には76年)生きてると色々な人生の横顔が見えてきますよね。
天才少年と言われた時からプロの歌手、エンターティナーとしての経験を積んで、より高みを目指して頑張ってきたScott.
いつも思うのですが、彼は20代後半から挫折の時期を迎えるまで、どういう目標を持っていたのでしょうか?シナトラとかトニー・ベネットのようなジャズを歌える大物歌手?ん?歌手?Scottはいつだったかインタビューで「私のような歌を歌って表現する者は・・・」とか言ってたような気がします。そうすると彼は単なる歌手で終わる気ではなかったってことですよね?
とにかく彼はいつも人の通った道を歩くのは好きではないようで、でも仕事に対してはしごく真面目。サービス精神も旺盛です。
どうですか。こーんな目で見つめられて”Oh Baby…”なあんて言われた日にゃもう女の子はトロトロでしょう。
ついでにトロトロもうひとつご披露するとこの歌声なんですよ。
こうして押しも押されぬアイドルビッグスターになったわけですね。
でもそろそろScottは自分が考えていた道と違うことに気づきます。
金儲けの為に歌うのではだめだ。自分で曲を作りそれも誰も聴いた事のない自分の世界観を歌う事でなければならない。それが世の中に認められたらどんなに幸せだろう。
さてScottの素顔ってどうなんでしょうね?
私は結構彼はすごくアメリカンな性格なのかもと思います。
明るさと闇の両方をきっちり持ち合わせていて、青年時代までリッチなアメリカで育ったせいか、おしゃれも流行にとらわれず、シンプルで上質なものがお気に入り。
お年を召してからはラフなTシャツやジャケットになりましたが、いつも自分のポリシーを持ったスタイルにこだわります。(一時アブなパンツなんか履いてドキドキしましたが)でもコカインは少しやったけど他の薬物には手を出さなかった。友達もしっかり選ぶ。チャラチャラした奴は相手にしない。
アメリカに住み続けていたら大学も出て本なんか書いていたかもしれない秀才になっていたかもしれない。でも父親のようなビジネスはやらなかったでしょう。あくまで自由な国アメリカの良い部分だけを好んだことでしょう。
でも彼は正反対のイギリスに愛着を持った。暗い空、冷たい空気、狭い街並み、古い文化。ヨーロッパへのあこがれもアメリカには無いから好んでいたのでしょうね。
遅くなりましたので、最後にこれ聴きましょう。懐かしいScottの声。
これも真面目なメッセージですよね。
大事な仕事だからとも思えますが、でも約束をすっぽかしたお詫びにとここまでサービスするScottはエンタティメント業界のけじめとこれからの自分の仕事に真摯に行動するScottは同年代のいい加減な歌い手とは格が違うのです。
さぁScottに乾杯!いつまでも愛してます。