マツダ雄は大好評の様です。唯一つの欠点(?)としてアストンマーティン臭さだと書きました。そこでフェイクではないですが、近年のアストンマーティンとその仲間(?)を並べると。どれもフィスカーが関係している様ですが。
マツダ雄
1)アストンマーティン ラピード
2)テスラS
3)フィスカー カルマ
マツダが雄に力感を与えようとしてフロントホイールアーチにアクセントを入れたことが分ります。やり過ぎだと言ってここをクリーンにするとスタイルに特徴が無くなってしまう。換言すると五角形のフロントグリルがそれ程明確なアイデンティティーを与えていないということになります。テスラとカルマのフロントグリルも明確なアイデンティティーを与えていないことが分ります。単純だけれどアストンのグリル形状はそれだけで存在を主張する。それは歴史でしょうか。一ひねりのデザインで個性を与えることは出来るか?
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一通り取り上げたグランドツアラーを見て、次の発展形に考えるのはシューティングブレイクでしょうか。
アストンDB5シューティングブレイク
フィスカーシューティングブレイク
最近は、高級車のバリエーションとしてシューティングブレイクを考えるメーカーが多い様です。ドイツ車でも登場している。しかし、本来シューティングブレイクは、大土地所有に根ざした貴族制度が生き残っている英国にしか存在しないものでした。狩りが出来る土地を所有していることへのステータスを象徴したものでした。最近のものは、ファッションにすぎない。
その中でマツダのアイデンティティーを示すには5角形グリルと現在のエンブレムは、まだ弱いみたいです。ロータリーを製造してもしなくとも昔のエンブレムを使うのも良いのでは。ひょっとして、RX-8の生産中止後にあえてエンブレムを元に戻すという考えもあるかもしれない。そのこと自体が歴史になるかもしれない。
旧マツダエンブレム
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今年の初めにRX-8の後継車のコンセプトを(勝手に)詰めてみました。その中で長距離(グランド)ツアラーに収斂していきました。それと較べると今回の雄は、'60年代のロングノーズクーペにより近いかもしれません。そこら辺りのコンセプトのズレを並べてみると・・・
ロングノーズクーペ+(2ドアor4ドア)
ビッグキャビン+2ドア(or隠しドア)
クロスオーバー
これらの中で、今一番販売量が見込めるのは、クロスオーバーでしょうか。それで良いと言ってしまえばそれまでです。そうすると、他のジャンルに私達が求めるのは何でしょう。「芸術性」、「ステイタス」、「夢」・・・。そういうものは、ビジネスの範囲から外れるか、隅っこに置かれるのでしょうか。一方で機械時計の復活で現れた「1000万円の時計を1個売るのと、1000円の時計を1万個売るのはどちらが優れているか」という問題もあります。スタイルの問題だけではなくなるかも知れません。
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雄のスタイルは好評の様で、このまま市販まで漕ぎ着けて欲しいと思います。只、おじさんには、そのアストンマーティン臭さが気になる面もあります。デ・シルバに始まった'50年代レトロの現代への復活は一定の成功を収めたのでしょう。特に最近アルファはその恩恵を受けたと思います。しかし、その事への反発も感じます。そこで、その次の'60年代クラシックの流れを汲んで考えてみると。アルファのその世代の傑作としてジュニアZを眺めてみると・・・。グリル全体を透明プラスチックで覆ってセンターだけ空気取り入れ口を空ける。そこをアレンジしてマツダのロータリーエンブレムを応用してみると。スッキリした'60年代クラシックを実現出来るのでは・・・。
アストンマーティンDBS 登場した時は、アストンらしさが薄れた様にも思えましたが、'50年代レトロがくどく感じ出すと'60年代クラシックも悪くないなと思えます。人間の感覚は勝手なもので。
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そこまでは外れてなかったと思うのですが、若い層では、最初からクロスオーバーを選ぶ層が増えていることがあります。つまり、今まで色々考えてきた事は、車に夢や芸術性を求めるジャンルを絶やさず、啓蒙する事に意義があると思えてきます。
マツダ雄は現車をモーターショーでみて美しいなと印象と、古臭いなという印象をあわせもちました。現代の4気筒FF車としてはロングノーズすぎるのです。そういう意味ではノーズとテールを併せて縮めると面白い