オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

宇宙時代のレーシングカー(2)

2013-07-31 | log・レーシングカー他

グッドウッドミーティングに1960年代後半~1970年代のレーシングカーが登場したみたいです。その中でもお久しぶりと言いますか、改めてビックリさせられたのがAVSシャドウ。その当時に報道されなかった姿が見られたみたいです。
(「MOTORPRES」さんのブログを参照させて頂きました)





ここまでペッタンコだったんですね。そして、オリジナルではリアにラジエーターをこんな風に張り出させていたとは。この姿で10インチ~12インチのタイヤでは、殆ど路面をグリップしなかったと思うのですが。でも格好良いと思います。それにしても、これだけ突き抜けた設計にしてエンジンは馬鹿でっかいOHV7リッターエンジン。何故なんでしょう。ジョージフォルマーやロジャーペンスケが関係していたら、ポルシェフラット8を載せる様にアドバイスしたのでは。そうしたら、本当にペッタンコだったでしょうね。

同時期のチタニウムカーTi-22。1969年の富士Can-Amの時。この車がまともに見えるから不思議。でも速かったからね。製作費はどれ位だったんだろう。
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ふと思ったのがこのAVSシャドウ、偉大な失敗作なのでしょうが、後世にかなりの影響を与えたのではないかということ。

おじさんだったら憶えている?AUTOSPORTS誌の表紙(「MOTORPRESS」さんより参照させて頂きました)
 

完成後。そしてこれらの姿に影響を受けたのが、1970年代の津々見ローラでは?ということです。


             1974年 津々見ローラT212(CG1975年01月号より)


                     1982年 ランチアLC1

 こうしてみると、あのAUTOSPORTS誌の表紙は、かなりのインパクトでしたからね。津々見ローラの時は、既にウェッジノーズよりもダルノーズの方が空気抵抗も少なく、安定も良いということが分かっていました。しかし、ウェッジノーズでも限定されたサーキットであれば、低くまとめリアまで一直線に流し、上下動を押さえれば競争力があるという読みが、津々見さんにあったのかも。ポルシェカレラ6のルーフを取り去ってオープンにしてしまい、あっさりニッサンR380を予選で破ってしまった津々見さんのセンスではないでしょうか。


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