「黒部の太陽 ミフネと裕次郎」熊井啓・著 2005年
今では幻の作品「黒部の太陽」の製作秘話を監督自身が語る。
三船敏郎と石原裕次郎が独立プロとして製作しようとした野心作だったことを知った。そこに立ちはだかる<五社協定>の壁・・・監督は何と日活を解雇されてしまう!今じゃ信じられない。
日活との製作、配給の駆け引きはスリリング。製作資金の捻出の裏側がリアルで面白い。
そのスリリングな序盤に比べれば、撮影に入った中盤からは、ありきたりなメイキング物に終始している気が。日記形式なのもドキュメンタリー効果を狙ったんだろうけど、単調になってしまった。
未ソフト化の裏側に踏み込んでほしかった!
★★
今では幻の作品「黒部の太陽」の製作秘話を監督自身が語る。
三船敏郎と石原裕次郎が独立プロとして製作しようとした野心作だったことを知った。そこに立ちはだかる<五社協定>の壁・・・監督は何と日活を解雇されてしまう!今じゃ信じられない。
日活との製作、配給の駆け引きはスリリング。製作資金の捻出の裏側がリアルで面白い。
そのスリリングな序盤に比べれば、撮影に入った中盤からは、ありきたりなメイキング物に終始している気が。日記形式なのもドキュメンタリー効果を狙ったんだろうけど、単調になってしまった。
未ソフト化の裏側に踏み込んでほしかった!
★★