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ちょっとしたメモです。

犬飼社長が退任へ

2006年05月23日 | マスコミ

Jリーグの浦和レッズは二十三日、犬飼基昭社長(63)が六月末に退任し、藤口光紀取締役(56)が社長に昇格するほか、横山謙三取締役(63)が退任する人事を発表した。浦和の運営会社、三菱自動車フットボールクラブが六月二十八日に開く臨時取締役会で正式決定する。

 犬飼社長は退任後、七月からJリーグのチェアマンに昇格する鬼武健二氏(66)の後任として専務理事に就任することがこの日のJリーグ理事会で内定。七月二十日の総会、理事会で正式に選任される。横山取締役は、四月から兼務している埼玉県サッカー協会専務理事に専念する。

 三菱自動車の常務執行役員から、二〇〇二年六月二十六日付で浦和の社長に就任した犬飼氏は、次々と革新的なアイデアを打ち出し、クラブ経営の健全化とチーム強化に成功した。

 〇四年にナビスコ・カップを制し、クラブに初タイトルをもたらしたが、強化の上積みが望めないと当時のハンス・オフト監督を交代させた。平屋で雨漏りするクラブハウスでは選手がプライドを持てないとし、近代的な建物に新築。昨夏にはJリーグ「百年構想」を具現化する総合型地域スポーツクラブ、レッズランドを立ち上げた。

 親会社の業績にかかわらず健全なクラブ経営を達成するため、昨年三月には三菱自動車と一九九二年から交わしてきた損失補てん契約を解除し、自主独立する道を切り開いた。

 新社長となる慶大卒の藤口氏は、三菱重工サッカー部OBで元日本代表。九二年から浦和の事業広報部長などを務め、九七年からJリーグの事務局次長や理事を歴任した。昨年十二月に浦和に復帰し、四月から取締役強化本部長と事業本部副本部長を兼務している。

4年間全力で走った

 犬飼基昭社長の話 4年間、浦和レッズの発展のために自分なりに全力で走ってきました。サポーターのヨーロッパのスタジアムのような素晴らしい応援に深く感謝しております。浦和レッズをさらに進化させるには、若くて新しい人材に引き継ぐことが必要だと考え、退任を決心しました。今後につきましては、これからゆっくり考えたいと思っています。

 
犬飼 基昭氏(いぬかい・もとあき)浦和高、慶大卒。1965年三菱重工入社。70年の三菱自動車工業発足と同時に転籍し、97年には欧州法人社長としてオランダに赴任。99年に帰国し、2000年から常務執行役員。02年6月、浦和レッズ社長に就任。慶大時代には日本ユース代表。三菱重工サッカー部にも所属した。63歳。旧浦和市出身。
藤口 光紀氏(ふじぐち・みつのり)慶大卒。1974年三菱重工入社。浦和の事業広報部長などを経て、97年にJリーグに転籍し、事務局次長や理事を務めた。2005年12月に浦和に戻り、強化本部長兼事業本部副本部長を歴任。三菱重工では9シーズン、127試合で、27得点17アシスト。日本代表では61試合で8得点。56歳。群馬県出身。
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