やまおのほほん日和・・・

毎日24時間、いろんなこと感じながら生きていこっ!

2度目の遠足。。

2008年04月05日 23時19分46秒 | Weblog
2日の日に、ムハイヤム園で遠足があった。

行き先は・・・
   「アマノス」(遊園地)。。


おっと・・・・
ここは・・・
私が、去年の春に、同じムハイヤム園で初めて行った遠足の場所。



懐かしさと・・・
あの時の記憶が・・・蘇った。。





まだ、ハマに赴任したてで・・・
毎日、園に行っては何をしたらいいのか???
分からなかった時期。。

果たして私は、必要なのだろうか??
そんなことさえ、感じていた頃。。


去年の遠足で・・・
このアマノスで・・・
かなりショックを受けて帰ったことを、今でもはっきりと覚えている。。


子どもに乗り物を乗らせた後・・・
子どもをほったらかしで、先生たちが、みんなで乗り物に乗りに行く。。

ホントに子どもを放置なのーーーー。。

ありえなーーーーい。。

ただでさえ、ここは園とは違った場所。
危険もいっぱい!!

子どもも、もちろんっ!ウロウロウロウロ・・・・・ウロウロ。。


帰りのバスでは園長だけが、必死に子どもの人数を数え、
先生たちはおしゃべりに花を咲かせて楽しそうにしていた。。

ショックというか・・・呆然・・・というか・・・

それでも、「まさみー今日は楽しかったでしょ?!」って。

「うん・・・」しか言えなかった自分が居た。
必死に言いたいことを、爆発しそうな思いを抑え、心の中に飲み込んだ。

あの時の自分は、そこまで先生達との関係もまだまだで・・・
自分の思いや考えだけをボンッ!と言っていいのか?
しかも、ほとんどしゃべれないアラビア語。。
それに、先生達や、一応・・・子どもたちも楽しそうにしていたし・・・。。と・・・・我慢した。。

果たしてあの時の、私の行動が正しかったか、わからないが・・・・
こうして、1年たって・・・

園に居残りの子は居なく(来ない子は「休み」にしてもらい)・・・
遊園地もムハイヤムのみの貸切にしてもらい・・・

少しは、改善されている。。


それに・・・
何より・・・
私の気持ち・・・考え方が・・・変わっていた・・・・


もう、これで最後!!
私も、子どもたちと先生と、オモッキリ楽しむぞっ!!

その思いが、自然とあったのだ。。



1年前には考えられない。。

いつも、これはどうなの?
このやり方って?
って何でもそんな目でしか見ていなかた気がする。

ケド・・・
今は、シリアはシリアのやり方があるし・・・
ここは、譲れない・・・というところは、私も面と向かって先生達に伝える。
でも・・・
それ以外のことは目をつぶっているというか・・・
シリア人化した?というか・・・
ここはシリアだしね。。。という心のゆとりをもてるようになっている自分がいた。。

1年前には考えられない心の変化。。

私も、良くも悪くも・・・シリア人に似てきたということか???(苦笑)



そんなわけで・・・
今年は・・・
私も・・・先生達と・・・「ジェットコースター」に乗ったさっ!



すごいちっちゃいんだけど・・・
普段、あまりこんなところには来ない先生達なだけに
大喜びに、大興奮!!
日本のジェットコースターを見たら、きっと気を失うんじゃないかってね(笑)
その日も、次の日も・・・写真を見ては・・・
「楽しかったね!」と私に話しかけてくる。。

ある意味・・・これだけ、大人が「楽しめる」ってすごいわ。


人生これぐらい楽しまなくっちゃね。。
ホントホント・・・
だからシリア人は、ストレスなんてものは無いんだわ。。


もう一度・・・
トラウマだったけど・・・
あの場所・・・
「アマノス」に行けて・・・楽しめて・・・良かった。。


←サンドイッチとジュースでお昼。。


自分の心の中って・・・意外に、変化してるのね・・・・。。

アーニセ ラザーン(ラザーン先生)。。

2008年04月03日 23時30分49秒 | Weblog
アーニセ ラザーン(ラザーン先生)との出逢い・・・





それは・・・
去年の10月末ぐらいになる。
ムハイヤム園で9月ごろから子どもが入園し始め、
子どもの人数が、昨年度よりも多いため、
先生の数を増やしたのだ。

新しくムハイヤムに来たのが、アーニセ ラザーン。。

彼女は現在21歳。。
そして、全く・・・「保育」というものを学んだこともなければ、
(シリアでは、保育資格が無くても先生になることができ、
また、「保育」を学ぶ、学校自体も少ないのである)
社会で働く・・・ということも初めて・・・・

まさしくっ!「新まいの先生」なのである。。


こうして、先生が入れ替わることは、シリアではよくあり・・・
何度も、私自身も悩まされた。

教えた・・・かと思うと、辞める・・・辞めさせる・・・(よく分からない理由で)

こんなことが繰り返され・・・
また、今回も・・・なんて思っていた私。。




最初の頃、クラスへ行くと・・・
言わば・・・
日本で言う「学級崩壊!」というもの。

日本と違って、シリアの子どもたちなので、かなり野生的(汗)。。

おおおおぉぉぉぉーーーー(汗)

私が、遊びを教えようものなら・・・「崩壊・・・」
どうすれば・・・・???
こんなことが繰り返され、一番、頭をかかえたクラス。。

普通なら、シリアでは「先生の圧力!」で押さえつける。。
例えば、大声を上げる・・・棒を持ってきて、机をたたき威嚇する・・・など。。
(日本でこんなことは、全く経験のない私にとって、初めはショックでならなかった)


しかーーーし!!
この先生は、全く、大声を上げたり、棒を使ったりしないの。。

どうなることやら???

と思っていたラザーンのクラス。。。



12月の保護者会をきっかけにすごく、変わったラザーン。。
ちょうど、園に来て2ヶ月目くらいかな。。

保護者会の後に、普段は園に来ない保護者が(子どもは1人で登園)、
ラザーンの周りに、子どもの様子を聞きにぞくぞくと集まった。
彼女にとっては、その「頼り」にされていることが嬉しく、「自信」になったのだ。


それ以来・・・
本当に「見違える!」がぴったりなくらい、保育が・・・
子どもを引きつけることが・・・うまくなり・・・・。。
子どもが、先生のゆうことを聞き、生き生きしている!

もともと、彼女は明るく、ジョークを言うおもしろい女性。
そんなことも、保育の中で、子どもたちを引きつける魅力になったのだと思う。

彼女から私にいろいろ聞いてくれることも、
具体的で、自分のしたいことがはっきり伝わってくる。
私も伝えやすい。。




そんな中・・・
園長先生より、「母の日」にハフレ(発表会みたいなもの)をしたいと
言う声があった。
しかも、シリア人には珍しい1ヶ月前から持ちかけた話。。
おっ!!これはっ!
そして・・・園長の口から・・・
「今回はお話をしたいの!」と!!

すごいすごい!!

シリアでは、テレビで大人が踊るような腰を振るような踊りを
子どもたちにさせることが多いのに。。

お話の劇をやりたいとは・・・。。

よしっ!!決まり!!


子どもたちの大好きなお話
「大きなかぶ」と「3匹やぎのがらがらどん」をやろう!と。
(5歳児にしては、幼い話しの内容だが、簡単でわかりやすいほうがよいと思い・・・)

ムハイヤム園は4クラスあるが、全クラス・・・劇・・・というのは
私もきつい話。。

しかも、シリアの踊りをやりたいという先生もいたので、
今回は、ターゲットを2クラスに絞ることに。。

そして、決まったのが、ヤスミーンとラザーンの2クラス。
ヤスミーンが「大きなかぶ」
ラザーンが「3匹やぎのがらがらどん」


2月中旬ごろから、練習スタート!!
いやぁ・・・いやぁ・・・いやぁ・・・

ラザーンには驚かされました。。


うまいっ!!うまいっ!!うまいっ!!
本当にうまいっのっ!!

「やらせる」のではなくて「一緒に楽しむ」、そして子どもがのっていく・・・

私だったら、ここで怒っているなって場面が何度もあったが、
ラザーンは、いつも子どもの様子を見て考えている・・・
参りました。。ホント。。
私が、何度も勉強させられました。。

←「3匹やぎのがらがらどん」お話中。

↑いつも子ども目線(シリアでは、こんなふうに、しゃがむ先生は珍しい)



お面の準備も自らし・・・
劇の進め方も・・・
私が言ったことを試してみようとしたり、自分の考えを伝えてきたり・・・




↑子どもと劇で使う「橋」と「草」を作っているところ。




日本のように、シリアでは「行事」と呼ばれるものは、ほとんど無い。。
行事があっても、遠足などの1日のみの行事で、
前もって子どもと何かを、一緒に作り上げていくということは、無いのだ。。


ダールハナン園の「象の壁面つくり」の時も感じたが、
あれも、何日もかかって作ったもの。

そして、今回の劇も・・・1ヶ月近くかかっっている。

こうして・・・
シリア人にとっても、「すぐできるもの」だけでなくて、
時間を掛けて・・・
その子どもと取り組んでいく過程の中で、
見えてくるものもたくさんある。

「目標」や「目的」を持つことで、
子どもと、先生と、私と・・・同じ「目標」に向かうことが、
こんなに子どもにとっても、先生にとっても、私にとっても・・・
「熱意」や「やる気」が出てくるのだと、
日本で保育してた時には、当たり前になっていて見えなかったが、
シリアで、ラザーンに教えてもらった気がする。。

何かに一生懸命になってるときって
人は輝いて見えるもの。。

劇の時だけじゃーなくて、
その他のことでも、ラザーンのクラスは生き生きしているんだよね。。
ホントホント。。

先生が変わると・・・子どもは変わる。。
これホントだわ。。




そんな中の今日・・・
事件は起こった。。

ハフレのために、今まで部屋で練習していたのだが、
外で練習し始めた。
(「母の日」はとっくに過ぎているが・・・これがシリア・・・
まだ、ハフレはしていません・・・苦笑。。)

ちょうど、お昼時で、子どもたちも勉強を終え・・・
軽い朝食も済まして・・・
お面をつけていざ!外へ。。

しかし・・・
暑かったの。。
日差しがガンガン!!




と・・・
部屋の中では声が通るものの
外では、子どもたちの声は、飛んで言ってしまう。。
おまけに注意力も散漫。。

そんな子どもたちを前に・・・
珍しくラザーンが怒った。。

で・・・
何度かしたが、子どもたちの集中もなく・・・
部屋へ戻ることに。。


私は、ヤスミーンの「大きなかぶ」のピアノを弾かなくては
いけなかったので・・・
ラザーンの反省は後で・・・と。。

しばらくして・・・
部屋をのぞいて見ると・・・

えっ?!
ラザーンが目を真っ赤にして、泣いているではありませんかっ・・・。。

これには驚きました。

初め何が起こったのか???と。。

どうやら・・・
今まで上手くいっていたのに、
今日、外で急に上手くできなかったということが、悲しいと。
というか・・・きっと「悔しい!」のであろう。。


私・・・
いつも、こうゆう場面ってオドオドしてしまうの。。
どうしたら???いいの???って。。

「マー ムシュッキレ! アーディーアーディー・・・」
(問題ない・・・こんなの普通、普通・・・)
私に言えるアラビア語・・・限られている。。悔しい・・・・。。

彼女の耳には届かず・・・泣き続けている。。

もちろん・・・子ども達もポカン・・・としつつ心配そう。。


結局、子どもが帰る時間まで、何度か涙をこらえていたが、
立ち直ることできず・・・。。


そしたら・・・
私が帰る前に、ラザーンから私を呼んでくれ・・・
2人で話すことに。。

「まさみ、もしかして、あなたのせいで、私が泣いていると思ってる?」と。

おおおおおぉぉぉ・・・ぉぉぉ・・・・・。。。
実は、心の中で、もしかしたら私のせい?
シリアでは、こんなふうに劇をやるなんて不可能だったのか?
私が無理やりやらしてしまった?
いろいろ・・・心の中で、ラザーンの涙を見て、葛藤していたのだ。

バレてる・・・(汗)

「そんなことないのよ・・・」とラザーンが言いつつ・・・
またまた、大粒の涙。。
「悔しい・・・」のだろう。。

なんて言っていいのかわからなかったが、
「私もねっ・・・先生になりたての時は、いつも悩んで・・・
何で子どもはこうなの?!って思ってた。。
で・・家で、悔しくてよく泣いたわー。
いつも成功することばかりでなくて、失敗するときも子どもが
教えてくれるのよ。
だからね、私も先生になることができたのよ。」と・・・・。。

どこまで、伝わったかわからなかったが・・・


今の彼女は、今まで上手くいくことが、多かった分・・・
失敗することや、上手くいかないことに慣れていない。。
先生になる時には、きっと誰だって経験すること。。

彼女がこれから、大きく成長するのに、必要な壁なのであろう。。

しかし・・・
初めて。。
シリア人が、仕事で上手くいかなくて泣いてるのは。。

みんなホント、適当ーーーな人が多いから。。

一生懸命なラザーンに、私は感激しましたよっ・・・。。
ありがとう・・・
ラザーン。。


きっと、このハフレが終わったら・・・
子ども達も、ラザーンも、私も・・・また少し大きくなっているだろうな。。

こうして・・・
少しづつ・・・「信頼関係」って生まれていくもの。。

私も、できる限り、ラザーンの力になりたい!!




*また、ハフレが終わったら、ご報告いたします。。










フレーズ(いちご)。。

2008年04月02日 23時51分03秒 | Weblog
今の旬は・・・「フレーズ!!」(いちご!!)。。





スークに行くと・・・
台車に山盛りいっぱいのいちごが並び・・・
そして、横には計りが置いてある。。



旬のものは、こうして売られていることが多い。

いくつものいちご売りの人がいるので・・・
どの店でも・・・
「味見」をさせてもらい・・・
どこで買うか決める。。



シリアは野菜や果物が新鮮で安いっ!!
新鮮すぎて(畑からそのまま持ってきている)・・・
土や虫さんも一緒についていることも。。

それでも、新鮮!採れたて!


今はいちごの値段もだいぶ下がり・・・
1キロー50sp(¥100)

安ーーーーーいっ!!

日本じゃー
200グラムが¥500弱ぐらいするよね。。

今日は、たっぷり2キロも買っちゃいました!!
2キロがどれくらいかというと・・・

コレ↓(わかるかしら?!)




帰ってから・・・
いちごを洗い・・・

500グラムは、そのまま食べる用で、
1.5キロは、いちごジャムにすることに・・・


ヘタを取り・・・
お鍋に砂糖といちごを入れて・・・

ぐつぐつ・・・グツグツ・・・ぐつぐつ・・・グツグツ・・・ぐつぐつ・・・

煮ること1時間弱。。




出来た!!できた!!



「いちごジャム。。」





これは誰でも作れて、失敗なしっ!!
でも、いちごがこんなに安く買えるからできるんだよねぇ。。
あと、時間があるからねぇ。。


ヨーグルトと混ぜたり・・・
ヨーグルトケーキの甘酸っぱいところにこの甘いソースをつけたり・・・
牛乳と氷とこのジャムをミキサーで、「いちごミルク」のシェイクだってできる。。

この状態で瓶に入れておくと、日持ちするしね。。


なんとも、得した気分。。





そうそう・・・
私の母は、私が小さい時から朝ごはんに
いちごの季節になると・・・
「いちご牛乳?!」を出す。

丸々のいちごをスプーンでつぶし・・・
牛乳をかけて、少し砂糖を加えて出来上がり!!

私は、あんまり好きじゃーなかったのよね。。(笑)
そのままの方が、どちらもおいしい・・・・っと思ってて。。

これが出るたびに・・・「うううぅぅぅーーーー」と。



しかーーし。。
ちょっと懐かしくなり、いちごを見ると思い出したので・・・
シリアでなら、おいしいっ?とやってみた。




が・・・・

やっぱりおいしくなかったよっ。。。



このジャムをミキサーにかけるほうがうまいよ。
確実に。。。


これは、私が母を超えた?!ということかっ。。(笑)



っと・・・
こんなちっぽけな、お料理対決を考えながらの
旬を楽しみましたとさっ。。


ちゃんちゃん。。。