Rowing!!ー滋賀大学教育学部☆漕艇部の徒然ブログー

滋賀大学教育学部漕艇部の愉快な仲間たちによる、その活動をつらつらと書いたブログです(^^)◎

#0 [瞑究] メイキュウ

2017-10-14 20:34:48 | 独り言
錦秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。日焼け跡の残る肌に秋風が吹き、季節の移り変わりをしみじみと感じています。

さて、長い様であっという間だった夏休みも、もう終わり、加古川シーズンも佳境に差し掛かろうとしています。今回は加古川シーズンの練習で感じた事をいくつか。

もし仮に天覇を主役にひとつ作品を書くとすれば...それはきっと......迷宮だ、と思います。

夏休みの練習を通して、一回生は皆、成長してきたと思います。しかし特に、僕が今乗っている天覇で言うと、その成長は個々での成長でした。八木さんの指示から小艇に乗る事も多く、ひとりひとりがレベルアップはしていたのでしょうが、クルーとしての成長ではなかったように感じます。ところが秋学期が始まってからは、或いは特に今週はとでも言うべきか、天覇のクルーは生まれ変わったように、最近は、漕ぎも意識も揃い、とても濃密な練習ができているのではないでしょうか。今まででは感じられなかったファイナルの感覚、バランスが取れているという感覚、走ってるという感覚...に思わず5人が声をあげるほど。

では、夏休みの練習は、役に立っていないのか? 5人の意識が揃ってなかったのか?

僕はそうではないと考えます。天覇は一回生クルーで、ローヤーもCOXも一回生。一旦蹴り出せば、素人だけの集団。初めは(いや、今でも)手探りの状態。たくさん間違いを犯したし、たくさん先輩に迷惑もかけました(本当にすみません)。そのような中で、天覇は間違いながら成長していたんだと思います。意識の問題でも、5人が「強くなりたい」「上手くなりたい」「先輩にこれ以上迷惑をかけたくない」...そんな“想い”が強すぎるがあまり、すれ違っていたのだと思っています。そしてその強き想いがようやく揃いだし、艇も走り出したんだ、そう確信しています。

僕は以前、次のようなツイートをしました。

「2つの平行線って同じ方向を向いているようで向いていないのかもしれない。だって彼等は何処まで行っても交わらないから。交わろうともしないから」

天覇のクルーは、5本の平行線なんかではなく、各々が平行ではない5本のベクトルだったのではないでしょうか。だから一見、考えている事は全然違うし、方向もバラバラ。だけど、その根本では同じ事を考えていた。それがついにある1つの点Pで交わった。収束した。

過去があるから今がある。未来がある。全ては繋がっている。過去の事象の何か1つでも違っていたら、その時、今の天覇は天覇でなくなってしまう。過去は変えられない。だから、過去の過ちを反省し、そこから学び、未来を見据えよう!
人生って漸化式みたいですね笑。

このシーズンを通して、僕はまだまだボートについては素人ですが、わかってきたことがあります。それは、ボートは1+1+1+1=4とは限らないということです。合わせて漕がなければ、足しても1にもならないこともあり、一方で合わせて漕げば5にも6にも、それ以上にもなる。本当に面白い競技です。合った時の快感を僕は忘れられません!

最後に、シングルにダブルに無しペア、フォアとかフィックスやエイト、試乗会から今までで色々な艇に乗らさせてもらって、沈もしたし、COXもかじったけど、やっぱりボートは楽しい!

明日は京都レガッタです。一回生にとっては初めての大会と言えます。全力を尽くします。応援よろしくお願いします。

加古川まで、あと半月。毎日を悔いなく過ごそうと思います。

最近は気温の変化も激しいですので、お体に気をつけてください。

長々と失礼しました。

一回生 今井たくみ
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今しなければいけないこと | トップ | 加古川から冬季へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿