まめ派

去年の夏、偶然出合ったえだまめに、恋した猫がおりました。


テンのえだまめ熱は冷めることもなく、
いまだにえだまめの音が聞こえると、はっとした顔でキョロキョロします。

久しぶりに居酒屋のおつまみのえだまめをお土産に持ち帰りました。

最初は、茹でただけのえだまめをおもちゃにしていましたが
完全に乾燥してしまったえだまめの方が楽しいことを発見！
乾燥するとなかのまめがギュッと小さく固まり、
まわりのさやにあたってカシャカシャと鳴るのです。

まずは、ざるに入れて天日でじっくり乾燥させます。
(急激に乾燥させるとさやが裂けて豆が飛び出すので注意。)


さやがカチコチに乾燥したら出来上がり。
振ってみるとなかのまめがカシャカシャ音をたてるはずです。

テンに音だけ聞かせてみました。

テン　「あ！この音は！えだまめだ～！！
　　　　ちょうだい！ちょうだい！はやくちょうだい！」


テン　「そうそう、これこれ」


テン　「うほうほ～」

ほかのおもちゃの場合、遊ぶときに人間のちからを頼りっぱなしのテンだけれど、
えだまめだけは自分でくわえて自分で落として
自分で滑らせて、自分で満足します。

あ～楽チン。

猫それぞれ、おもちゃの好みが違っておもしろいです。
ぴっちは、ひも派。
テンは、まめ派。


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