キャッツワールド(わが家の猫10人兄弟が送る大家族スペシャル)

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戦争の記憶がよみがえって来ます!!

2020年08月05日 00時57分04秒 | 日記

私が戦争に行ったわけではありませんが、8月6日、8月9日、そして8月15日と言えば

原子爆弾が投下された日ならびに太平洋戦争が終結した日です。

明治以降鎖国から開国した日本を待っていたのは欧米列強の世界分割割拠であり、先に中国が

イギリスとの戦いに敗れ、各国の植民地にされている状況下で、日本の他国からの侵略に備え、

富国強兵政策の下支配権を徐々に拡大し、大陸に活路を見出していったというのが日本の歩んだ

道であり、その後欧米との支配権が激突し戦争へとつながって行ったというのが大方の流れと

言えると思います。これは歴史の教科書で皆が習ったことですから誰でもが知っていることだと

思います。

 

私の地元は大分県ですが、大分県には日出(ひじ)という場所があり、そこには『回天神社』という

神社があります。その神社にはある特殊な歴史を記念するものが展示されています。

それは、『回天』という人間魚雷です。

今の若い方は知らないと思いますが、戦争中日本では特攻兵器という武器が作られていました。

特攻兵器にもたくさんの種類があり、ここでは回天だけのお話をしておきます。

戦況が悪化し、徐々に連合軍の反転攻勢が始まり、日本には戦う武器が乏しくなり、人間そのものを

武器として敵に体当たりさせるという戦法をとるようになったのです。

人間魚雷回天は魚雷の中を改造し、人間が一人中に入れるようになっており、潜水艦から発射されると

同時に魚雷の中で操縦し、敵艦に突撃するというものでした。

その魚雷がこの神社に展示されています。

ここに展示されている目的は、戦争を美化するものではなく、若い兵隊たちが死ににいかなければ

ならなかった当時を振り返り、同じような悲劇を二度と繰り返してはならないという思いからなのです。

一度潜水艦から発射されたら二度と戻ることは出来ません。

発射され敵艦に突入するまでの間、若い兵隊さんたちは何を想い死んでいったか、そのことを私は

この神社に行くたびに考え、胸が押しつぶされそうになり苦しくてたまらなくなります。

まだ10代・20代の若い兵隊さんたちにも家族があり、奥さんやいたいけな子供もいたかも知れない。

神社の片隅には、兵隊さんたちが家族にあてた手紙が展示されています。親を想い、子供を想い、

病気の家族のことを想い、本当は死にたくない、すぐにでも家族の元にかけより抱きしめてあげたいという

ことを書いた手紙もありました。もうなにも言えません。何も見えません。涙があふれてどうしようも

ないんです。こんな悲劇を二度と繰り返してはいけない、戦争を風化させてはいけないという強い想いを

抱きながら、私は回天神社を後にしました。

徐々に日本の戦争が歴史の教科書の一ページになり、戦争を体験した人々がいなくなった時が再び過去に

戻ってしまう危険性があるのではないかと私は思います。

私は日本が大好きです。日本という国をそして家族を守るためであればどんな戦いでも受けて立つという

考え方です。日本の歴史も伝統も未来永劫に伝承し続けなければなりません。

ただ、今日本は様々な困難に直面し、国際的にも領土・領海問題など近隣の国々との難しい問題が山積

しています。戦争は抑止しなければならない、しかし一国だけで解決するような簡単なものでもない。

武器を持って戦うことなく平和的に問題の解決に取り組み、明るい未来を作り出したいという切実な思い

を実現したい。

武器よさらば!!という時代の到来を願ってやみません。

来る8月6日、8月9日、8月15日は国民全員で祈りを捧げましょう!!

平和への祈りを!!

 

本来は猫ブログなのですが、日本にとって大切な日を控えていますので、私の想いを述べさせていただき

ました。

 

 



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