ママ研究者~人生まだまだこれから~

製薬会社で新薬開発に挑む研究者。2人の息子(6&0歳)がいます。ママ研究者(今は臨床系)、日々の思いを綴ります!

Health Talk:慢性疾患患者さんへの情報提供

2008-05-18 00:57:37 | お薬、疾患、健康
「英語を勉強するではなくて、英語で勉強する」という勝間和代さんの教えを実践しようと思っていた時に見つけた
Health Talkのweb site .
15もの疾患に関し、薬剤や治療に関する最新情報が提供されており、その質の高さには驚かされる。
私が興味を持っている自己免疫疾患に関しても、MS (多発性硬化症)、RA (リウマチ)、CD(クローン病)、Colitis(大腸炎)など多数、情報が提供されている。

Health Talkとはどういう団体なのか?
「It is a goal of HealthTalk to provide timely medical information to patients and caregivers in a way that makes in-depth clinical information easy to understand. We have assembled experts in their respective fields to contribute and review the information we provide.」
つまり、「患者さんやその介助者に、詳細な医療情報を分かりやすく、そしてタイムリーに伝えていくこと、そして、患者さんのQOLを向上させ、希望を与えることを目的とした団体である。」と書かれてある。
Slide show, ニュース、ドクターへのインタビュー、ブログ、PodCastなど、様々な形で、情報が提供されている。Podcastはだいたい60分番組なのだが、一部、Transcriptも提供されており、耳だけでは完全に情報を得ることができない私にはものすごくありがたい。

このPodcast番組の良いところは、ドクター、ナース、患者さんなど様々な視点からの声が聞けること。そして、強く思うのは、「まだまだ切望されている薬がたくさんある」ということ。

MSのwebcastに関しては、AVONEX® (Interferon beta-1a) やTYSABRI® (natalizumab) を上市しているBiogen Idecがスポンサーになっている。かといって、これらの製品が宣伝されていることはなく、幅広い医薬品、治療情報が、ニュートラルな立場から提供されているところがすばらしい。そして、こうした活動を目の当たりにすると、「製薬会社が患者さんにできることは、新薬を出すことだけではない」ということを改めて考えさせられる。
Health Talkのwebcast、これからもじっくり勉強していこうと思う。


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2 コメント

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素晴らしい取り組みですね! (そーやん)
2008-05-18 05:14:18
ブログ拝見させて頂きました!素晴らしい取り組みですね!
私も、MSには興味があり、MSキャビンの講演を聞いたこともあります。
MSキャビンの活動は、メーカーによってもバックアップされています。患者会をバックアップするメーカーの活動は、素晴らしいですね!
また、拝見させて下さい!よろしくお願いします!
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Unknown (ママ研究者)
2008-05-18 09:05:55
MSキャビンの情報、ありがとうございます。
初めて知りました。
講演会も比較的頻繁に開催されているようですね。
私も聞きに行ってみようと思います。

研究の現場では、医療の現場や患者さんの声を聞く機会が少なく、積極的に情報を取り入れたいなぁと思っているところです。

また、いろいろ教えてくださいね。

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