さぁここまで来ると、おそらくTOEIC800点は確実ではないでしょうか。そして、外資系(一般的に)でも働くことも問題はないと思います。もちろん、私のやり方での800以上というのは点数以上の意味がありますので、実力は点数以上についていると思います。ここでまた言いますが、私の勉強方法は決してTOEICやTOEFLでの点数ゲットのためのものではありません。あくまでも総合的な英語力を向上する事を目的としています。レベル30までにベホマまで覚えられればたいしたものでしょう。
まず、節(clause)というものを見分けることが出来てなくてはなりません。節とは主語と述語のセットです。例えば、
1:Tony slept with George. (トニーはジョージと夜を共にした)
2:Junichirou met George secretly when he was in the WhiteHouse. (純一郎はホワイトハウスにいるとき、密かにジョージと会っていた)
3:Ms.Rice, Tony's ex-girlfriend, moved from London where Tony lives to the White House where her new boyfriend, George, lives for next four years that he was elected by many of his friends. (ライスはもと彼のトニーがいるロンドンを離れ、たくさんの友達により選ばれて、残りの4年間新しい彼氏のジョージが住むこととなったホワイトハウスに引っ越した)
最後はなんだか凄く長い文章になっちゃいましたが、節を見極めれば理解することはそんなに難しくありません。1は簡単ですね。2は節が二つあり、whereでつながって一つの文章となっています。3にはMs,Rice moved, Tony lives, boyfriend lives, he was electedとたくさんあります。
次にTOEFLでよくある複雑そうでたくさん難しそうな事言ってる文章がありますが、節をしっかり捉えられれば問題ありません。
When first enacted on July 4, 1789, the federal tariff, intended by the Founding Fathers to be the government's primary source of revenue, was remarkably evenhanded.
こんな長くても、ようはこういうことです。
The federal tariff was evenhanded. (もっとシンプルに言えば It was done. と過去の受動態です)
余計な情報であるカンマに挟まれたものを省き、形容詞も省いたりすると一番重要なことがだけが残ります。
問題:次の分でおかしなとこはどこ?
John Chapman became famouse in American folklore as "Johnny Appleseed" after he plants apple trees throughout the northeastern part of the U.S.
先ほどやった通り、文をまとめると、こうなる:
John became famouse after he plants trees.
おかしなところはplantsです。ジョンは木を植えた後に有名になったので、plantsの現在形はplantedと過去形にする必要があります。
次に大切(だと思われる)なのは-ing。このスタイルは英語を学び始めすぐに現在形の次に教えられます。例えば、
Kerry is crying. (ケリーが泣いている)
現在進行形です。これを教える自体に問題は全くないのですが、これだけを強調しているため、-ingがつくもの全てが現在進行形、つまりその単語を動詞、と理解してしまうという点が問題です。しかし現実はと言いますと、新聞を読めば-ingで終わる単語の2割ほどしかないでしょう。残りの8割は動詞以外でしょう。-ing で終わるパターンは以下の通りです。
1:Real Verb
Bush is smoking a cigarette.
2: Noun Subject
Smoking is a little stupid.
3: Noun Object
Bush likes smoking.
4: Adjective
Bush sat in the smoking section of the cafe.
The man smoking a cigarette there is Bush.
5:False Verb
Bush became sick, smoking 10 packs of cigarettes yesterday.
6:Preposition
according to; during; following; concerning; including; etc
7: Real Noun
thing; king; evening; spring; morning; etc
-ingが動詞として成り立つのはBE動詞がセットでなくてはなりません。ですから、惑わされないようにしましょう。
次に省略された文に惑わされないのが大切です。省略された文章のBeforeあんどAfterは以下の通り:
Adjective:
The apache that is flying is destructive. (飛んでいるアパッチは破壊的だ)
は
The apache flying is destructive. (注:flyingは動詞じゃありません)
Adverb:
Although Kerry was sad, he is still very rich. (ケリーは悲しんでたが、金持ちだ)
は
Although sad, Kerry is still very rich.
Noun:
Joey knows that Chandler and Monica are dating. (ジョーイはチャンドラーとモニカが付き合っているのを知っている)
は
Joey knows Chandler and Monica are dating.
この用法がもっとも使われる省略法だと思いますので、読書中気にしてみてください。
そして、次に一番複雑で面倒くさいのは受動態プラス省略節です。
例:
The teacher taught Japanese in Springfield was Indian.
これを分析してみると、The teacherが主語で、動詞はwasです。つまり先生はインド人で他の先生から日本語を勉強しました。
省略したのを元に戻すとこうなります。
The teacher who was taught French by a different teacher in Springfield was Indian. てな感じです。もちろん、a different teacherを完全な文で入れないと意味が通じなくなるのですが、省略形では言わなくても分かるので必要ありません。taught が一瞬 the teacher の動詞に見えますが、the teacher の動詞はwasなので動詞でない事が分かります。
さて最後に一つ、口語と文語を分けられるようにしましょう。簡単なものでいうと、
somethingのかわりにstuff
want to のかわりに wanna
またand...and...and...andと繰り返さぬように。
but, and, because,yet,only, howeverなどなどなるべく文の先頭には置かないこと。
I don't know nothing.と意味ないことは口語のみ。
ラッパーがain'tをよく使うが、使わないようにしましょう。アメリカでヒップホップで成功したい人を除く。
The pen that I am writing with is black. は口語だけにしましょう。正しくはThe pen with which I am writing is black. 節は前置詞で終わらないようにしましょう。
とまぁきりがないですが、レベル30近くなればだいたい分かっていると思います。こういうこと。
あと最後に一言!
少なくとも僕の時代の英語教育はまず文法を教え次に文法を教えてました(!?)。本当にそうだけど、学校がやっているのは、文法を教えてから実戦という形をとっていた。これは完璧に間違っていると思う。僕の好きなバスケで言うとこうだ。「ゴール下に近づいたら、相手の前でボールを上に軽く上げてみろ、そしたら相手が引っかかって飛ぶ、その隙を突きシュートしろ!」、「3ポイントシュートというのはな、ゴールから7メートル離れた、ほら、あの線の外からシュートしたら...」、「ノールックパスというのはな、左向いて右の見方にパス...」、こういうことは全て実践で学ぶ。ルールの基本なんて黒板を前に勉強するより、実際コートに立って学んだほうがどれだけ早いことか。今でも覚えているが、中学校の体育の教科書にサッカーのダイビングヘッドのやり方が書いてあった。読むだけで出来るか!って思ってましたね。ちなみに僕が文法を勉強し始めたのは実は数ヶ月前から。TOEICで950とってから1年半後です。まぁ裏を返せば文法なんてわざわざ勉強しなくてもTOEICではいける、ということです。TOEFLの文法はややこしいので、今勉強しています。知らないことがまだまだいっぱいあるので楽しいです。そろそろTOEFL受けないとな。では、ベホマ覚えて次はバラモスだ!
TOIEC,TOEFL,IELTSがんばっちゃいましょう!