スナフキン・レポート♪

♪舞台(ミュージカル、宝塚、演劇)
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★ナンシー・ヒューストン「時のかさなり」

2009-01-29 08:03:35 | ★本・雑誌:こんなの読みました~♪







ナンシー・ヒューストン「時のかさなり
 
  図書館で借りました・・・話題になってませんが良い本だと思います。
   こういう本もチャンと揃えてる公立図書館の素晴らしさ!



本の説明には・・・
ナチス統制下のドイツから、カナダ、イスラエル、そしてブッシュ政権のアメリカまで。四代にわたる六歳の子供たちが語りだす、ある一族の六十年。血の絆をたどり、絡まりあう過去を解きほぐしたとき明かされたものは、あまりに痛ましく哀しい真実だった――。フランスで二〇万部突破、魂を揺さぶってやまない最高傑作長篇


現代から過去へ遡り・・・
第一章・・・2004年ブッシュ政権のアメリカの“ソル”
第二章・・・1982年のイスラエルの“ランダル”
第三章・・・1962年のカナダの“セイディ”
第四章・・・ナチス政権下のドイツの“クリスティーナ”

その時どきの6歳子が語って行く形式。

例えば、ソルが語る一章では、“ランダル”は父親
“セルディ”は、車いすのおばあちゃん、
クリスディーナこと“AGM”は、ニューヨークの曾おばあちゃん。

そして第二章では、その“ランダル”が6歳。
こうして登場人物が少しずつ重なりつつ、若返りながら
自分や家族のことを語りだす・・・
・・・時代の持つ空気を混ぜながら。


話は脱線しますが
実は、今年に入って読み始めた海外ミステリー
「ウオッチメイカー」「復讐はお好き」・・・どちらも
2007年末発売された2008年版“このミス”で、
1・2位ランキング作品ですが・・・。

どうも・・・読んでいて思うように先に進まず

ヤ~~メタ」って放り出す始末。


海外翻訳ものだから肌に合わない?
そんなことはないはず・・・

2009年版一位「チャイルド44」は、一気読みだったから。
どうしちゃったのかな??
っていう時に読み始めたのが・・・この本。




閑話休題

なぜ6歳の子なのか?
どうして遡るのか?

一代遡って行くごとに、徐々に解き明かされる謎・・・
っていう仕掛けに、このところのスランプを打破

知られざるナチスの犯罪「レーベンスボルン」(ウィキ・・参照
一家族の年代記を遡るっていう形式も新鮮。

久々に一気読み!

ナチスって・・・本当に色んなことしたのね。


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2 コメント

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ええーっ (blue)
2009-01-30 01:57:31
スナッチャーさんに教えてもらって、ウォッチメイカー(こっちでは‘the Cold Moon’)、買ってきたんですよー。今別の本を読んでいるのでそれが終わったらちょっと分厚い本だけどp(*^-^*)q がんばっ♪って読んでみようと思ってるんですが・・私も放り出したくなっちゃうんでしょうか・・(笑
スナッチャーさんにはぜひぜひ私が読む前にウォッチメイカーを読んでいただいて感想をお聞きしたいと思ってます、ヨロシク♪

で、で、「時のかさなり」、かなりおもしろそうですね~。これも原題調べて買ってきます!現在読んでいる本が読めたらウォッチメイカー、次にこれで決まり!かな。
いい本を教えてくださってありがとう!
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Unknown (スナッチャー)
2009-01-30 08:02:16
>blueさん

おはよようございます。

「ウオッチメイカー」買ったんですか?

“アメリカでも人気があるのですか?”
って尋ねたのに・・・ね(笑)
梯子をはずしちゃってごめんね。

四分の一位まで読んで、いったん中断
また読もうとしたらナカナカ気が入らず
図書館から借りてきたので返却日があり・・・
また、予約入れました

言い訳じゃないですが、面白いのは確かだと!

爆笑問題の太田さんも
「去年読んだ中でNo1」に挙げてたくらい。
爆笑問題?とはいえ、彼は多読読書家なので
まんざらな本じゃないのだと思うのだけど。


>で、で、「時のかさなり」、かなりおもしろ
>そうですね~。
アマゾンのブックレビューでは★二つですが
個人的にそれって評価低過ぎだと思いますよ。


特に、第一章のソルって男の子の生意気な感じ
・・・これがアメリカのblueさんには
ウケルと予想…フフフ








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