映画「チャーリーとチョコレート工場」を観てきました。
「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」や「シザー・ハンズ」で
すっかりティム・バートンびいきの私。
とりあえず観ないわけにはいきません。
*****
「シザー・ハンズ」のお城を想起させるチョコレート工場と、
両親と4人の祖父母に囲まれて 貧しいながら幸せに暮らす
愛すべきチャーリー少年の家庭。
ここまでのイントロでもうノックダウン!
・・・なんですがね・・・・・・
良かったのはこのオープニングと、
しいて言えばエンディングだけ、の、ような・・・・・(-_-;)
*****
①天才ショコラティエ・ウォンカのチョコレート工場の門はいつも閉ざされている。
従業員にレシピを盗まれたことがあるウォンカは
それ以来15年間、工場を秘密裏に運営してきた。
だが突然・・・工場に5人の子供を招待すると発表。
その招待券「ゴールデン・チケット」は、
ウォンカの板チョコの中に隠されているという。
・・・チャーリー少年がチョコレートを買ってもらえるのは
年に一度のお誕生日の時だけ。
ちょうどウォンカのこの発表に誕生日が重なったが、そのチョコははずれ。
かつてはウォンカの工場で働いていた祖父が「一緒に夢を見よう」と
へそくりを提供してくれたが、その1枚もはずれ。
しかし、偶然拾ったお金で1枚買うと、そこにはゴールデン・チケットが!!!
*****
②工場見学---悪い子には罰---
チャーリー少年、特別賞ゲット!
副賞(?)は、工場まるごと!!
ウォンカは工場を継ぐにふさわしい、自分の後継者を探していたのです。
しかし家族同伴不可の条件に、権利を放棄するチャーリー。
*****
③・・・ウォンカには歯科医の父がいました。
息子を愛するあまり、虫歯にならぬようにと 甘いものを一切禁じる父。
ウォンカは菓子職人になりたいという夢を反対されたのを機に
家を飛び出してからというもの、家族とは断絶状態にありました。
その事実を知ったチャーリー少年は
「心配するっていうのは愛してるってこと」と さらりと言ってのけ、
父に再会することを勧めます。
チャーリー少年に付き添われ、父と再会を果たすウォンカ。
そこには所狭しとウォンカの成功を知らせる記事の切抜きが貼ってあり、
長年のしこりを解消するウォンカ親子。
*****
④チャーリーは家族同伴で工場内にお引越し。
その一家団欒の夕食にはウォンカも列席するのでした。。。
*****
②のパートが いまいち? ってか・・・
ウォンカの変人ぶりばかりが悪目立ちしている感じがしました。
チャーリーがメインのシーンはすごくいい。
チャーリー役のフレディ・ハイモア君、あなた天才子役だわ!!
なんつーか、いたいけな感じがさ・・・(笑)
絵的にはとても高いクオリティでしたが、DVD買いたい!と思うほどではないかな。
*****
ちなみに・・・「拾ったお金で買ったチョコレート」って、どうなのさ?
チャーリー君、それまですんごく「いいこ」だったのに
この行為で少し評価マイナス(笑)
以前、英語の授業で使ったテキストにあった 欧米人の書いたエッセイで
「日本を旅行中に財布を落としたら、
落としましたよ!って声をかけられた!(驚)」という内容のものがあり、
英国人の先生が目を丸くして、ホントなのッ?って訊いてきたことを思い出しました。
拾ったものは俺のもの、が欧米の哲学か・・・
わたし、お育ちいいから 理解できな~いっ!
なーんてね。 私もアメリカナイズされたもんだ。
Σ(´ι _`;)