プデチゲの準備をしようとグリル鍋を持ち上げたら、金属片が指に刺さりました。
ぷく~っと出血する様を見て脳裏に浮かんだのは…てか口ずさんだのは、
誰がための手巾(はんかち)の縁取り楽し気に せめて与えよ刺したる赤き指我に
でした。つくづく情けないながらもこれが私です。
私は氷室さんの、というかしーのの影響で吉屋信子さんの少女小説を読みました。
大学の図書館にぼろぼろの「
花物語」があったんですよ。
緑色のちっちゃい単行本で中もかなり痛んでました。書庫に入れなくていんだろか…。
で、借りたんですが、あんまり共感できずに流し読みで返しちゃったんです。
読みにくいな~というのが感想で。が。が。
一昨年家を出る時に古い本棚を整理してたら、「花物語」の廉価版があったんですよ!
運命感じるの好きなんで感じときました。嬉しかった~。
それをこっちに移ってきてから読んだら、旧かなづかいで読みにくいんですが面白かったんです。
不遇な上に、少女であるゆえに社会の片隅で生きざるを得ないストーリー運び。
吉屋信子さんの作品はどうしようもない哀切や親愛が特徴だと思います。
今新しく「
あの道この道」という文庫が出てるので嬉しいです。
絶対氷室さんも買ってると思うわ!
(←これが言いたかった)
あー、クララ・アグネス番外編『お姉さまの日々』が読みたいな~~。
きらめく虹子女史、清らなる椿姫白路さん、奇跡の高城さんが中心の短編…
あらすじはもう知ってるんです。検索かけて発見したんです。
でもめっちゃ読みたい。つうか氷室さんの新しい文章を読みたいよう~~。
バイトでフラワーコミックスを担当してるんですが、POP書くために中見たら…デジャブ。
なんだっけこの感じ。この困った顔、泣き顔、怒り顔…。えーと。あっ!
鉄馬のお母さん!女の一生の。不幸大好きな。
オーバーリアクション、しょっちゅう困ってる、泣いてる、可愛い自分大好き。共通!
すごく納得してしまいました。すっきりー。
だから肌に合わないのね。花物語は読めるのになあ。