チキョバ

日々の文言のるつぼ。

・・・・・・・

2008年06月07日 00時32分48秒 | 氷室冴子さんへの愛
作家の氷室冴子さん死去
<訃報>「なんて素敵にジャパネスク」の氷室冴子さん51歳
作家の氷室冴子さん死去…少女小説で一世を風靡(読売新聞) - goo ニュース

この間ざちぇんじ読み返したとこ・・・・・・


本当か・・・・・・




楽しい小説をたくさんありがとうございました。。。


コメント (2)
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クララ白書をもういちど

2005年01月22日 03時51分27秒 | 氷室冴子さんへの愛
プデチゲの準備をしようとグリル鍋を持ち上げたら、金属片が指に刺さりました。
ぷく~っと出血する様を見て脳裏に浮かんだのは…てか口ずさんだのは、
誰がための手巾(はんかち)の縁取り楽し気に せめて与えよ刺したる赤き指我に
でした。つくづく情けないながらもこれが私です。

私は氷室さんの、というかしーのの影響で吉屋信子さんの少女小説を読みました。
大学の図書館にぼろぼろの「花物語」があったんですよ。
緑色のちっちゃい単行本で中もかなり痛んでました。書庫に入れなくていんだろか…。
で、借りたんですが、あんまり共感できずに流し読みで返しちゃったんです。
読みにくいな~というのが感想で。が。が。

一昨年家を出る時に古い本棚を整理してたら、「花物語」の廉価版があったんですよ!
運命感じるの好きなんで感じときました。嬉しかった~。
それをこっちに移ってきてから読んだら、旧かなづかいで読みにくいんですが面白かったんです。
不遇な上に、少女であるゆえに社会の片隅で生きざるを得ないストーリー運び。
吉屋信子さんの作品はどうしようもない哀切や親愛が特徴だと思います。

今新しく「あの道この道」という文庫が出てるので嬉しいです。
絶対氷室さんも買ってると思うわ!(←これが言いたかった)

あー、クララ・アグネス番外編『お姉さまの日々』が読みたいな~~。
きらめく虹子女史、清らなる椿姫白路さん、奇跡の高城さんが中心の短編…
あらすじはもう知ってるんです。検索かけて発見したんです。
でもめっちゃ読みたい。つうか氷室さんの新しい文章を読みたいよう~~。

バイトでフラワーコミックスを担当してるんですが、POP書くために中見たら…デジャブ。
なんだっけこの感じ。この困った顔、泣き顔、怒り顔…。えーと。あっ!
鉄馬のお母さん!女の一生の。不幸大好きな。
オーバーリアクション、しょっちゅう困ってる、泣いてる、可愛い自分大好き。共通!
すごく納得してしまいました。すっきりー。
だから肌に合わないのね。花物語は読めるのになあ。
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付けたい名前

2004年11月15日 04時24分56秒 | 氷室冴子さんへの愛
子供が生まれたら何て付けようっていうのは
昔から妄想する時の定番メニューだったけど、
最近思うのは、"望都"、"真末味"、"炯子"、"秋生"、"美名子"とか…。
おこがましいことこの上ないなと思うけど、憧れるわ。
女名のみなのは少女漫画畑で生まれ育ったゆえ。

"三巻(みまき)"、"白路(しらじ)"、"虹子"、"夢見"、"佳雨子(こうこ)"、"朝衣(あさい)"とか…。
氷室さんのネーミングセンスすごい好き。
忘れられない名前がたくさんあって幸せだ。
"柳沢真琴"、"香月倫子"、"武藤里伽子"、"桂木しのぶ"…。
"鹿子"とか"数子"とか"濃子(こいこ)"もびびるけど好き。
つか"美年子(みねこ)"って…。
"山内鉄馬"と"寿家光太郎"もスゴイ。"高彬"はかっこいい~。

何でもいいから氷室さんの新刊が読みたいわ。
終わってないとわかってる以上『銀の海 金の大地』には手を出せない。
お姉ちゃんも楽しみにしてたのに、まさかこんなに出ないとは。
アグネスの虹子女史の番外編とか『碧の迷宮』の下巻とか、
原稿があるものはとりあえず出版して欲しいよ。
シンデレラシリーズの完結編と冬夏のキャンパス編は諦めたからさあ…。
頼むから筆を折らないで。
エッセイでもいいから近況が知りたい~。
虹子女史の番外編は掲載誌見つけたら万はたくわ。

『雑居時代』は一応完結ものだけど、めちゃくちゃ先が知りたかった。
鉄馬の体に変化があって、数子と上手くいってくれたらな~ってちょっと今でも思っちまう。
『白い少女たち』はもうすごい寸止め状態だけど、あれはすごくいいからいい。
クララ・アグネスももっと書いて欲しかったなー。
最後の方は高城さんたちが全然出なかったから、卒業式本番が気になる!
絶対阿鼻叫喚の卒業式&退寮式だな。

いつか北海道に行って、くるみ屋のシフォンケーキを買って、
ビンごと温めるおいしい町村牛乳を飲んで、藤女子学園を見学したい。
…結構叶いそうな夢。
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『いっぱしの女』氷室冴子

2004年11月12日 22時33分56秒 | 氷室冴子さんへの愛
行きしの新幹線で読んでたら吐きそうなくらい本気で酔った・・・。
そういえば酔った時って吐かないように努力しなきゃいけないんだとか思いながら、
唾液がヘンな味し始めて口の筋肉引きつってきつかった。

氷室さんは性格きつい人だ、っていう先入観があるからエッセイが楽しい。
読むと「なるほどー。なるほどー」ってばっか思う。
お母さんとの闘いはすごすぎる~。
『冴子の母娘草』に出てきたエピソードにも触れてあったけど、たまらないだろうなあ。
私は父親と決別してしまったから、どうして一緒に旅行行けるのかが不思議だけど・・・。

あと、初期の『さようならアルルカン』のカンニング、激しいほどの真摯さを持った少女や、
『妹』や『アグネス白書』の優しく思いやりにあふれた"姉"的少女へのコンプレックス、
『クララ白書』の古典研究会の劇や初デート礼儀指南とか、
そういう好きな物語のエピソードを連想させる話がたくさんあって、嬉しくてにやけて困った。

氷室さんのエッセイをこの『いっぱしの女』まで、
『冴子の東京物語』『ホンの幸せ』『冴子の母娘草』と読んできて、
氷室さんのずっと重要な関心事は女の在りようなんだなと思った。
私はまだ社会に出ていないし女子大に通ってるから「そうそう!」とは言えないけど、
実際にこんなことを言う人がいるんだということが次々あって、驚いた。
でもそういえば父親は私を子供だからという理由だけで疎んじていたかというと、
女であるということも気に障っていたみたい。
はじめから、生まれた時からじゃなくて、
成長し出してから、母親と娘二人が話題を共有し合うようになってから。
もちろん高校時代はバイトもしてなくて親丸抱えだったから、
お金のことを言われると何も言えなかった。
そういうことを普通子供を黙らせる文句に使う?って思いながら・・・。
あー、まだまだ整理できない。つかずれてるな。

「女」であり「子供」であることを条件に酷いことを言われて、
自分の言ったことを全然聞いてもらえない時の無力感は味わったけど、
本当に自分が努力して稼いだお金で生活してるにも関わらず、
「女」っていう建前を当たり前の印籠みたいに持ち出されたら、ほんとに嫌だ。
これまでの人生では一応男女は平等だと思えてるし、それが当たり前だと思ってる。
言葉を失うくらいびっくりする気持ちになるのはもう嫌だな。

もっと楽しい気持ちのまま書くつもりだったのに、
やっぱり今日は説明会モードの真面目顔が顔から離れないから、あ~。
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