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未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

本人への癌告知

2007-09-27 17:32:47 | 膵臓癌闘病記
9月9日(日)
予定通り本人に告知しました。すでに癌と思っていたからアッサリ受け入れました。
先生は、病期ステージは言わないつもりだと私に話していた通り、病名と治療方針だけを伝えました。先生から抗癌剤で治療すると言われた時「抗癌剤で治る可能性あるんですか?」と本人が聞きました。先生は「あります」と答えた。←私に言わせれば可能性はゼロではないってだけ。

さらに「切らないで薬でやるっていうのは、これは軽い方だと考えていいんですか?」と聞きました。このドクターいつもハッキリ言わないんだけど「癌の大きさや転移してるかどうか等で治療は変わりますが、今回の場合、切るより化学療法がいいと判断しました」って答えた。←さりげなく病期レベルについては、はぐらかす。

私は全部ウソと知ってるから、すごく嫌でした。

黄疸は少しずつだけど良くなってる。時間は更にかかるらしいけど、黄疸が治ったら癌の治療に入りましょうと言われました。
しかし、あとどれくらいかかるか質問しても「う~ん」と唸るだけ。
「二週間くらい?」と聞いたら「そうですねぇ…」とハッキリしませんでした。

病室に戻り私に「切らないっていうのは、それだけ進んでるってことだよな?」と急に聞いてきたから「そうだよ。普通まず切るんだから」と言ったから、初期の癌でないことは理解してくれた。
「余命知りたかったな」って言ってた。
先生の話聞く前に「治療ししても5年、しなかったら1年半って言うなら、しなくてもいいな」って言ってたの。
私が、ちゃんと聞くように言ったんだけど、先生が治る可能性があるって答えたから、余命を聞かなかったの。


(☆。☆)
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外出

2007-09-27 15:59:59 | 膵臓癌闘病記
9月8日
どうしても主人がいなければ開かないパソコンがあり(指紋認証)、職場へ行かなくてはならなくなったため、外出許可もらって行ってきました。
私の付き添いは不要と言われたけど、心配なので仕事休んで行ってきました。
まだ、鼻からチューブも出てるし胆汁を貯める袋もぶらさげての外出は痛々しかった…
タクシーで向かい、約30分ほどで終わりましたが、気分が悪くなったので、ファミレスでお茶しました。

前日、先生から「日曜日にお話しましょう」と言われたと言っていたので、いよいよ告知だなと思っていたのに、本人は「まだ検査の結果出ないのかなぁ」と、こぼすので「明日、お話しましょうって言われたんでしょ?結果出たんじゃない?」と言っても「黄疸の話だろ」と言っていて切なくなりました。


タクシーで病院へ戻り、気持ち悪いと訴えたら血圧やら脈やら測ってくれましたが、横になったら良くなりました。

つづく
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冷静?非情?

2007-09-27 15:39:37 | 膵臓癌闘病記
今回、癌の告知について事前に私だけ先に聞いておきたいと先生にお願いしておいた理由は二つ。
ひとつは自分の心構え、二つ目は本人の前で聞けないようなキツイ質問をする場面が必ずあるだろうと予想したから。
正解でしたね(^^)v

12月で結婚四年。
すごく元気だったし、タバコもやめて、糖尿病だと言われたあとも頑張って悪くならないようにしていたのに(T_T)
糖尿病で入院した時、私がいっそ死んでくれれば…と思ったからバチが当たったのかな?当たるなら宝くじが良かったな。
でもね、私は自分の人生を数奇な運命だなぁとは思うけど、不幸とは思わないな。だって私の人生はまだ続くけど、彼の人生は終わっちゃうんだから、不幸なのはやはり主人よね。

また私とツアー旅行も行きたいと思っていたのに。

「本人への告知は、家族からでもいいですよ。医者から話すだけがいいとは限らない」と先生に言われましたが、私は先生から話してほしいとお願いしました。「私は先に聞いて知っていたと本人に言うかどうかは私が自分で考えます」
と伝えました。
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財産狙い?!

2007-09-27 15:24:16 | 膵臓癌闘病記
9月6日
だいぶ胆汁の色も良くなった感じに見えるけど、数値は相変わらず異常に高い。
黄疸が長く続いたから肝臓がかなりダメージを受けてるそうです。
回診の時、こっそりと「帰る前にナースステーションに寄ってください」と言われ、仰せの通りに行ったら今度はメインの先生がちゃんとした部屋で説明してくれました。
主人の病名は膵臓癌。病期は1-4まであり、さらに4には4-Aと4-Bがあり、主人は最終期の4-Bで切除不可だそうです。そのため治療方針は抗癌剤。
「抗癌剤って効かないんでしょ?」と聞いたら「たしかに膵臓癌には効果が出にくいです。劇的効果が出るのは稀です」と言われました。
しかし、私の「ズバリ長くないですか?」という核心に迫った質問には「効果が出るかどうかですね。出ないとも限らないから」と、どこまでも期待を持たせる煮え切らない言い方でした。
私の予想は余命半年だったけど、そこまで進んでるならお正月迎えられないかも…。
先生は若干目が泳いでるのに、先生を凝視して、涙ひとつ見せずお話を聞いていた私。財産狙いの嫁と思われたかな?!(ただの公務員ですが)
本人には日曜日に告知することになりました。
つづく
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告知は突然に

2007-09-27 14:37:21 | 膵臓癌闘病記
再手術した4日の夕方、仕事帰りに行ったら、ピンピンしていて拍子抜け。
もともと、一回目の手術で黄疸が良くならなければ行うと言われていた第二の方法なんだけど、今回受けたのは内視鏡的経鼻胆管ドレナージ
前回の内視鏡的(チューブ)ステント留置術と目的(黄疸をひかせる)は同じですが、チューブの末端は鼻から出して、袋に貯めて色とか見えるようにしました。
ものすごくドロドロで、先週入れたチューブは詰まっていたそうです。


本人には負担が大きいから、なるべくやりたくなかったらしいんだけど、やらざるを得なかったからか、申し訳なさそうに再手術を告げたみたいで「オレ、もう死ぬのかと思ったよ(・・;)」だって!
チューブから出る胆汁を見ながら「おっ!出てる、出てる!これ見てりゃ当分飽きねえな(^O^)」だって。胆汁は本来濃い黄色らしいのですが、主人は色が薄く、胆砂(たんさ)が含まれ黒くなっていました。
チューブの中を胆砂がゆっくり流れる様子を見ながら「ダイワハウスのコマーシャルみたいだね(^O^)」と言ったら「おーっ、そうだなぁ」と笑ってくれました(^O^)
この日、主人のいない所で先生に細胞検査の結果がいつ出るか確認したの。来週らしいんだけど、「癌だと考えてます」と突然の告知!!
いや、わかってたからそれ自体は驚かないんだけど、その時、ナースステーション前で立ち話だったの!
ビックリしたわ!
しかも、担当の先生が4人いて、チームでやってるんだけど、主治医でなくサブのサブみたいな若い女医に言われた(@_@;)
正式な告知や余命宣告は、本人に話す前に一度私に説明して、改めて二人で聞きたいとお願いしてきました。

リンパに転移しているらしく、膵臓を切除してもリンパは全身に影響するから、抗癌剤による治療になるだろう…と。
これ、立ち話でするか?!
私を逞しい女と知ってか知らずか……

早く本番迎えたいです
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再手術

2007-09-27 14:16:39 | 膵臓癌闘病記
早ければ月曜日にも再手術か?!
と思われましたが、エコーで見たら大丈夫だったということで、9月3日ランチから食事OKなりました!
で、午後行ったら、週末の末期癌患者から一転、顔色も良く元気でした。
黄疸も心なしか良くなった感じ。

期待(?)していた「告知」ありませんでした(^O^)


病室に真新しいノートがありました。
眠っている時にチラッと見たら日記でした。
中身は読まなかったけど、日記なんて書いたことない人なのに、本人なりに思うところがあるんだなぁと思いました。
その後、私が「私、闘病記を書こうかな」と言ったら「おれ書いてるよ」と言ってました。


黄疸からくる症状のひとつで体中かゆくなるんだけど、背中に薬を塗りながら「早く元気になってね!」と言ったら「うん、まだ死ぬわけにいかないもんな」
と言ってました。

ところが!
翌朝(4日)本人からメールがあり、急遽午後に再手術すると言われたのこと。
黄疸の数値(ビリルビン)が通常1以下なのが26あるそうです。
メールには「遺言状書きます」と書いてあり、さらに続けてきたメールには「なんだか涙が止まりません」と書いてありました(T_T)

つづく
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手術はしたけど

2007-09-27 13:55:34 | 膵臓癌闘病記
8月30日に手術は、一応終わりました。
手術は
1、内視鏡的逆行性胆管、膵管造影
2、内視鏡的乳頭切開術
3、内視鏡的チューブ(ステント)留置術
黄疸を治すためのバイパスもしたんだけど、いまいち黄疸がひかない。
28日の朝、自宅で朝食を食べて以来そのまま入院したから、翌日から始まる検査&手術に備え、絶食(8食抜き!)し臨んだ手術。せっかく31日の朝から食事して良いことになったのに、どうやらバイパス手術やり直すらしく、また9月1日朝から絶食!
日曜日はスタッフが足りないから手術しないんだけど、緊急時(急な腹痛など)に備え胃を空っぽにして、いつでもできるようにスタンバイ!
厳しいわぁ(☆。☆)


私は、占いで「あなた苦労するわよ~」って言われたことがあります。今の主人と結婚したばかりの頃。
「これまでも結構苦労してきたつもりですけど、まだ苦労しますか?!」って叫んでしまいました。
糖尿病と言われ、この先ずっと(長ければ20年)食事に気を遣い、生きていくのか… とか、悪くなったら足切断とか失明か…
とか考えて「あの占い当たり(^.^)b」と思っていたけど、甘かったですね。
本命はこれだった(@_@;)


断食再開したら主人はグッタリして、立派な末期癌患者って感じでした。
金曜日は3食いただいて、その後絶食しているだけなのに。
頬もコケ、顔色も最悪…

目を閉じて眠る姿は棺に入ってる様子を思わせ泣きそうになりました…


つづく
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