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ホームランド LOVE ピーター・クイン

2021-11-01 00:11:37 | は行 海外ドラマ

最初はキャリーのいかれた感じとテンポの良さ、ストーリーのよくできたサスペンス満載のスパイドラマとして見始めたホームランド。

こんなにはまるとは。見た目的にブロディの良さがわからず、キャリー×ブロディ メインの初期はストーリー重視で楽しんでいたけれど、ルパート・フレンド演じるピーター・クインが出てからは、自分の中ではすっかりスパイドラマベースの恋愛ドラマのような目線で見ていたかも。

特にシーズン3から6まではクインからキャリーへの究極の愛、アダルからクインへの屈折した愛、アストリッドがクインを守る報われない母性のような愛、クインを巡るあれやこれやに心をかき乱されながら、クインの手紙とシーズン6の遺品のシーンはドラマで久々に声を上げて泣いてしまった。

クインが人気キャラなことは制作側もわかっていただろうに、なぜ最後まで出演しなかったのは謎だけれど、オープニングで最後のシーズンまで声だけは聞けるのできっとこのドラマの要だったことはわかる。

それにしてもあんなにいろんな人と関係を持っていたキャリーがクインとだけは寝なかったことも何か意味があったのかなあ。クインの愛情とキャリーの愛情、重さが違っていたんだと思うし、シーズン最後まで見てわかったのは、結局キャリーという人は男より愛国心(任務?仕事?)に重きを置いた人だったんだろうなあ・・・。

今「ジ・アメリカンズ」という別のスパイドラマを見ていて、こちらはソ連側から見たアメリカの話なので、「ホームランド」とは対照的で、この二人ならば社会主義国で半分洗脳のようなものを受けているので、自分というものを捨ててまで任務に忠実なのはわかるんだけれど、自由の国アメリカに生まれたキャリーにそこまでの愛国心があることがちょっと腑に落ちないんだよね。

任務をこなした時の爽快感やアドレナリンが放出される非日常感を味わうと普通の生活には戻れないんだろうか。

そう考えると人を殺すこと、任務に疑問を感じていたクインのほうがキャリーよりは人間的だったんだろうし、もしも二人が結ばれても相いれない部分があったんだろうなと、いろいろ考えを巡らせる見た後も引きずるドラマでした。



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