魅央屋「DVD-PGの集まる店」

ここの筆者「水華ミオ」。注・ここで紹介しているゲームは全て18歳未満購入禁止の商品です。ご意見等は本店のBBSまで。

●魔性の学園~女実習生の罠~

2008年05月23日 | ☆3.5
図鑑No.125
●魔性の学園~女実習生の罠~
原作『Pochette「淫狩」より』
原画/シナリオ『みなみのひろし』
ブランド『アクアウェイブ』
主な属性「凌辱/学園/発育途上の少女」
■ヒロインフルボイス。アニメ無し。パスワード。カタログ付き。


『消極的な主人公が……魔王候補に?!』

 特に可もなく不可もなく生きてきた主人公は学園2年生。やや引っ込み思案気味な性格。
 ふと「彼女どころか女にも縁もない人生だなぁ」とぼやいてみる。
 そのボヤきを聞いてしまった友人(悪友)は、軽いノリで、
「彼女とか女とか深く考えないで、友達として接してみろよ。自分から動かなかったらRPGでもザコすら出ないぞ」
 何か、その言葉にいたく感銘を受けた主人公は、頑張って一人の女の子と仲良くなってみた。
 しかし、現実は甘くなく「いいお友達」ぐらいにはなれたものの、一人の男として見てもらっている気配は全くない。ボヤいていた頃より現実を思い知った分、いいあらわせぬ虚しさを感じるようになってしまう。

 そんなある日……、
「あんな可愛いコと、してみたいでしょ……?」
 下校途中の女子など眺めて、ため息をついている主人公の後ろにゾッとする気配を持った女が突然現れた。そして、主人公の「男性」をつかむと、公衆の面前であるにもかかわらず口奉仕を仕掛けてきた。女に免疫のない主人公は抵抗できず骨抜きに。
 さらに気味の悪い事に、淫事が行なわれていた間「時間が止まっていた」のである。よって、彼女の存在は主人公しか知らぬ出来事で、その謎の女もどこか姿を消してしまった。
 後日、なんとその恥女が「教育実習生」として学校にやってきたのだ。主人公がさぐりを入れに向かうと、そこにはたくさんの男子に囲まれ談笑する彼女の姿があった。
 そして主人公と目が合うと、またしても「時間が止まる」。この現象は彼女が言うには2人以外の人間を遮断する「魔法」だという。
 彼女の正体はストレートに言うと「悪魔」。そして、主人公に目をつけたのは「魔王」になる素質があるからだという。
 さらに、この能力を主人公にも使えるようにしてくれると言う話。
おまけに、今なら犯した女の子の記憶を操作して、事を忘れさせてくれるアフターケアもサービス中。

 やはり自分は平々凡々と生きているしかないと自嘲していた矢先の出来事。主人公は自力ではどうにもならないと思った女をモノにする為、悪魔と契約をかわすのだった……。


・攻略ヒロイン紹介。
『中嶋成美』……生徒副会長。先輩。ロングヘアーに凛々しい顔つきで全校集会などでMCをするその声と口調は、まさに「知の象徴」である。今の2年生時から制服がリニューアルされ、3年生だけがセーラー服姿なので先輩は区別しやすい。
 そんな彼女の実際は「自称ドジ」で「重度の天然ボケ」である。
 最初の登場は「ヤサ男の主人公」と「マッチョな体育会系の男子」を人違いして声をかけられるイベント。
 親が決めたルートでしか生きられない「籠の中の鳥」という生粋のお嬢様という境遇にある。
 さらに社会的に権力者である「生徒会長」と付き合っているというのだが、実はその彼氏は女性の「顔」にしか興味を示さない「顔フェチ」のド変態。さらに彼女に近寄る男子は「消されて」しまうという、学園の暴君に魅入られた不幸を持つ。
 その為、彼女に普通に接している主人公に「生徒会長妹(攻略対象ではない)」にまで心配され、手を切る事を進められるが……。(CV/みどり)

『皆月翠』……同級生。バレーボール部所属のポニーテールの太眉少女。クラスは違うが主人公の悪友が「バレーボール部の幽霊部員」をやっていた為、保護者のように彼を捕獲にくる。昔からの付き合いのように見えるが、実は最近転入してきたばかりで、よく見ると若干制服が違う。
 ずっと「空手」をやっていてらしいが前のガッコで問題を起こし、心機一転しようとバレーボール部に入部した。よって、腕っぷしは男顔負けで、魔法があっても主人公の細腕では蹴散らされてしまう。そのため、他のキャラよりサービスシーンが少ないが、アクションシーンが追加された(笑)。
 主人公の「悪友」にあからさまに惚れていて、何かと情報を得る為接触してくる。その内、主人公の方が彼女を意識しだすが、そんな気も知らずフレンドリーに接してくる罪な女(爆)。(CV/水城チカ)

『三田倉瑞穂』……クラスメイトのクラス委員長。ロングヘアーのメガネっ娘。さらに見た目通り文系で図書委員も兼任している。
 いわゆる押しつけ委員長ではなく、ちゃんと気の回るいい娘なのだが、ナンパな悪友も近づけない「バリア」を持っていて、学園生活において私語はほとんど無い。
 とある雑用で図書室に足を運んだ主人公は、本を通じて交友度を上げて「いい感じに」なる。彼女も巨乳がコンプレックスで男性が苦手だとか、昔セクハラにあったとか、最近ストーカーにあっているという話までしてくれるようになり、バリアを破る事に見事成功。
 だが、楽観的な所があり、主人公がストーカーを警戒して1人きりになるなと忠告したにもかかわらず、襲われてしまう。
 結局、以前より強烈な「ATフィールド」を展開して、助けた主人公をも避けるようになる。
 彼女は原画者のスタンダードデザイン(笑)なのでパッケージに起用されている。描き下ろしじゃないけどネ……。(CV/青木そら)

『藤村麻衣』……同級生で学園のアイドル的存在。髪型がちょっとカニっぽい(笑)。いつも男子に囲まれていて、嫉妬した女子達に目の仇にされイジメを受けているほどのモテっぷり。
 主人公は女子達のイジメの一つだった「隠した生徒手帳」を発見してしまい、(上記の)委員長を通じて返す事で交友が出来る。これが他の男子なら、これみよがしに自分で届けにくるところだが、彼の気遣いが嬉しかったらしく彼女の方から接触して来る。
 なんでも無駄なカリスマのおかげで何度も転校をよぎなくされ、この学園でも例外なくその兆候が出てきている。
 だが、女子のイジメもピークを迎え、男子を使ってレイプさせて噂を流すという最悪なモノを画策する。主人公が活躍「すれば」強姦は未遂にふせげるが、噂だけは広まり、結局彼女は転校を決意する事に……。(CV/大庭奈々)

『優美香』……主人公の妹。父親の再婚相手の連れ子なので血の繋がりはない。だが、知り合ったのは彼女が赤ん坊の頃なので、特に何かを意識する事もなかったフツーの兄妹関係。
 垂れ髪がウニみたい尖って痛そうなショートカットに発育不良なボディが特徴のロリっ娘。
 ゲーム終盤で、妹の自慰しているサービスシーンが出るのだが、ここでの選択次第で今までのヒロインルートから外れて「強制的に妹ルート」になってしまう地雷キャラ。(CV/三上裕子)

『秋山藍華(仮名)』……主人公をたぶらかす悪魔。ただ、見た目はストレートロングにメガネとスーツ姿で「クソ真面目な女教師」そのものである。特にタイトル画面の彼女は恐すぎる。彼女のサービスシーンは共通ルートに入っているので、特に固有のルートはない。(CV/山川智子)



 とまあ、アクアの作品なのでPS2では正常なスキップが期待できまへんので一応注意書き。
 他のアクアウェイブの作品の頁読んでもらったら分かる通り「指タコ」なくらい苦情を書いているけど、やはりシステムは悪くテキスト送りも相当遅いので書かずにはいられない。手動スキップで指痛いわ!

 だが、今回は内容がいいっス。
 この「みなみのひろし」原画のCGは、塗りのグラデーションがハンパなく素晴らしい。感じとしては「発育途中の芯とハリのある少女のカラダ」。これを見事に描ききっていて、エロスは満点である。実際そーゆーのは鑑賞としては完璧だが、思ったより触り心地が良くないモノだけど(死)。「角質?」みたいな?

 ただシナリオも兼任しているが、そっちの方は残念。とりあえず妹以外は「四者一様」といっていい大ざっぱな仕上げのストーリーで、シナリオ自体にあまり大きな見所はない。
 ただ、胸とか尻とか特上のエロスがおいしすぎる。キャラクターデザインにひねりは無いが、身体がエロすぎる。

 気になる点は、声優さんの「棒読み」が一部あり。深くツッコむと何なんで、ここらでスルー……。

 あとは……バグ?
 DVDPGだから配線違い?
 瑞穂のルートに入ると、途中から翠のルートに切り替わる現象が起こる。ので、普通のプレイでは瑞穂ルートが見れない?
 DVDPGでは、たまにこーゆーコトあるんだけど、ジャンプ (裏技)の影響やプレイヤーとの相性の場合もあるので、確実な裏は取れてない。一応DVDPG職人として裏技救済。

 おおまかな瑞穂ルート。
「T50-55-61-69-76-90」

 裏ジャンプは「停止」してゲーム画面を消してからタイトルナンバーを入力すればいい。


 総括。
 とにかくエロスがズバ抜けているので抜けると思う(爆)。
 お値段も希望小売価格3980円と大変お手頃。
 エロスがあればストーリーはどうでもいいという方に、ぜひオススメ。自作で回想モードを作れば自由自在(笑)。
 ……誉めているのかけなしているのかわからんな。
 ただ、リモコンのかたいボタンをコンシューマー並の回数押さないといけないという文字通りの「痛手」があるのを覚えておいてほしい。


 オススメ度☆☆☆+○○○○○(15%オーバー)。


08/2/24(大吹雪でさみーぞ今日!)





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