魅央屋「DVD-PGの集まる店」

ここの筆者「水華ミオ」。注・ここで紹介しているゲームは全て18歳未満購入禁止の商品です。ご意見等は本店のBBSまで。

●女系家族

2007年07月19日 | ☆3以下
No.16
●女系家族
原作『エルフ』
原画『竹井正樹』
システム『イエローピッグ』
主な属性『御家騒動/復讐/凌辱/丼』
■ディスク2枚組。完全フルボイス。字幕オンオフ。主人公ボイスオンオフ。アニメ無し。パスワード制。

『百億に百をかけて、さらにそれを数倍する……そんな金』

◆ストーリー。
 結婚して婿養子になった兄が自殺を図った。だが、彼には不幸か命はとりとめ、現在は病院のベッドの上の人。再び意識が戻るかというと、現実的にもう長くはないとの見解らしい。
 人の良かった兄。世の中やはり善人は損をするものらしい。そんな兄が遺言状を残していた。「私の死後、遺産の全ては弟に譲与する」そんな内容のモノだ。
 そこで兄が婿養子に入った山王時家から呼び出しがかかった。電卓では計算できないケタの資産を持つと言われている家系。それが山王時だ。その財産がビタ1文身内に入らないとあっては一大事なのだろう。
 そもそも、婿養子である兄貴を自殺にまで追い込んだのは山王時家の人間だ。
 ならば、兄に代わってオレが全てを貰い受ける事にする。
 金も……。
 女も……。
 幸いバカ広い屋敷に滞在するのは6日で、使用人は全て休暇を出したとの事。広い屋敷は事実上の密室。
 おそらくオレを罠にハメるつもりか亡きものにでもするのか、どの道他人がいたらマズい計画を練っているのかもしれない。しかし、それはオレにとっても好都合だ。

 さあ、どちらが勝つか、楽しいゲームの幕開けだ……。


◇山王時家の人々を紹介。
『山王時恭子』・・・主人公の兄の妻で山王時の長女。といっても縁談は親が勝手に決めたモノで、夫婦間に愛など一切ない。それが気にいらないのは当然だが、恭子の怒りは夫をなぶり続ける事で納められ、とうとう自殺にまで追い込んだ。
 ナチュラルロングヘアーのまだ遊び足りない風貌の若いさかりの女。見た目通り気性も荒く、兄はこの女と山王時に対して一矢報いる為、弟をかりだした。
 恭子は金への執着が強いので、黙っていてもボロを出す。こういう女は暴力には弱いタイプが多く、コイツも例外ではない。ちょっと強気に出れば大人しくするだろう。

『山王時美雪』・・・山王時当主の後妻。恭子の義理の母になるが、歳はそんな離れていない。ショートカットの和服美人で「つねに物腰豊かで冷静沈着であれ」と顔に書いてあるような氷の微笑の女。
 最初に奸計を仕掛けてくるが、それを回避できればこちらの番。美雪には男性の影があり、その証拠を突き出せば簡単に落ちるだろう。

『山王時香織』……美雪の連れ子で女子校生。家の中では唯一飾らない庶民の臭いがする少女。短めの内巻セミロングが、彼女の内向さを強調している。
 家では恭子に良く思われていないが、美雪がいる為、夫のように表だって虐待は出来ないらしい。まだ彼氏もいないらしく乙女のままだ。
 二りきりの状況を作れば落とす事はたやすいだろう。
 なにより、見た目よりかなりいい女だ。コイツだけでも手に入れる価値はある。

『山王時麗(うらら)』……恭子の実の妹。家の中では最年少。姉とは違い香織とも仲がいい。生まれついてのお嬢様で、一見しただけで育ちの良さが分かる。ツインテールと虫も殺さないような顔が特徴。
 まだ男性経験はないらしいが、自慰程度は覚えていて性と無縁ではない。あれこれ策略を巡らせている中、たまたま現場を目撃してしまったら、これは作戦も何も必要ないなと部屋に踏み込む。



 やはりPC版のダイジェスト色が強く、4人の攻略対象がいるのだが、基本的に主人公が好き放題やってくれるので不完全燃焼感が高い。
 ただ傍観しているだけの作品。今回はエロスなシーンもダイジェスト形式になっているのでタチが悪い。
 自由に選ばせてくれるのはゲーム中2回ぐらい。今時のアニメなどはないが、高画質で収録されたムービーは美麗。一枚絵でも常にズームしたりモヤをかけたり、効果音などで頑張っている。
 ボリュームの問題なので、かなり惜しい……。そんなわけで、ディスク2枚組だが、2時間程度のゲームなのでパスワードは取らなくても平気だろう。
 ディスク2はサーチで突破すればいいだけだし。


 オススメ度☆。(5%アンダー)


最終更新08/8




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