笠間淳子/花冠同人

笠間淳子の俳句ブログ

光る風

2007-03-06 22:56:47 | Weblog
光る風陶芸の丘わたりゆく
透きとおる白磁を見れば夕朧
春光に深紅の薔薇の鮮やかさ
花の香のいくつ漂う春おぼろ
ほらそこに白たんぽぽの足元に
柔らかく甘さ包みし三宝柑

陶芸の丘に行ってきました。春らしい暖かい日で、茨城県陶芸美術館には白磁や青磁をはじめ、すばらしい陶磁器があり、ちょっと寄ったつもりが時間が足りなくなってしまうほどでした。家の近くで、今はめずらしいシロバナタンポポを発見。うれしい春です。

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5 コメント

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光る風 (藤田裕子)
2007-03-07 01:25:17
光る風陶芸の丘わたりゆく
春陽が暖かく、春風が陶芸の丘の辺りを流れるように吹いてゆきます。陽射しも風も気持ちよく、いろいろ陶芸を鑑賞された喜びも伝わってくるようです。
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お礼 (笠間淳子)
2007-03-07 22:09:56
裕子様 「光る風」の句にうれしいコメントをありがとうございます。お天気もよく、眺めのよい丘で思いがけずさわやかなひと時を過ごしました。
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好きな句 (齋藤良一)
2007-03-08 18:14:04
 ほらそこに白たんぽぽの足元に/淳子
おっと、危うく踏んでしまうところだった。という小さな驚きが口語を上手く活かして表現されていると思いました。好きな句です。
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好きな句 (小西 宏)
2007-03-09 06:22:25
透きとおる白磁を見れば夕朧

陶磁器を見て歩いているうちに夕方になってしまったということでしょう。白磁と春の朧の夕暮れとのイメージが柔らかに訴えかけてきます。
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お礼 (笠間淳子)
2007-03-10 18:42:33
良一 様 白たんぽぽの句にうれしいコメントをありがとうございました。見つけたとき、読み取っていたいたとおりの気持ちでした。目立ちませんが可愛らしい花です。

宏 様 白磁の句にうれしいコメントありがとうございました。白磁、青磁、また日本の著名な作家の作品の美しさ見入ってしまいました。白磁壺の肌は本当にきれいです。
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