雑木もみじ 2007-11-16 19:53:15 | Weblog 朝ごとに雑木もみじの色深む* 渋滞の車に降る来る紅葉かな* 水煙12月号 風高しふいに来るは鬼やんま 一粒の葡萄剥きたり十六夜 啄木鳥や急ぎて秋の来る気配 森行けばただ啄木鳥の聞こえくる 月今宵静かな時の過ぎ行けり
神無月 2007-11-11 15:40:54 | Weblog 神無月実りのあとの黒き土 朝ごとに色づく雑木静かなり 渋滞の車にも降る紅葉かな 霧雨に公園の秋歩を速め 暦は冬。早くも移りゆく季節にとまどっています。
朝寒 2007-11-08 21:59:34 | Weblog 霜降の朝ほの白く澄みゆけり 朝寒に一息おいて窓放つ 霜便りそっとガラス戸開ける朝 大根をずしりと抱える家路かな 風邪引いて論争は遠く響きけり 朝晩、寒くなりました。 高原大根は今の季節、とてもおいしいのです。
月夜 2007-11-03 23:30:18 | Weblog ビルの灯の少し上なる十三夜 長き夜や名残の月の青きこと ブログを再開します。 急ぎ足で秋が過ぎていくようです。 水煙10月号 トマト香るサラダに朝の始まれり 嵐去る青田のうねりを置いて行く 梅雨の闇厩舎に馬の息づかい 旅雑誌開けばそこに夏の海 ストライドゆれる馬の背風涼し 水煙11月号 干草の香る日差しを束にする 涼しさや岩を流れる瀬の白さ 喝采に笑顔の指揮者汗光る サングラスとりて空見る八月尽 吾亦紅戦場ヶ原に日の光