
杉田の町を歩いていると、邸内社をよく見かける。それは庭の広いお屋敷だけでなく、わりと狭い庭にも建っていたりする。
邸内社と言えるかどうか分からないが、会社の敷地やビルの屋上でも赤い鳥居のお社を見ることができる。
それらのほとんどはお稲荷さんだ。そしてそこには白いキツネが1対、まるで狛犬のように佇んでいる。場所によっては油揚げのお供えも。
冒頭の写真は16号線沿いにある「シティー開発株式会社」の一角で見つけた稲荷社。

住宅街では庭の一画だけでなく、こういった路地でも見ることができる。

もちろん神社の境内にだって普通に存在している。これは中原の熊野神社であるが……

本殿の脇の方に小さなお社が三つ並んでいる。右にあるのが金比羅社。

真ん中に建つのが摩利支天社。

そして左端にある赤い鳥居が稲荷社だ。

お社の中を覗くと、さらに赤い鳥居が建っていた。そしてお約束の白い狐がお守りしている。
杉田の町中でいろいろなお稲荷さんを見てきたが、私のお気に入りは京急杉田駅のすぐ近くにある。

西口の階段を降りたところに建っている。昔は駅前アーケードの入口付近にあったものだ。再開発によってこちらへ移転したという。
敷地はたぶん京急の土地なのだろうね。
敷地はたぶん京急の土地なのだろうね。

中を覗くと白い狐の前に日本酒のワンカップとお茶が置かれていた。お皿には油揚げが供えられるのだろうが、この日は何もなかった。

それから数日後、再び見に行ったら油揚げがあった♪
やっぱりお稲荷さんには油揚げのお供えが似合うよね。
そこで思った。杉田という町には稲荷寿司を売る店が多いと。庶民文化の息づく町だから、お稲荷さんを買って帰る人たちがたくさんいるのだろう。
気になりだしたら毎日の町歩きが楽しくなってきた。
ということで、杉田のお稲荷さん巡りを始めた。もちろんお社のお稲荷さんではなく、食べる方のお稲荷さんだ。詳しくはまた後日。
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