12月26日
この時期の風は杉葉をたくさん落とします。今日も掃き掃除に精を出し、広島市内へ。
今日の講座は、神社編に続き、出雲大社編。
参拝に役立つ?かもしれない情報を提供しました。
御祭神名の興味深い説とは?
実は、出雲大社の御祭神は、昔、「スサノオノミコト」だったことがある?
いつからスサノオノミコトを祀っていたから不明。中世の頃、神仏習合の影響を受け、一時期、祭神がスサノオノミコトであったらしい。それは出雲大社の北東にある鰐淵寺の縁起に、出雲の国引き国作りが素戔嗚であったことからと言われる。
出雲大社の荒垣入り口の銅鳥居は毛利輝元が寄進(1580)し、毛利綱広が寛文6年(1666)に再建したもので、銅製では日本最古の鳥居(重要文化財)。そこの柱に刻まれた銘文に「素戔嗚尊は雲陽の大社の神なり」とあり、出雲大社の御祭神を素戔嗚尊として讃えているのは興味深い。
但し、本居宣長は『古事記伝』で「杵築をしも、須佐之男と大国主と二神を祀れりと云説もあるは、誤なり、そは神祇令義解に、天神と地祇との分を註せる文に、天神者云々、出雲国造齋く神等類是也、地祇者、出雲大汝神等類是也と見え、旧事記に、素戔嗚命、坐二出雲国熊野杵築神宮一と云るに依れり、まず旧事紀は例の信(よる)に足ず、義解の文はまぎらはしき書ざまなれども、国造齋神と云は、熊野を指なり、神賀詞に依るに、出雲一国の神々は、悉く彼国造此を拝(いつき)祭る中にも、熊野を第一とする故に、然云るなるべし、さて大汝神と云るぞ、杵築にはありける、然るを、彼神賀詞などをも考へずして、ゆくりなく、国造齋神は、ただ杵築とのみ心得るから、誤れるものなり、古書に、杵築に須佐之男命を祭ること見えたることなし、若二神を祭らば、神名帳にも二座とあるべきをや」と否定している。お知らせ
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近々の祭典・行事予定
※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。
12月31日 午前10時歳末祭並びに大祓
1月 1日 午前8時 歳旦祭
1月 3日 午前9時 元始祭
1月 7日 昭和天皇祭遙拝
1月15日 古札焼納祭
1月21日 竹原高校寒稽古
2月 1日 午前10時月次祭
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