杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

7月の日記15 地鎮祭

2021-07-16 06:19:18 | 神職・宮司なるためのコーナー

7月15日

一年一か月ぶりの地鎮祭。地元の企業さんの倉庫新築工事でした。

地鎮の儀には本義は声をださないのですが、施工会社の式次第には「鍬入れの儀」とあることから、鎮め物埋納の儀が省かれていることが多いのかもしれません。

今やどの神職も「えい!えい!」と声をあげて穿初の儀を進めていることは残念であります。

合わせて式次第に「玉串奉奠」がありましたが、実は「玉串を奉りて拝礼」が現在の神社界では正しい言い方です。玉串を奉奠することと拝礼との二つの意味がある(拝礼だけをする)ことが昭和17年から・・・、そうなんです、既に戦前から言い方が変わっているのですが、習慣の用語はなかなか変わらないっていうのも、世の常ですかね。

神社の作法なども、変遷があり、最近では昭和46年に大きく変わっていますが、それ以前の作法をされていた方が宮司だった場合、その神社は昔のままの作法になっていることが多いですね。

それ以降も少しずつ変わっていて、実は、宮司(斎主)が祝詞奏上する際に、正中で小揖(15度の礼)して三歩進んで深揖(45度の礼)をするのですが、祭員や参列者は三歩進む頃に座を立つことになっています。ところが、古い作法のままだと、宮司が二拝して祝詞を出す頃、祭員等が立つことがよく見受けられます。古い作法の神社の祭典に参列したときいつも、まだかまだかと身体が立とうとしてしまうのが、思い出されます。

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 7月17日 岩戸別神社例祭

 8月 1日 月次祭午前10時

 

 

 

 

 

 

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