「ホタル」(30-48)
A「ととさん 蛍の電池が少のうなったら どげんやって
補充するとね」
B「そらぁ 川の水ば飲むとたい」
A「川の水が腹の中で 電気ぃ変わるとね」
B「そうたい 川の水な、単零(淡麗)」
「紫陽花」(30-47)
A「梅雨の時期ぃなったが 紫陽花の日増しぃ
色の変わっていく ごたるばい」
B「あたきな 雨ぃ研かれてくさ 辛抱強い愛情の花言葉の
青色の濃くなっていくとが 好きやなぁ」
A「そうな あたきゃぁ 浮気ば意味するピンク色の
艶(あで)やかな赤みの増すとの、恐く(蠱惑)さえ 感じる」