またもや復活、「オーストラリアで博士号!」ブログ版

元・ライターの現役留学生による奨学金、助成金、賠償金で通うオーストラリア大学院留学生活徹底ガイド

在学期限

2007年08月13日 | 知らないと損をする大学院の話
大学から留学生教育業法が改正になったというお知らせが届いた。この7月から、特別な理由がないかぎりは最短在学期間を超えての在学が認められなくなったので、しっかり勉強してくださいってさ。もちろん私には関係ないんだけど、これは、かなりおもしろいことが起きそうな気がするなぁ。

この改正は、たぶん、授業料欲しさに大学が留学生だけを狙い撃ちに不合格にして再履修させているという苦情を受けてものだと思う。むげに不合格にしても追加のお金は取れないとなれば、留学生だけを差別しているという苦情はなくなるにきまっているし、全科目ストレート合格はむりそうな留学生を入学させると、とたんに卒業率が落ちるので、大学はお金目当てに留学生なら誰でも入学させてしまうということができなくなるはずだと。ま、理屈はそうかもしれないけど、この制度は短期で卒業できるコースに留学してきた学生を直撃しそう。

たとえば、私の友だちのところの学科はコースワークの修士だと1年で修了できる。ところが、こないだの試験で非英語圏からの留学生が大量に必修科目の単位を落とした。その科目、一年に一度しか開講されない科目で次の学期にはないもんだから、集団パニックが発生。最初の学期でたった一科目うまくいかなかっただけで学位がパァっていうのは、留学生にはちょっと厳しいんじゅないかと思うけど。


2 コメント

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最短在学期間 (名前は考え中)
2007-08-16 02:27:30
今度の法改正では最短期間で終わらなかった分の単位は母国に帰ってからDistance Learningで補うとかもだめで退学処分になっちゃうんですか? 豪大学は留学生のために1学期の期間を短くしてまで、夏期講習など短期で単位がとれるクラスが増加傾向と最近?ニュースにあったので、卒業延期はできなくても留学生は単位を落としたら、そういう補講も兼ねてる授業を受けてカバーするんでしょうね。痛い出費だろうけど。一方地元の学生さん達は、必修科目を担当する先生のテストが難解などで評判が悪いと成績表が悪くならないようにか、何度も履修しては、試験前に履修をやめるとか、その担任(コースコーディネータ)が別のましな先生に替わるまで1年でも3年間でも待ってて、のんびりやってるのと対照的ですね。まあこれはほんの1例ですが。
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遠隔学習 (studyinaustralia)
2007-08-19 07:59:27
名前は考え中さん、こんにちわ。

ディスタンス・ラーニングをやっているところってあんまりないんですよ。ロースクールとかビジネス系なんかだと、まずだめなんじゃないかなぁ。実験系の学部も実験しに大学にこなかったらそれっきりだろうし。

それから、オーストラリアの大学は、日本の大学と違っていったん履修した科目を落とすと成績表に残るので、地元学生でも試験前に履修をやめる人はいないと思いますよ。学期開始後一週間だか二週間だか以内は、ペナルティーなしで履修を取り消せますけど、それ以後は授業料が借金となって残りますし、オーストラリア人学生さんも、私の周りを見渡す限り、みんな最短期間で卒業しようと必死ですね。
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