背骨は頸椎、胸椎、腰椎に分けられます。
あたまの重さを支えたり、腕~肩甲骨を支えたり、腰にかかる
重さを支えたりなど、構造上、それぞれに大切な役割を担って
います。
特に以下の部分は、立っていても座っていても、長時間同じ
姿勢をとることで筋肉が緊張しやすく、骨と骨のあいだにある
椎間が詰まりやすい部分です。
ここに充分なスペースを作ることが、ピラティスの大きな
テーマとなります。

(背中側からみた図)
①頭蓋骨(後頭部の骨)と頸椎のあいだ。
両手の指で耳の下にある丸い丘のような骨(乳様突起)の下を
触ってみましょう。そこから斜め上に後頭部のへりに沿って
指を滑らせていきます。真ん中には「ぼんのくぼ」と呼ばれる
くぼみがあります。
この隙間が凝り固まったり血流が悪くなったりすると、頭が
重く感じられたり全身がだるくなったりします。
あごを5㎝ぐらい引いてみましょう。
そうすると頭蓋骨と頸椎のあいだにスペースができるので、
それに合わせて後頭部を両手で少し引き上げてみます。
miniボールをお持ちの方は、仰向けになってこの部分に
ボールを当ててみます。頭の重さをボールにゆだねて、ゆっくりと
あごを5㎝ひいては戻し、を繰り返します。

②左右の肩甲骨のあいだ(下の方)
緊張で胸が詰まったり肩が上がっていると、この部分が丸く
固まってしまいます。いわゆる猫背の原因のひとつもここに
あります。一方で手や肩を動かすとき、この部分から動きを出す
ことができると、肩凝りはかなり楽になります。
また左右の肩甲骨をしっかり背骨側に寄せることができると、
胸がひらいて気持ちよく息を吸うことができます。

ボールを当てて仰向けになって手を開いてほっと一息。
(腕が上がらない場合は無理のない角度で大丈夫です◎)
ボールがない方はクッションや丸めたバスタオルを
当ててみましょう。
③仙腸関節
仙骨のお話しは10月30日の日記でも少し触れました。
仙骨の両隣には腸骨(骨盤の骨)がくっついています。
このあいだには実は「関節」があるのです。関節といっても
他の関節のような大きな動きをするものではありませんが、
この部分にスペースを持つことで、腰痛対策にはおおきな効果を発揮します。

膝を立てて仰向けになり、ボールに腰全体の重みをかけてあげましょう。
バスタオルを5㎝ぐらい折りたたんで当ててあげても良いでしょう。
あるいは両手のひらをこの部分に当てて重みを受け止めてあげる
(ほんのすこし手を動かしてマッサージする)のも良いと思います。
ほっと一息できたら成功!です
胸がスッとしたり身体全体が束の間ほっとする、そんな瞬間を作り出せたら、
それはとても大きなことだと思います。
ぜひやってみてください


あたまの重さを支えたり、腕~肩甲骨を支えたり、腰にかかる
重さを支えたりなど、構造上、それぞれに大切な役割を担って
います。
特に以下の部分は、立っていても座っていても、長時間同じ
姿勢をとることで筋肉が緊張しやすく、骨と骨のあいだにある
椎間が詰まりやすい部分です。
ここに充分なスペースを作ることが、ピラティスの大きな
テーマとなります。

(背中側からみた図)
①頭蓋骨(後頭部の骨)と頸椎のあいだ。
両手の指で耳の下にある丸い丘のような骨(乳様突起)の下を
触ってみましょう。そこから斜め上に後頭部のへりに沿って
指を滑らせていきます。真ん中には「ぼんのくぼ」と呼ばれる
くぼみがあります。
この隙間が凝り固まったり血流が悪くなったりすると、頭が
重く感じられたり全身がだるくなったりします。
あごを5㎝ぐらい引いてみましょう。
そうすると頭蓋骨と頸椎のあいだにスペースができるので、
それに合わせて後頭部を両手で少し引き上げてみます。
miniボールをお持ちの方は、仰向けになってこの部分に
ボールを当ててみます。頭の重さをボールにゆだねて、ゆっくりと
あごを5㎝ひいては戻し、を繰り返します。

②左右の肩甲骨のあいだ(下の方)
緊張で胸が詰まったり肩が上がっていると、この部分が丸く
固まってしまいます。いわゆる猫背の原因のひとつもここに
あります。一方で手や肩を動かすとき、この部分から動きを出す
ことができると、肩凝りはかなり楽になります。
また左右の肩甲骨をしっかり背骨側に寄せることができると、
胸がひらいて気持ちよく息を吸うことができます。

ボールを当てて仰向けになって手を開いてほっと一息。
(腕が上がらない場合は無理のない角度で大丈夫です◎)
ボールがない方はクッションや丸めたバスタオルを
当ててみましょう。
③仙腸関節
仙骨のお話しは10月30日の日記でも少し触れました。
仙骨の両隣には腸骨(骨盤の骨)がくっついています。
このあいだには実は「関節」があるのです。関節といっても
他の関節のような大きな動きをするものではありませんが、
この部分にスペースを持つことで、腰痛対策にはおおきな効果を発揮します。

膝を立てて仰向けになり、ボールに腰全体の重みをかけてあげましょう。
バスタオルを5㎝ぐらい折りたたんで当ててあげても良いでしょう。
あるいは両手のひらをこの部分に当てて重みを受け止めてあげる
(ほんのすこし手を動かしてマッサージする)のも良いと思います。
ほっと一息できたら成功!です

胸がスッとしたり身体全体が束の間ほっとする、そんな瞬間を作り出せたら、
それはとても大きなことだと思います。
ぜひやってみてください



それによってピラティスも一時お休みになったわけなのですが、(さみしい!(;_;))
先生のブログのお陰様で(*^^*)
読むたび、今の状態でも、いえ、今の状態だからこそ、出来ることややるべきことがあると改めて気付かされました。
呼吸、つまってるところを伸ばすイメージ(からだにスペースを。ですね!)、仙骨の柔軟性。。
冷え込み厳しくなっていく今時季ですし余計に、少しのからだへの思い遣りが何倍にもなってからだは応えてくれそうですね(*^^*)
いつも先生の素晴らしい活動に感謝しております!
先生もどうかご自愛下さいね!
"今の状態だからこそ"という、その言葉その姿勢に、こちらもちからを頂きます。
ただでさえ、痛みを感じると呼吸が浅くなると思います。ひょっとしたら肩/首や手が、いつも緊張しているかもしれませんね。
横隔膜はどうでしょうか。みぞおちが緊張しているのを感じたら、そこも両手でさすってみてください。
肋骨が開いてのけぞるようになっていたら、お伝えしたようにすこし立てるように(床に対して垂直に立てるように)しておきましょう。
先月この部分の調整がとても上手くできていたので、感覚は入っていると思います。
つらいなか苦しいなかでも、自身の身体を観察してみてください。色々な感覚を、それとして認めてあげてください。
それはきっと今・ここに居る森本さんにしかできない挑戦で、その行為をとおして、獲得できる智慧(=自分なりの向き合いかた・やりすごしかた)が、きっとあると思っています。
どんな些細なことでも、いつでも、なにかありましたらご連絡ください(^^)
studiofermata@goo.jp (中村)