身体の声を聴く

身体のなかで違和感のある部分を見つめましょう。
そこに内側の目を向けて、静かに息を送り込んであげます。
感覚の発する声に耳を傾けてみましょう。

それから左右の肩甲骨の位置を気にしてみること。

座って居るときに、左右の坐骨の位置を気にしてみること。

今の状態からほんの一ミリ動かすことができることで、
身体の可能性は大きく変わるでしょう

太陽に身体を開く～miniワーク編②~

梅雨の貴重な晴れ間、溜まっていた洗濯や布団を
干すように、身体にも太陽の力を浸透させてあげましょう

まずは身体に表の系、裏の系を想定してみます。

　表の系は主に前側。
脚～腹部、胸部、腕の外側、頸部、顔、額・・・
鏡に自分の身体を映してみたときに目に入る部分を<表の系>とします。

　反対に、足の裏～ふくらはぎ、膝の裏側、太ももの裏～お尻、背中、
頸の後ろ、肋骨からわきの下を通って腕の内側・・・
なかなか目に入らない部分を<裏の系>とします。

　「日焼けをしやすい部分としづらい部分」
というと分かりやすいですね。

　◎日光が直接感じられる屋外、あるいは室内で、
<裏の系>に陽の光を当ててみましょう。
　
　例えば

・両手を上げて腋の下～二の腕を外側に開く。
・うつ伏せになって背中から太腿の裏にかけて、太陽の温かさを
感じてみる。
・仰向けになって脚を上げ、足の裏を太陽に向けてみる。
・立った姿勢のまま上を向き、顎の下～喉のあたりを開いてみる。
・手のひらを目いっぱい開いて、太陽の温度を感じてみる。

　思いつくかぎり自由に身体を開いていきましょう。
普段とったことのない姿勢で、初めての感覚を味わうつもりで
大胆にやってみてください。

　日頃折りたたんでいる身体の襞をほぐすように、
全身で気持ちよく「伸び」をしていきましょう。

　リンパなどの循環器系が活発になり、自律神経が整い、
やわらかく前向きな気持ちを味わうことができるでしょう。

身体の声を聴く~miniワーク編➀~

身体の一部に痛みや違和感はあるでしょうか？
あるとしたら、それはどんな感じがするでしょうか？
場所を特定することができますか？
その部分とつながっている、身体のほかの部分を探してみて下さい。

　もし触れることができる場所なら、やさしく触れて呼吸を通してあげましょう。
リラックスしているとき、呼吸は身体の表面全体を波打つように動いていきます。
皮膚の表面に感じられるそのかすかな動きを、手のひらから送られる温かさと
協調させていきましょう。

　もし皮膚の奥に違和感があるときは、手の表面で知覚される境界を、
ずっと深く深くに移動させるようにして、温度を浸透させていきます。

　奥の奥の固まりが、一呼吸ごとに少しづつ変化していくのを感じましょう。

　できるだけゆったりと、時間をかけて行ってみてください。

　部分がほんの少しだけ「変化」することは、
全体にとって大きな「変化」となるでしょう。

　もしなにも感じられないとしても、その場所を特定してあげて、
イメージを送ってあげるだけでも良いのだと思います。

　どんな色でその部分を包んであげるか？

　ふだん光の当たらないその場所に、太陽の光を当ててあげるのも
良いと思います。実際にその部分を少し空に向けるような姿勢をとって、
身体を開いてあげましょう。