ピラティスは、ドイツ人のジョゼフ・ピラティス氏によって開発されました。
第一次大戦中に負傷した兵士たちが、ベッドの上で行うことができるリハビリとして始められ、
その後ニューヨークに渡り、ダンサーのためのエクササイズとして広がっていきました。
現在ダンサーやアスリートたちの怪我の予防や回復として注目され、実際多くの人たちによって
取り入れられているのみならず、肩こりや腰痛の改善、転倒予防や産前・産後のケアとしても有効な運動であることが
明らかになっています。
特徴としては、
・姿勢の維持・改善
座りがちな生活習慣からくる姿勢の改善は、日常を快適に過ごすための大きなテーマになります。
ピラティスのエクササイズでは、肩甲骨の位置や骨盤の位置などを左右どちらかに傾けることなく、
均等に動かしていきます。身体が本来持っている力を引き出し、その人らしい生き生きとした姿や美しさを
実現させることができます。
・呼吸(胸式呼吸)と動きをつなげる
これによって自律神経を整えることができ、心と体を統合し、協調させて動くことができます。
自律神経は、睡眠や食物の消化・体温の維持などに関わる部分で、呼吸を通してのみ、
普段コントロールできない身体系を調整することができるのです。
リラックスと運動を効果的に組み合わせることで、ピラティスをやっていて”気持がいいな”という
感覚を味わっていただくことができます。
・解剖学による明快な理解
ピラティスは普段なかなか感じられない筋肉群(横隔膜、大腰筋、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋)
を活性化させ、運動効率を上げていくことを目的の一つとしています。それらの筋肉を内側から意識し、
動かしていくまでに少し時間はかかりますが、同時に外側から、解剖学的に「どこを動かしているのか」を
確認することができます。時には自分で触ることができる筋肉もありますし、解剖図を参照すれば簡単に理解する
ことができます。ひとつひとつのエクササイズの目的も明快であることから、必要なエクササイズを、自分自身で
積み上げていくことが可能です。
、、などが挙げられます。
目的に合わせて理解を深めていただけるよう、さまざまなプログラムを用意してお待ちしています

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