【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

開発構築フェーズ限定

2016-01-18 19:05:51 | IT土方(マジメ)
市場的に、希少価値の高いスキルをもっていれば、当然時給は上がりますが、その「お財布をもっている方」は、希少価値の高いエンジニアに対し、何かを「クリエイト」してもらうために喜んでお金を支払う用意はありますが、継続してお金を払うことはできません。

というか、お金を「払いたくない」といったほうが正しいかも。

つまり、具体的にいうと開発構築フェーズ限定ということです。運用フェーズに入ったら時給の高いエンジニアを雇い続けることができないので運用エンジニアに保守を対応してもらいます。

時給の高いエンジニアは、時給の低いエンジニアにドキュメント等の引き継ぎを行う必要があります。というかその引き継ぎ工数まで高い時給に含まれます。

時給の高いエンジニアは、保守フェーズ以降もその現場にい続けたくないので、さくさくと引き継ぎます。

時給の高いエンジニアは、はやく次の現場にいきたくてしょうがないのです。なぜなら、運用フェーズに入るとがくんと単価が下がるからです。


でも顧客というのは、運用エンジニアすら雇いたくないのですけどね。プリンタ複合機のように保守だけでシステムをまわせればどんだけコスト削減になるか… と常にシステム屋に対して根に持ってます(冗談ですw)。

結局クラウドだろうがなんだろうがサーバを立ててしまうと素人だけでクリティカルなシステムを運用していくことはできないのです。

まぁこれは余談なので…


ところが、例外的に、保守フェーズでかなり単価の高いエンジニアを外注し続けている会社があることはあります。

こういう会社、というかやり方は、私は好きではありません。(個人的感情です)

なぜならば、その会社はその単価の高いエンジニアに完全に管理職的な仕事をやらせているからです。つまり、社内で管理職を育てることを怠っているわけです。社員教育を放置して管理職まで調達する会社に未来はない、と、私は思ってます。