2021年2月11日(木)~13日(土)
雪山に行きたいなってことで、sobo1810さんと大山(鳥取県)行きを計画した。
ルートは、バリエーション入門となっている八合尾根に決定。
11日(木)
朝7時半出発。
宮崎市から東九州自動車道を通って九州を脱出し、山口県からは観光を兼ねて、萩市~益田市~江津市~出雲市~米子市と日本海を眺めながら北上。18時過ぎに登山口のある南光河原駐車場に到着した。
まずは歩いてすぐの所にある温泉、豪円湯院へ。ここで風呂に入って夕食を食べる予定のはずが、温泉はぎりぎり入れたものの食事処はもう閉まってた()
ということで、急遽、米子市街に引き返し、晩ご飯を食べてからまた南光河原駐車場に戻って車中泊。
12日(金)
良い天気の朝を迎えた。ササッと朝飯食べて準備して、6時25分、まだ薄暗い中を出発。
20分ほど歩いて大神山神社が近くなってくると、雪道に変わってきた。
雪にはトレースがしっかり付いていて、それを辿っ進むと樹林帯を抜け、目の前に大山の北壁が現れた。思わず「おーすげえ!!」
大山北壁は2人とも全くの初見だから八合尾根の取付きにちゃんとたどり着けるか少々不安だった。けど、山の文様を見てすぐにそれは分かった。(登山は事前に地図などを見てルートのイメージを作っておいて、当日はそのイメージと答え合わせをするように登るものだと思う。)
いやあ、すごい迫力だわ! 急に雪深くなって、なんかここだけ異空間!
元谷小屋から先はラッセル。軽量化のためにワカンは車に置いて来た。距離が100メートルほどと短かったので助かった。
8時過ぎに取付きに到着した。すぐにギアを装着して登攀を開始する。
1ピッチ目。目の前の雪の斜面は楽に登れそうに見えたので2人同時に登攀。
ところが実際に登って上から下を見てみるとちょっと怖い。登っている途中だけど灌木にセルフを取って登ってロープを結んだ。
ということで、この先は基本スタカットで進む。
今日の八合尾根は(この時点では)前にも後ろにも登山者がいなくて我々だけ。気を使うことなく登れて、この景色を独占できるという贅沢。夏山登山道を登る人が小さく見えるけど、その人影と景色の対比が山のダイナミックさを誇張する。
手作りのスノーバーにだいぶん救われた。スノーバーを使うのは初めてだったけど、支点を取る所がほとんどないような場所では必需品だと思い知った。
時間の経過とともに、天気はさらに良くなって最高の雪山日和になってきた。
雪山を登っていながら海を見下ろせるというギャップ。これも伯耆大山ならではか。
ここが一番怖かった。ほぼ雪庇だからできるだけ岩側にステップを刻みながら乗っ越して、
また、乗っ越してからの下りもちょっと微妙。こういう所は1回怖いと思いだすと腰が引けてもうダメだ。
たぶんこれがジャンダルムと書かれてたやつかな? 直登の方法と右にトラバースしてから登る方法とあるようだけど、我々はトラバースを選択。
先行者のステップが刻まれていた上に、アックスがしっかり決まったので、見た目ほどはなかった。
本人は分かっていないと思うけど、Kさん今すごい所にいますから!!(笑)
これは反対側
スノーバーの支点にセルフをとって、フォローをボディービレイ。
あともう少しで夏山登山道。最後は傾斜の緩んだリッジがビクトリーロードのように延びていた。
12時55分、夏山登山道に合流。Kさんと握手を交わした。
バリエーション入門とはいえ初見だし、そもそも入門のレベルがどの程度のものなのかも分からなかったし、ということで無事に登り終えてほっとした。と同時にこれまでの登山とはまったく違う充実感があって、登っている最中も超楽しかった♪
最後は7年ぶりの山頂へ。といっても7年前は吹雪で終始真っ白だったから初めて見る景色
夜はKさんのデリカの中で祝杯を挙げた。食べ終えるとそれなりに疲れていたようですぐに寝落ちた。
13日(土)
ふくらぎを始めとして足回りが筋肉痛😭
帰りもまた出雲大社や道の駅に寄り道したりして観光しながら、帰途に就いた。
これで南国居住者の短い冬山シーズンは終わり。あー終わったばかりだけど早く来シーズン来ないかなー
素晴らしい景色ですね!
自分では到底見ることの出来ない景色ありがとうございました。
大山は周りに高い山がないので、ほんとそこだけ異空間ですよね。
雪山登った後の鍋はサイコーでしたでしょうね〜
特に大山前に宇土内谷に行っておいて良かったですよね😊
とりあえずは沢と夏山からの来シーズンの雪山宜しくお願いします!
車の中で食べる鍋最高でした。
疲労と筋肉痛も最高でした(笑)
こちらこそ頼りにしてますので、よろしくお願いします!