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あしたへの糧

週末のできごとを中心に書き綴ります

アイスクライミング(宇土内谷(延岡市))

2022年01月11日 | 山歩きのこと

2022年1月2日(祝)

新年1発目の山はアイスクライミング。

延岡市北川町上鹿川にある宇土内谷に、Kさん、AZMさんの3人で行った。

 

駐車場所から宇土内谷に沿って延びる林道を歩いて進むと谷に注ぐ氷瀑がいくつか見えるが、今年はどの氷瀑もよく発達している。

 

 

 

目的の三段の滝では1パーティーが登攀中だ。

 

 

 

僕らもすぐに準備して後に続いた。

1年ぶりの氷にアックスを打ち込む感覚を味わった。アイスマルチが初めてというAZMさんはいささか緊張気味。

 

そういえば1年前ここにKさんと登りに来たとき、偶然AZMさんが別のパーティーでアイスクライミング体験に来ていて顔を合わせた。そのとき僕はAZMさんとは数年ぶり2回目の対面、Kさんは初対面。確か言葉を交わすことはなかったと記憶している。

それが1年後こうやって一緒に登りに来ているのだから人の縁っておもしろい。

 

 

2ピッチ目。氷はしっかり氷結しているけど、雨が少なかったせいか氷瀑の幅が狭い。

 

 

3ピッチ目。全員無事に登って登攀終了。結局、Kさんオールトップ。昼前には取付きに戻って昼食。

 

 

昼食後、解散して午後3時前には宮崎市内の自宅に帰り着いた。さっきまでアイスクライミングをしていたのが信じられないようなぽかぽか陽気だ。

 

改めて、サーフィンとアイスクライミングを同時季にできる宮崎県の自然のポテンシャルは凄いですよ!!


2021冬山遠征(その2)

2021年12月31日 | 山歩きのこと

露天風呂を出た後、Nさんのセカンドハウスがある長野県木島平村に向かった。もう一つの計画であった乗鞍岳も諦めた。

 

途中で信州蕎麦食べて、松本市内から北へ走ること100キロほど。もう新潟が近い。

 

 

着いた場所はスキー場に隣接したリゾートマンション。Nさんがセカンドライフを満喫するために昨年購入した1室だ。玄関を出るとすぐ目の前にリフト乗り場があって、24時間いつでも入れる大浴場も備えているといううらやましい別宅。

 

明日は近所の山を軽く登る予定。

 

12月27日(月)

朝、窓の外を覗くと結構積もっている。これでもまだ少ない方らしい。

 

 

 

ひとっ風呂浴びて、登山の準備を整えて玄関をでたらもうそこは登山口。目指すは目の前の高社山。この季節、地元の人は登ろうともしない低山だろうけど、南国人が雪と戯れるには十分の雪の量。まずはスキーコース脇の林道を登って行く。

 

 

 

圧雪された林道が途切れた所でワカンを装着して、さあ登りますか!

 

 

 

天気予報は北陸や長野を一括りにして悪天候を伝えていたけど、この時間、この場所に関していえば無風快晴だった。

 

 

 

ハアハアと息を切らして交代でラッセル。振り返ると随分と登って来てた。

山頂まではもう少しあるけど、下山後の車の運転で夜の雪道を走りたくなかったのでここで下山した。

 

 

 

下山後、Nさんに別れを告げて松本市内へ。出発前の車の除雪も一仕事だ。雪国の人たちは毎回これをしなきゃいけないなんて大変だねえ

 

 

 

 

 

 

今夜はどこに泊まろうかな? 当初はどこかの道の駅で車中泊しようと考えていたけど、寒さや疲れ具合を考えて急遽ビジネスホテルを予約した。

カモシカスポーツに寄り道してから宿へ。夜は松本駅周辺をぶらぶら

 

 

 

12月28日(火)

目覚めると布団の中から壊れたメガネが出てきた。あ~ぁ、最近どこか行くたびに壊したり失くしたりしてばかりだよ(涙)

 

 

 

さて、今日は宮崎に向けて帰る日。帰りは陸路で帰る。(カーフェリーが繁忙期で半額でなかったから)

ニュースでは彦根辺りの一般道で車が立ち往生していると言っている。高速道路情報を確認するとこちらも途中が通行止め。

急ぐ旅でもないし、ぼちぼちと帰りますか。

 

帰りの車中から見た木曽駒ヶ岳。下山後や帰る日になって天気が回復するというのは良くある話。

 

 

 

高速道路の通行止めが復旧したという情報を見て、12時に駒ケ根ICから高速に乗った。黙々と九州を目指してひた走り、翌日の16時に西都ICを降りた。仮眠、休憩を含めて28時間。さすがに疲れた。

残念がら山はぜんぜん計画どおりにはいかなかったけど、車を使った一人旅としては結構楽しめた。

 


2021冬山遠征(その1)

2021年12月30日 | 山歩きのこと

今年の冬の遠征は、西穂高岳と乗鞍岳に登ることにして準備を進めてきた。

ところが1週間前になって、一緒に行くことにしていたKさんが行けなくなった。仕方がない、一人で行って前日入りしているNさんと現地で合流することにしよ。

 

出発の前日、さらに悪い知らせ。

「数年に一度クラスの寒気 明日から日本海側中心に大雪のおそれ」だと!

 

なんてこった。どうしてこのタイミングでこうなるかねえー

まあ、いいや。もし山頂を踏めなくても冬の山小屋でまったり過ごすだけでもいいか。

 

 

12月25日(土)

19時10分発 宮崎発神戸行きのカーフェリーに乗船。(県民限定ありがとう割引15900円)

船上で一人ぼっちのクリスマス。幕の内弁当はわびしいけど気分はわくわくだ♪

 

 

 

12月26日(日)

7時30分、カーフェリーは定刻どおり神戸三宮港に入港。入港前に朝風呂に浸かって目をシャキッとさせた。これから名神、東海北陸道と走って、高山経由で新穂高温泉を目指す。

 

 

 

滋賀県に入った頃、ちらほらと雪が舞いだした。「おー今年の初雪だねえ」なんて余裕をこいて走っていたのも最初だけ。彦根辺りからは本降りの雪で積雪している。雪道の運転なんて慣れていない南国人だからもうおっかなびっくり。

ノロノロ運転でこのペースじゃロープウェイに間に合わんぞと思っていたら関ケ原を過ぎた辺りからは雪のない乾いた路面に戻った。ホッと一安心。

 

 

 

東海北陸道は思ったほど積雪はなくてほぼ予定通りに高山ICを降りた。高山から新穂高温泉のまでの山越えはまたずっと雪道。スタッドレスの感覚が大体つかめてきた。

14時15分。新穂高温泉に到着してNさんと合流。

 

 

 

それじゃあすぐに用意して出発しますか!

まず登山届を出しに行くと、「今、ロープウェイは止まってますよ」

えっ、まさか!(汗汗汗)

 

詳しい状況を確認しにロープウェイの切符売り場に行くと、今日の再開の見込みはないとのこと。

 

 

 

 

 

この天気だし、こうなることも少しは予想してたけど、まさか(涙)・・・。

ここに来るまで車内でさんざん聞いてきた天気予報によると、今日よりも明日の方がもっと悪い。明日に懸けて待つという選択もなくはなかったけどNさんと相談した結果、今回の西穂は諦めることにした。

出発前、今回は山荘で過ごすだけでもいいやと思って来たのに、山荘にさえもたどり着けない結果になるとは。

 

 

せっかくここまで来たのだから何か爪痕を残して帰ろうってことで、近くの露天風呂へ。

公園みたいなところの横にポツンと脱衣所と湯船だけがある無人の露天風呂。

 

 

猛烈に寒かったけど爪痕を残すために無理矢理入ってやったよ♪

 


高千穂峰

2021年09月11日 | 山歩きのこと

2021年9月4日(土)

 

先週の怪我はだいぶん癒えたけど首がまだ痛い。岩にぶつかったとき激しく当たったか変な角度で当たったのだろう。お陰でこの1週間ぜんぜん体を動かせていない。そんな訳で沢登りは自粛したけど久しぶりに山に登ることにした。

 

夕涼みを兼ねて前夜から高千穂河原に車中泊。夜はさすがにシュラフを羽織らないと寒いくらいだった。

 

 

 

夜中、ちょこちょこ車がやって来て、日の出狙いの登山者が早々に出発して行く様子が車外から伺えた。

僕は日の出狙いよりむしろ景色を見ながら登りたかったので4時30分に出発。山の中腹にはヘッドランプの灯りが見えていた。

 

 

 

石畳の道が終わって、山腹の登りに差し掛かる頃、空が少しずつ朝の気配を漂わせ始めた。

 

 

 

霧島市街の夜景とその先には桜島

 

 

 

ゆっくりと写真を撮りながら登って御鉢に着いた頃には完全に夜が明けた。

 

 

 

 

 

 

御鉢を終えて本峰の登りに差し掛かったところで振り返ると、ガスが御鉢を這うように流れて幻想的な雰囲気を醸し出していた。

 

 

 

6時25分登頂。天の逆鉾

 

 

 

夏といえどもこの時刻だと風が吹いたらTシャツでは寒いくらい。

 

 

 

30分ほど滞在して下山。もう御鉢を覆うガスは晴れていた。

ザレた登山道の下りでは、時折、足下がズルッと滑ってその度に首に痛みが響いた。

 

 

 

8時頃、駐車場に到着。日陰の斜面だったこともあってほとんど陽に当たることもなく涼しい時間に気持ちよく汗を流すことができた。


沢登りはじめました~ 三枚谷(祖母傾山系)

2021年06月13日 | 山歩きのこと
2021年6月6日(日)

 

今年は早く梅雨入りしたもののタイミングよく雨の降らない週末が続いていて、そうなるともう沢が恋しい蒸し暑さだ。

ということで、今年の沢登りはじめました!

 

ミドリマンさん、Kさんと3人で祖母傾山系、古祖母山北斜面の三枚谷に向かった。

 

 

8時ちょうどに尾平を出発。

入渓口までしばらく登山道を歩く。祖母山~天狗岩の稜線はいつ見てもカッコいいな。

 

 

 

真夏なら歩いて行く時点で汗がダラダラ流れて、横を流れる川にすぐにでも飛び込みたくなるところだけど、さすがにこの季節はまだそこまでないな。ていうかこの日はちょっと肌寒い。

 

 

 

25分ほど歩いて三枚谷の入口に到着。標高670メートル。沢の水に足を浸けるとキュッとする冷たさ~

今シーズン1本目、それでは登りましょうか! ワクワク♪

 

 

 

前半はウォーミングアップにちょうどいい感じの斜滝と手頃な段爆が交互に現れる感じ。

真夏なら水芯のバンドを滝に打たれながら登るような箇所も今日はなるべく濡れないように端を登る。

 

 

 

釜も浸からないように左右から巻いて滝に取り付いて・・・

 

 

 

それでもときどきシャワーを浴びて「あー濡れてしまったーーー!!!」って沢登りに来たんじゃないんかい?!

 

 

 

標高900メートル辺りで、高さ10メートルほどの顕著な滝が現れた。

ここも濡れないことを優先したライン取りをしたものだから、岩がヌメっていて怖えー

 

ロープを出して登るとそれなりに時間が掛かってしまう。3人が登り終えたときには体が冷え切ってしまって奥歯ガタガタ

 

 

 

次は視界の奥まで続く連曝。小鳥のさえずとも相まってなかなか癒される渓相だ。

 

 

 

 

 

 

陽だまりに出たところで休憩。沢に浸かりっぱなしの足の指先は感覚が麻痺している。日光浴が気持ちいい

 

 

 

一息入れたところでさて進みましょうか。寒さから回復した体をまた水に浸けるのは勇気がいるなあ。まあそれも一回濡れてしまうまでのこと。

標高1000メートルの二股では右股を選択した。

 

 

 

右股に入ると水量は減り谷が狭まってきた。ただ地形図のとおり斜度が立ってきて小滝が続く。

 

 

 

 

 

 

標高1100メートルの分岐を左俣に進むと水の流れはほとんどなくなった。そろそろ終焉か?

ところがヌメった足下がたちが悪い。しかも岩が剥がれる。足の指先で岩を掴むように力を入れて登らないとツルっといってしまう。

 

 

最後は浮石だらけのガレた谷を詰める。さっきまで寒さに震えていたのが嘘のように暑い。

 

 

 

最後、大きな岩壁にぶち当たった。これは登れないな。

巻き道を探して岩壁の下をリスキーにトラバースしていると、それほど大きくない岩を落としてしまった。下の見えない所から岩が転げ落ちる音。その音は大きな岩塊が落ちていく音へと変わっていった。どうやら大きな落石を誘発させてしまったみたい。ヤバイ

 

 

 

下から登って来ていたKさんに声を掛けると返事が返ってきた。良かった。ホッ

 

 

 

岩壁を高巻いて上に出ると谷を抜けた。そこから25分ほど樹林帯を登って登山道に合流。

沢登りの最後の詰めはいつも苦労させられるね。 12時15分、遡行終了。

 

 

今年一発目の沢、無事に登れて楽しかった。

ただ100%満喫するならやっぱり太陽がジリジリする真夏の日照りの日がいいね。