県の怠慢による浅野川の氾濫の情報収集・発信に忙しく、遅くなりましたが...
7月18日(金)に行われた、辰巳ダム裁判の第1回口頭弁論。
国側の「答弁書」は、本文たった5行。
第1 請求の趣旨に対する答弁
1 原告らの請求を棄却する
2 訴訟費用は原告らの負担とする。
第2 請求の原因に対する認否及び反論
追って準備書面により主張する。
鳥毛弁護団長が、「訴状提出から2か月、送達から1か月。それでたったの5行の答弁書か。引き延ばしはやめて誠意をもって対応せよ。裁判所は、被告の怠慢を許さない訴訟指揮を」と述べられました。
終了後のメディアの取材に対する国側の答え。「訴状が大部なので、検討に時間がかかる」。
国民の財産を強制的に取り上げる土地収用の事業認定を行ったからには、あらゆる角度から事業を検討して「問題なし」「収用に値する」と判断したはずで、どのような批判にも即座に答えられなければならないはずです。
私たちはこれまで、要望書や意見書、公開質問状などで辰巳ダム計画の問題点を指摘してきており、今回の裁判ではじめて主張した論点はありません。すべて、これまでに指摘してきたことばかりです。
当然、国は、これらの論点をすべて検討したうえで「収用に問題なし」としたはずで、すぐに答えられないのはおかしいのです。
今回、実質的な反論をなんらなしえなかったということは、国がまともな検討もなくただ漫然と事業認定を行ったことを示しています。
(H)
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