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今、歴史から考える

2017-08-15 11:21:33 | 講演学習会のお知らせ

    

 第29回の「Pネット講演・学習会」は、<「総力戦体制の中の教育」-今、歴史から考える->というテーマで、佐喜本愛さん(九州産業大学教員)に講演をしていただきます。

              <復活する教育勅語、銃剣道>
 今年の3月31日、安倍内閣は、天皇のために命を捧げることを謳った教育勅語を「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることは否定されない」と閣議決定しました。これに続けて、朝礼時の教育勅語の朗読を容認する国会答弁を文部科学省がおこないました。さらに文科省は、戦前の軍事教練科目、「銃剣道」を中学校保健体育(武道)に加えることを新学習指導要領に明記しました。教育現場では、来年度より現代版「修身」としての「道徳」が教科化されます。安倍首相との「黒い関係」疑惑の森友学園の塚本幼稚園では、園児たちに教育勅語を暗唱させ、「安保法制定よかったですね!」と唱和させていたことも明るみとなりました。いま、安倍内閣のもとで、かつての軍国主義教育が、次々と息を吹き返しています。

        <足早にすすむ「戦争のできる国」づくり>
 かつて、軍国主義国家・日本は、戦争に国民を動員するために、天皇のため・お国のために喜んで命を投げ出す精神を国民に植えつけました。ここで、大きな役割を果たしたのが教育勅語と学校教育でした。
 安倍首相は、2020年中に、いまの憲法を、戦争のできる内実のものに改定することをすでに表明しています(5月3日)。日本を「戦争のできる国」にしたい安倍内閣は、そのためにこそ、戦前の教育を復活させているのではないでしょうか。また、今日版の治安維持法といわれる共謀罪法を制定・施行したのではないでしょうか。

          <同じ過ちをくり返さないために>
 いま、朝鮮半島情勢が緊迫化しています。私たちは、二度と再び、戦争と暗黒社会の到来を許してはならないと思います。そのために、戦前、国民はどのようにして戦争に動員されたのかをふりかえり、教訓をつかもうではありませんか。そこで今回、軍国主義体制のもとでの教育がどのように行われたのかを研究されている佐喜本愛さんにご講演をお願いしました。皆さん、ぜひご参加ください。

日時 2017年9月9日(土) 14時~16時30分

場所 早良市民センター3階・視聴覚室

  (福岡市早良区百道2丁目2番1号・地下鉄藤崎駅下車)