Pネットブログ

原発もミサイルもいらない 9条を活かす九州ネットワーク

 「Pネット」のプロフィール

2008-03-07 19:34:38 | pネットの取り組み


 自己紹介いま 、「ミサイル防衛」というかけ声のもと、膨大な予算を投入しながら、宇宙空間にまで拡げた兵器の開発と導入がすすめられています。日本もこの「ミサイル防衛(MD)」システムの導入を積極的に推進しています。PAC3(地上配備型迎撃ミサイル)は次々に各地の自衛隊基地に配備されはじめました。SM3ミサイルを搭載したイージス艦も佐世保に配備され、最新鋭イージス艦の「あたご」はハワイ沖でのミサイル発射訓練をおこなった後の帰港時に漁船に衝突、二人の尊い命を奪いました。
 アメリカと共同する「MDシステム」の配備を日本が急ぐのはなぜでしょうか。私たち「はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク」は、憲法を踏みにじり、矢継ぎ早に既成事実化させられていくこの「ミサイル防衛」の問題を考え、声をあげていこうと発足した市民団体です。

2007年11月 Pネット発足!

 「PAC3」(パック・スリー)などという耳慣れないモノが福岡県に配備されるらしい--このことを知ったのは、「テポドン」の恐怖があおり立てられ、また先の安倍政権がアメリカに向かって発射されたミサイルを日本が撃ち落とすことを合憲化させようと有識者懇談会を設置させた頃でした。
 いろいろ調べるにつけ、私たちは、いま日本が「ミサイル防衛」計画をアメリカと一緒になって進めようとしていること、「2プラス2」以降、これが急速に現実化させられていることを知り、危機感を覚えました。
 特に、福岡県内には3ヶ所の自衛隊基地(築城・芦屋・高良台)に「PAC3」が配備されようとしており、SM3搭載のイージス艦「こんごう」も佐世保に配備されました。
 アメリカが欧州と日本とに築きあげようとしている「MD(ミサイル防衛)システム」はアメリカが他国を攻撃しやすくするためのものだといわれています。いわば「先制攻撃のための『盾』」として位置づけられています。決して「防衛」のためではありません。そして、アメリカを標的としたミサイルを撃ち落とす「MDシステム」の一環として「PAC3」と「SM3」搭載のイージス艦もあるのです。
 私たちは福岡が(日本が)ミサイル戦争の前線基地となることを見過ごすわけにはいきませんでした。「集団的自衛権の行使」を合憲化し憲法の改悪を先取りしようといういまの動きにストップをかけよう、各界の方々と協力し合ってこの問題を考え声をあげていく「ネットワーク」をつくろう、という声がおこり、準備を経て、2007年の11月17日に「はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク」が正式に発足。
 発足を記念したこの第一回目の講演会には、関心を寄せる多くの方の参加のもと、宇宙軍拡の問題の第一人者である藤岡惇さん(立命館大学教授)からの講演を受け、「ネットワーク」の世話人など今後の活動のかたちもつくられました。わたしたち「はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク」(略称 Pネット)は、九州から「PAC3」の配備にNO!の声を拡げていくために、今後も講演会やさまざまの活動をおこないます。九州・福岡に、日本に全世界に、「PAC3」はいらない・「MDシステム」はいらないのです。