オプションマスター“ウィザード”への道

ウィザードとは…魔法のように儲ける一握りのトレーダーにのみ与えられる最強の称号

ビギナーに昇格するために必要な能力

2006年04月30日 10時11分38秒 | カモの方々へ“カモからの脱却”
今までは抽象的、概念的な話をしてきたのでそろそろ具体的な話をしていこうと思います。前述のようにトレーダーが磨いていかなければならない能力は概ね以下の3つです。

  • 精神力
  • リスクマネジメント
  • 売買技術


以下、ビギナーに昇格するために必要なレベルを詳しく説明します。

①精神力

この段階で身につけるべきことは1つしかありません。過去の記事を読んでこられた方はもうおわかりなのではないでしょうか。それはズバリ損切りを100%の確率で執行することです。

“○○円の利益を出す”というのは自分の意志ではどうにもなりません。相場が決めることです。しかし“損失を○○円に抑える”というのは100%自分の意志で決めることができるのです(スリッページは無視していただいて結構です)。どんなに巨額な損失も初めは微々たるものなのですから…。

損切りは、注文が約定したことを確認したらすぐに逆指値の成り行き注文をあらかじめ出しておくという形で行うことをお勧めします。逆指値の指値注文もできるのですが、急激な相場変動が起こった時には約定しない可能性があります。指値注文より成り行き注文が優先されるため、自分の指値注文が飛ばされてしまうのです。また、価格が損切り水準に到達したことを自分の目で確認した後成り行き注文を出して損切る(要するに、手動の逆指値成り行き注文です)こともできますが、これはより高度な精神力のレベルが要求されます。今は逆指値注文をマスターすることに専念すべきです。

②リスクマネジメント

この段階での目標はレバレッジをかけないということです。言い換えれば、自分の投資資金以上のお金を動かさないということです。

このレベルにいる間は儲けることは期待できません。儲けることよりも自分を高めることに全ての力を注ぎ込むのです。間違っても今までの損失を取り戻すために大きなポジションを持つということはしてはいけません。

また、1回のトレードの損失を投資資金全体の1%以内に抑えることです。ここでの最大の目標は損切りを成功させる経験を積み、自分の自信とプライドを形成していくことです。そのためにはトレード回数を増やす必要があります。こまめに損切ることにより損切りの練習をしていくのです。

③売買技術

あくまでも目標は順張りで買うことをマスターすることです。しかし、上昇トレンドを見極めることは極めて困難です。そこで、発想を転換し、「下降トレンドでは買わない」ということを目標にします。

そこで、下降トレンドでは買わないためのルールを1つ設定します。それは、直前の5分足(10分足でも15分足でもいいのですが、僕はたいてい5分足を見ています)の高値を超えてくるまでは買わないというものです。5分前の高値も超えられない状況は、どう考えても上昇トレンドが発生しているとは言えないのではないでしょうか。誤解の無いように言っておきますが、直前5分足の高値を超えたからといって上昇トレンドになったと考えるわけではありません。「下降トレンドはそろそろ終わるのではないか?」程度のものです。ですから、直前5分足の高値を超えたから買うというわけではありません。直前5分足の高値を超えた後しばらく様子を見て、上げてきたら買うという感覚でいいのです。直前5分足の高値を超えた瞬間に買い注文を入れるというわけではありません。あくまで、直前5分足の高値を超えてくるまでは買わないのです。超えてきた後いつ買うのかはこの段階では“適当”で十分だと思います。

ちなみに僕もテクニカル指標が出す売買シグナルを元にトレードを行っているわけではありません。テクニカル指標はトレンドを把握しやすくするために使っています。何を判断基準に買っているのかといえば、結局のところ“適当”なのです。




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